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2012年7月25日 (水)

何のためだったのか、地デジ移行。新サービスも、周波数の有効活用も進んでいない。

 地上デジタル放送(地デジ)に移行して1年が経った。

 一般国民には、良く理由がわからないままに押し進められた地デジだった。

 なんの不便も無くテレビが見れていたのに、どうしていっきにデジタル放送にしなくてはいけないのか、私にはわからなかった。

 日本中で、まだ使えるテレビを廃棄した。

 国家的大事業として無理やり地デジに移行された。

 ひとつの理由として、電波の周波数のわくが足りなくなるということだった。

 デジタルへの移行で、テレビ放送に使う周波数は3分の1に減った。

 開いた帯域ではデジタルラジオや高度道路交通システムなどに活用する予定だったが、開始のめどがたっていない。

 4月に始まる予定だった携帯向け新放送「NOTTV」対応端末は、ドコモの4機種のみ。会員数は、たったの6万人。

  デジタル移行へのもうひとつの理由が、デジタル放送で可能にる双方向通信にあった。

  映像とともに文字情報を送信したり、視聴者が番組に参加できるというものだ。

  しかし、視聴者参加番組は減少している。

  また、1つのチャンネルを複数の映像に分割し、視聴者が選択できるマルチ編成というやつも低迷している。

  マルチ編成とは、一番には、時間が読めない野球放送を想定したサービスだったが、野球放送の枠そのものが縮小しているからだ。

  マルチ編成の一番の利点が、延長になった野球放送を見るためだったなんて、それで日本中でテレビが買い替えさせられたなんて、あきれて何も言えない。

  聞くところによると、地デジ化事業では8兆円という膨大なお金が動いたという。

 一般庶民のあずかり知らないところで、どんなお金の動きがあったのだろうか。

 テレビ大好きおじさんとして、地デジ放送になって何か良いことがあったかといえば、良くなったことは全く無い。

 悪くなったことは、いくつかある。

 まず、テレビを買い替える費用がかかったこと。

 一番腹立たしいのは、今まではリモコンの電源を入れるとすぐにテレビがついていたのに、デジタルになってから起動に時間がかかること。

 それに、当地(宮崎県の北端の街、延岡市)では地上放送はNHKと教育テレビ、それと民放2つかしない放送(も)過疎地なので、有線テレビが必需なのだが、有線テレビの利用が不便になった。

 デジタル化にともない、有線テレビのチャンネルが増えるというふれこみで、毎月の視聴料が増額された。

 たしかにチャンネルは増えたのだが、チャンネルが増えすぎたことによって、今まで配布されていた番組一覧表が廃止された。

 デジタル化されて、テレビの文字情報機能で各チャンネルの放送内容はわかるのだが、一覧性がないので番組表としてはすこぶる不便だ。

 アナログのときも多チャンネルだったが、見るチャンネルは決まっていた。

 しかし、チャンネル数が膨大に増えたことによって、チャンネルを覚えきれない。

 覚えきれないほどのチャンネルがあるのに、チャンネル案内の一覧表すら用意していない。

 おまけにである、デジタル放送化による、テレビ視聴困難世帯が全国に16万世帯もいるというのだ。

 今まで見ることのできていたテレビが、見られなくなった人が40万人くらいいるのだ。

 地デジ化は、なんのために実施されたのか、改めて疑問に感じた、地デジ化1周年だった。

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