« 住宅街に古墳時代の田んぼの遺跡。当時の人の足跡も。調査期間、新築工事ストップ。 | トップページ | 大飯原発再稼働決定。消費税増税、3党合意。 »

2012年6月17日 (日)

「TAO(タオ) 宮崎公演」

 昨日、「TAO(タオ) 宮崎公演」に行ってきた。

 「TAO」というのは、和太鼓によるエンターテイメント集団だ。

 1部、三味線、琴、笛が加わったが、2時間の公演のほとんどが和太鼓の演奏だった。

 私は「TAO」を知らなかった。

 「TAO」の評判をインターネットで検索してみたが、道教の「タオ」という言葉の説明はあるが、宮崎公演に来た「TAO」についての記事は見つけられなかった。

 知らない私がなんで「TAO」の公演に行ったのかというと、懸賞でチケットが当たったからだ。

   当社の新入社員さんによると、チケットが手に入りにくいくらいの人気だという。

 懸賞で当たったものの、いまひとつ気乗りのしなかった公演だが、その一言で心置きなくいくことに決めた。

 会場は宮崎県立芸術劇場。

 5時会場の10分前に着いたのだが、駐車場がいっぱいで、駐車場所を探しす車が駐車場内をうろちょろしていた。

 それに混じって私もうろちょろすることになった。

 幸い空きが出て、なんとか開演前に車を停めることができた。

 会場に入ると、劇場の入口まで行列ができている。

 会場は、ほぼ満席。

 女性に人気があるようで、男女の比率は2:8といった感じ。

 直径2m以上もあるような大太鼓から、小太鼓まで、数多くの太鼓を取っかえ引っかえしての演奏だった。

 私の感想は、想像以下でもなかったが、想像以上のものでもなかった。

 2時間、音程の無い太鼓のリズムだけ。

 途中、コミカルな演技や、観客を演奏に巻き込む演出を取り入れて観客を飽きさせない。

 何年か前に全身青塗りにしてドラムだけのパフォーマンス劇団が話題になったが、その日本版といった感じを受けた。

 私の個人的な感想は、寿司屋で寿司を食ったあとのような気分に似ていた。

 私は、寿司は嫌いではない。

 嫌いではないというより、むしろ好きだと言える。

 だけど、寿司屋で寿司だけを腹一杯食べても、その後にハンバーグか焼肉みたいな物が食べたくなる。

 寿司は主人公は寿司米で、寿司ネタをいろいろ変えても、寿司米で腹が膨れることになる。

 結局、炭水化物だけの食事になるので、ハンバーグのようなタンパク質を身体が求めるのではないかと思っている。

 TAOに同じような感覚を覚えたのは、太鼓だけの演奏で満腹させられたからではないだろうか。

  来月開催される「シーガイヤ・ジャムナイト」の初日は「ジャズナイト」。

  なんと、日野皓正さんと渡辺貞夫さんが同じ舞台に立つのだ。

  野球で言えば、長嶋さんと王さんのような人だ。

  演歌でいえば、北島三郎さんと 八代亜紀さん。

  歌謡界だと、石原裕次郎さんと美空ひばりさん。

  少し若い人でたとえれば、B”sとグレー。

  もう少し若い人でたとえれば、浜崎あゆみさんと安室奈美恵さん。

  ジャズ界では、神様的な二人が宮崎に来る。

  是非とも行きたいと思っていたのだが、友達が少ない私は、いっしょに行く人がいない。

  野外コンサートに、おじさん一人というのはさびしいから、やめておこうかと迷っていたのだが、TAOの太鼓演奏を聞いていてジャムナイトに行くことに決めた。

 無性にジャズ ドラムの音が聞きたくなったからだ。

 TAOも悪くはないが、私はジャズドラムのスリリングな演奏の方が心がときめく。

 日野皓正さんのトランペットや渡辺貞夫さんのサキソフォンの演奏に、ドラムがリズムを刻む。

 それに、今年は11歳の天才ジャズドラマー鬼塚大我君も参加している。

 11歳が叩く、新鮮なドラムの音も楽しみだ。

 ジャズはなんとなく難しい音楽と誤解されているが、TAOと同じくらいか、もっと楽しめること間違いなし。

 ぜひ足を運ばれることをお勧めする。

 なんてったって、「ヒノテル」と「ナベサダ」だぜ~!

 

 

« 住宅街に古墳時代の田んぼの遺跡。当時の人の足跡も。調査期間、新築工事ストップ。 | トップページ | 大飯原発再稼働決定。消費税増税、3党合意。 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントのお返しありがとうございます。
それでは調子に乗ってもうひとつ。
太鼓についての感想は私も同一であります。
しかしながら寿司とハンバーガーの対比は私には思いつきませんでしたが、言い得て妙です。
私は生まれ故郷の釧路にいた時はローカルのバンドマンでした。
それでパーティなどで地元の太鼓保存会などと一緒する機会が良くありましたが、音量的な迫力は凄いが、なんだかな~という思いでした。
さて、私は1969年にヤマハライトミュージックコンテストに札幌地区代表で北海道大会に進出した時にゲストがナベサダだったので控え室まで押しかけてサインを頂いたのを覚えています。
ヒノテルといえば、残念ながら鬼籍に入った弟の元彦のドラムは凄かったですね。
ではまたコメントさせていただきます。

私は熊本で5月にあったTAOの公演を観ました。私は素晴らしいと感じましたが感性や価値観は人それぞれだと思うので仕方ないですね。ジャズ、ポップス、演歌、民謡、ロック、ぜ~んぶ好きよ。なんていないと思います。今度チケットが当たったらその分野が好きな大切なお友達にプレゼントしてあげてください。

コメントありがとうございます。

私も、TAOがつまらないとい意見ではなかったんですけどね。

家内と行ったのですが、「良かったね」と言って帰って来たんですよ。

今度チケットが当たったらプレゼントしようと思います。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「TAO(タオ) 宮崎公演」:

« 住宅街に古墳時代の田んぼの遺跡。当時の人の足跡も。調査期間、新築工事ストップ。 | トップページ | 大飯原発再稼働決定。消費税増税、3党合意。 »

2023年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
無料ブログはココログ