大津市いじめ自殺事件に思う。最強者はテレビ。
大津市いじめ自殺事件には、私がいつも感じている現代の見えざる力を感じさせられる。
被害届の受理を3度も拒否した警察が、教育委員会と学校に家宅捜査に入った。
被害者が死亡しているので捜査は難しいと言って頑に何受理を拒んでいたのは何だったのだろう。
学校と教育委員会が批判のやり玉にされているが、警察の態度も大いに批判するに値する。
捜査員を大挙して家宅捜査に入るような事件だったのに、被害届を出しても受理しなかったことにも、もっと目を向けるべきではないのだろうか。
毎日のようにカメラの前に引きずり出されて、つじつまの合わない言い訳をしている教育委員会と学校の信頼はずたずたが、被害届を受理しなかった警察官やその関係者もテレビの前に引っ張りだすべきではないか。
それにしても、改めてテレビの力の巨大さを再確認させられる事象だ。
テレビが標的と定め、一斉に追求を続けると、何事でも動く。
テレビは、視聴者の風を読み、風が起こると見るや、そよ風を嵐にも竜巻にもできる。
現代の最強者はテレビ。
それに操られて加勢しているのは視聴者である私たちであることの怖さを改めて感じさせられた。
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本当にそうですね。
ちなみに私はテレビは観ません。
視力が弱いということもありますが基本的につまらないからです。
事件を面白おかしく脚色している感があるからです。
社会に対しての使命感を盾に、この時とばかりにやりたい放題は如何なものかと…
投稿: 藤按 | 2012年7月14日 (土) 07時01分