一瞬たじろいで、そして嬉しくなった、梅雨明けのできごと。
今日、九州地方が梅雨明けしたという発表があった。
私は、梅雨ってのは南から開けていくものと思っていたもので、関東その他で梅雨明けしたというのを聞いて、九州も梅雨明けしているものだと勘違いしていた。
今年は、九州南部の梅雨明けが一番最後になってしまったようだ。
梅雨が開けて、久し振りにからっと晴れたので、今日の外出の用事はすべてバイクで出かけた。
太陽の日差しを感じながら走るのも久々のこと。
空気が乾燥しているから、日差しは暑いが、走行中は身体に過ぎる風が心地よい。
免許を取るのに悪戦苦闘したバイクだが、免許を取って1ヶ月、だいぶ運転にも慣れてきた。
今日は、それでちょっとした事件があった。
市街地の交差点でのこと。
私は信号待ちをしていた。
信号が青に変わり、その交差点を左折しようとしたのだが、左折方向の横断歩道を若い男女が渡り始めていた。
二人とも髪を金色に染め、はではでな服装をしている。
後ろ姿で「ヤンキー」ってわかるような風体だった。
じゃれ合うように横断歩道を歩いている。
クラクションをならそうとしたが、その異様な格好に気後れして、停車してやり過ごすことにした。
すると、若い女の子が私に気づき、振り向いてこちらをじっと睨んでいる(ように見えた)。
女の子の視線に気づき、男も振り返って私の方を睨んでいる(ように見えた)。
それで私は、「何じろじろ見てるんだよー!なんか文句あんのかー?」と言いたい気持ちをじっと抑えてながら、なぜかパンクブーブーの漫才を思い出したりしていた。(わかる人はお笑い通)
二人が一瞬横断歩道で立ち止まり、私の方を見つめている。
なにか言いたそうだ。
私は、ヘルメット越しだから、かろうじて冷静に見返すことができていた。
首だけで振りむいていた女の子が、身体を反転させてこちらを見た。
金髪に、ど派手なお化粧をしている。
私のバイクに視線をやり、下の方からじわっと見上げてきて、私の全身を無遠慮に見つめている。
もろに視線が合ってしまった。
やはり、私に何か言いいたいようだ。
クラクションを鳴らしたわけでもない。
「なんだろう?」面倒なことにはかかりあいたくない。
彼女は、けたたましく大きな声で叫び声をあげた。
「チョー かっこいいーーー!」
予想外の言葉に、「ありがとよ」と軽く手を振り、私はバイクでその場を後にした。
おじさんには、気持ちの良い梅雨明けになった。
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