野田さんも小沢さんも文字どおり、命をかけている。
もめにもめていた消費税増税法案だったが、野田総理の執念で衆議院をとおした。
とにかく野田総理は、消費税増税だけはぶれずに押し切った。
それが良い結果になるのか悪い結果になるのかはわからないが、とにかく歩を一歩進めた。
なにごとも決められない政治からの脱却だと思えた。
それなのに、その後のごたごたは何なのだろう。
党の決定に反対なのだから、総理は迷うことなく党籍を剥奪するべきだろう。
一方の小沢さんは「「離党するぞ」「離党するぞ」と脅かしているが、さっさと離党すれば良い。
それに、小沢さんはマニフェスト違反は遺憾と言っているけど、政権交代するときのマニフェストは違反だらけじゃないか。
ガソリン税の暫定税率撤廃は小沢さんの肝入りだったはず。
「国民との約束」「国民との約束」と言うけど、そんなに国民を大事にするのなら、世論調査で国民の大半が小沢さんは辞めてもらいたいと言っているのだから引退されてはどうか。
自ら辞めると明言したのに辞めない元総理が許される国だから、政治屋はなんでもありだ。
こんなにあけすけに自分の言葉に責任をとることのない政治屋さんたちの、何を信じればいいのだろう。
「命をかけて」というのは政治屋さんたちの常套句だが、「国民のために命をかけて」いる政治家の姿を見たことがない。
しかし、このところのテレビの画面で見る政治屋さんたちの姿からは「命をかけている」のがひしひしと伝わってくる。
国民のためではなく、自分の生活のかかっている国会議員の職にとどまるために、文字どおり「命をかけて」いる。
政治屋さんたちが自分のためには「命をかけている」姿に怒りと悲しみを覚える。
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