実現している、ドラエモンの「ひみつ道具」
日経新聞に面白い記事があった。
漫画の中の空想でしかなかった、ドラエモンの「ひみつ道具」が、いくつも実現されているというのだ。
その一つが「フエルミラー。鏡に映すとモノを2つに増やすことができるという装置だ。
これは、インクジェットで樹脂を塗り重ねて3次元の立体物を作るプリンターで実現している。
僕は、以前テレビの番組でこのプリンターを見たことがあるが、パソコンからの設計図を送ると、普通のプリンターの感覚でヘッドが動き、樹脂を塗り重ねていって立体のモノができあがるという代物だ。
お店では手に入らない器械の部品を複製したり、好みのデザインの洋服のボタンを作ったりできる。
3次元データを無償公開している海外サイトにアクセスすれば、携帯電話カバーを気分にあわせて毎日印刷することも可能になるというもので、「フエルミラー」が実現されていると言ってもいい。
その他に実現されている「ひみつ道具」をいくつか紹介しよう。
まずは、「糸なし糸電話」。糸がなくても会話ができる電話。
これは携帯電話で実現している。
「トレーサーバッジ」。バッジをつけている人の場所がわかるというもの。
これはGPS機能で実現している。
「透明マント」。覆ったものが見えなくなる。
これは、再帰性反発材を使うことで可能。
実現間近なのが、「ほんやくコンニャク」。食べると各国の言葉で会話が可能になるというもの。
NTTドコモが、スマートフォンの会話を英語や中国語に自動翻訳する「通訳ケータイ」を年内に実用化することになっている。
クラウドコンピューティングを使い、サーバーを介して音声を認識し、最大10カ国語に翻訳するというものだ。
実用テストをやっていて、2~3秒の時間差はあるが簡単な日常会話ならかなりの確率で通訳できるらしい。
素晴らしきかな、人間の英知といった感じ。
ちなみに、私はドラエモンについてはアニメも漫画も余り見ていないので、詳しくは知らなかったのだが、この記事でドラエモンのことを知った。
ドラエモンは今から100年後の2012年9月3日に誕生したネコ型ロボットで、22世紀の世界から現代に来ているとのこと。
ドラエモンの「ひみつ道具は」100年後の未来から持ち込んだ道具だというわけだ。
ドラエモンの作者は、故藤子・F不二雄さんだが、藤子さんが想像していたより速いスピードで夢が実現しているようだ。
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