批判は易く、行なうは難し
中国人の尖閣列島上陸事件については、出入国管理法違反による強制送還とした。
17日には、野田総理は「領土問題は国家主権に関する問題なので、『不退転の決意』で体をはってのぞむ」と言っていたらしい。
「不退転」の覚悟や決意がお好きなようだが、消費税増税以外のことには、すべてが腰砕け。
野田さんは、かつて、尖閣列島上陸事件で強制送還を決めた小泉総理を「弱腰」だと批判していた。
その時の野田さんの映像もテレビで報じられていた。
6年前のことで、顔も今より随分若々しく毅然として、頼もしく見えた。
映像は残酷だとも言える。
その野田さんが、同じ事件に遭遇して、「不退転」の決意で決定したのは自らが厳しく批判していた強制送還という処置だった。
どの面さげて、堂々と舞台に立ち続けることができるのだろうか。
私にはその心境がわからない。
私だったら、恥ずかしくって恥ずかしくって、引きこもってしまいたいところだ。
私の中学校の正義感をもって私が実行するだろうことは、潔く「あの時は批判したが、あの時も今回も強制送還という措置が国家にとって最良の策だと思い至りました」と表明することしか考えられない。
批判は易く、行なうは難し、である。
そして、過ちてあらためざる、これを過ちという、である。
私は、政治家としての資質にかける人間だと、つくづく思う。
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