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2012年6月28日 (木)

終わっていた。「アーティスト」

 このところ、当地(宮崎県の北端の街、延岡市)唯一のシネマ館「延岡シネマ」の上映内容が充実しているように感じる。

 何度もブログで書いたことだが、年に6、7回は、映画を見るために宮崎まで車で2時間もかけて行っていた。

 最近、映画館の支配人が変わった。

 本社勤務だった方で、若い(私にとって)女性だ。

 たまたま偶然か、それを機に私が見てみたいと思う映画がかかるようになっている。

 ホームページも復活している。

 最近見た映画は、「メン・イン・ブラック」(ブログアップ済み)

 これから見てみようかなと思っているのは、「スノーホワイト」 「わが母の記」「テルマエ・ロマエ」

 この3作は、宮崎まで見に行こうとは思わないだろうが、延岡で見られるのなら見てみたい。

 延岡シネマに私が見たい映画がかかりだしたことで失敗したことがある。

 それは、「アーティスト」を紹介しなかったこと。

 今年のアカデミー賞の作品賞、主演男優賞、監督賞、作曲賞、衣装デザイン賞をとった作品だ。

 特徴は無声映画。

 この映画を宮崎まで見に行ったのだが、宮崎の上映から1ヶ月ちょっと遅れて「延岡シネマ」でも上映された。

 そのことは、「延岡シネマ」のホームページを見つけたときに知った。

 私は、延岡で「アーティスト」が見られるのだったら、もう一度見たいと思っていた。

 それほど、いい映画だった。

 つたない私のブログを見てくれている人に、一人でも二人でもいいから見ることを勧めようと思っていた。

 それで、延岡シネマの上映と併せて紹介しようと思っていた。

 それなのに、私の勘違いで延岡シネマでの「アーティスト」は、もう終わっていた。

 だれにも紹介できなかったことが残念だし、もう一度見られなかったことが悲しい。

 映画の内容は、これから見るかもしれない人のために書かないが、「アーティスト」は私が今までに見た映画の中で、一番感動したといってもいい作品だった。

 無声映画で、声も音も出ない。

 音無しでどうなるものやらと思って映画を見はじめた。

 最初は、違和感があったし、たいして面白くないと思いながら見ていた。

 しかし、見終わって感動。

 「この映画を見て、本当に良かったなーーー」と思う映画だった。

 いっしょに映画を観ていた観客の多くが、私と同じ感動を感じているのをはっきり感じることができた。

  東京のような都会なら、まだ、どこかの映画館で見ることができるかもしれない。

   機会と時間があったら、東京まで行ってでも見たい映画だった。

  DVD化されたら、絶対に観ようと思っている。 

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