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2012年7月22日 (日)

いじめを減らすには、「いじめ」という言葉を捨てることだ。

 大津市いじめ自殺事件の報道はおさまる様子がない。

 今日の朝日新聞の社会面では、飛び降りの強要と、現金要求の目撃証言者が現れたことが報じられていた。

 そして同じ面に、埼玉県草加市で、「飛び降りないなら金をよこせ」と迫られ、公舎の高さ3メートルのひさしから飛び降り、腰と胸の骨を折るケガをしたという事件の記事と、宮崎県西都市での高校生の集団暴行事件の記事があった。

 宮崎の事件は、男子生徒の髪の毛をつかんで川に入らせ、頭を水中に沈めるなどしておぼれさせ、一時意識不明になったという事件だ。

 その様子は、いっしょにいた生徒が携帯電話で動画撮影していたというのだ。

 大津の事件も、この二つの事件も、これは「いじめ」という範疇を超えた刑事事件そのものだ。

 町を歩いていて、ヒトのほっぺたをひっぱたいたら傷害罪だ。

 窓から飛び降りろと強要することは、場合によっては殺人未遂罪に問われることもあるだろう。

 通りがかりの人に「金をくれ」と迫ったら、間違いなく恐喝罪だ。

 それが学校で行なわれると、なぜ「いじめ」と言われるのだろう。

 マスメディアが、本気でいじめを無くそう(私は、「いじめ」を無くすことはできないと思っているが)と思うのだったら、まず「いじめ」という言葉を使うことを辞めることだろう。

 「○○学校において、金品を強要する恐喝事件が発生した」「集団で、殴るけるの暴行事件が起こった」という取り扱いをするべきだ。

 死に追い込むような言葉の暴力についても、それは「いじめ」ではなく傷害事件として認識するべきだろう。

 学校や教育委員会の隠ぺい体質を糾弾しているが、マスコミが学校関係者に言うべきことは、今回起こったような事件は、「いじめ」ではなく刑事事件が起こっているのだということを強く認識させることだ。

 

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