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2012年8月16日 (木)

松本薫選手と、党メダルの海老沼匡選手のじゃんけん

 今朝のワイドショーで、金メダリスト・松本 薫選手と、銅メダルに輝いた海老沼 選手が15日、宮城県東松島市の被災地を訪問したこと報道していた。

 この二人のステージ上での意外なやり取りが面白く取り上げられていた。

 やおら、二人が始めたのは「ジャンケン」。

 ジャンケンで決めたのは、あいさつをする順番だった。

 微笑ましい話題だと思いながら観た。

 しばらくしてチャンネルを回すと、他局でもまったく同じシーンを同じシチュエーションで取り上げていた。

 どちらの局も「意外なやりとりがあった」と勿体をつけておいて、場面を展開してジャンケンするところをアップで取り上げるというやり方だった。

 その後の松本選手の喋りも同じような取り上げ方。

 同じ会場で取材をしているのだが、同じ感じ方をして同じ重要度で報道していた。

 日本のワイドショーニュースはまったくの金太郎飴状態。

 香港の活動家の尖閣列島への不法上陸問題も、また同じ。

 違う視点、違う切り込み方をするテレビ局がない。

 社会評論家の大宅壮一さんが、55年も前にすでに「テレビは紙芝居同様、否、紙芝居以下の白痴番組ばっかりで、『一億総白痴化運動』が展開されている」と論じておられた。

 同じ時期に、松本清張さんも「将来、日本人が一億総白痴になりかねない」と言っておられる。

 まさに、その予言の通りに進行してきている。

 かくいう私も、テレビ依存症ぎみで、そんなテレビからはなれられずに白痴化しつつあることを自覚している。 

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