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2012年7月 5日 (木)

逆効果になりはしないか?小沢新党名「国民の生活が一番」

 小沢グループが、会派「国民の生活が第一・無所属の歩」を届け出た。

 新党の党名を「国民の生活が第一の党」としたいらしいが、これって逆効果じゃないのだろうか。

 「壊し屋」の異名をとる小沢さんだが、経歴をながめてみると実にその名の通りのだ。

 27歳で初当選。

 47歳という異例の若さで自民党の幹事長に上り詰めた。

 しかし、自民党内の派閥争いから、平成5年6月、造反して宮沢内閣不信任案に賛成票を投じ、その後自民党を離党し新生党を結成した。

 新進党はその年の総選挙で大躍進をした。

 同じく総選挙では、自民党を離党して結成された新党「さきがけ」や、細川さんを党首にして結成された「日本新党」が大躍進し、社会、民主、公明を交えた8党で非自民の細川連立内閣が成立したのは印象に深い。

 もともとも政策のことなる政党が、非自民の旗の下に集まっただけの細川内閣は最初から党内闘争の開け暮れだった。

 その争いの中心には、いつも小沢さんがいた。

 小沢さんは、争いの度に党を割り新党を結成するということを続けていたような気がする。

 その詳細は良く記憶はしていないが、新政党、新進党、自由党、そして民主党という流だったと思う。

 外から見ると政争としか思えないが、抗争が起こるたびに「日本のために」「国民のために」と言う言葉を聞かされた。

 自民を出て非自民で内閣を作ったかと思えば、自分の思い通りにならないと党を割り自民とくっつく。

 先の総選挙において、民主党で、やっと政権をとったと思っていたら、参議院選で大敗しねじれ国会となった途端に、自民党との大連立をはかったことは記憶に新しい。

 「日本のために」「国民のために」という言葉は、自分の政権争いの道具でしかなく、選挙のための責任のない言葉でしかない。

 今回、反増税を公約に掲げていたが、いつの間にか「反原発」までが公約に加わっている。

 「反増税・反原発」は国民を喜ばせる政策には違いないが、小沢さんが国民のためにこれを公約に掲げて戦っていると思う国民は極少数派だろう。

 次の選挙に向けての戦略だと、多くの国民が感じている。

 「国民の生活第一の党」なんて白々しい党名は、かえって小沢さんが選挙のためにしか政策を行なわないことを強調してしまうように思うのは私だけだろうか。

 どうせ、生きるも死ぬも今度の選挙が最後という最後のあがきなのだろうか。    

 

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