医療の電子化で医療費削減。理想と現実。
総務省は、医療の電子化で医療費の削減効果が約1000億円にとどまると試算しているというニュースが目にとまった。
医療は総務省の管轄外ではないかと思ったが、情報通信の旗振りをしている総務省が情報通信技術で医療費の削減を目指していたらしい。
計画では、電子カルテや遠隔医療を活用をすることによって、最大3兆円の削減効果があるという計画からすると30分の1の効果しかないというわけだ。
電子カルテの導入により、医療機関が患者の情報を共有し重複した検査や投薬を回避することによって2200億円の削減ができるとしていたようだが、情報通信を使った医療を実践する病院はごく少数派だという。
遠隔医療の実現という中に、保険指導を充実させて疾病の悪化を防ぐことによって3300億円の医療費の削減効果を期待していた。
私は、医療も政治もずぶの素人だが、ずぶの素人の考えでは、総務省の理想の計画は実現不能の計画に思える。
だってそうでしょう。3兆円の医療費の削減をするってことは、医療業界の収入を3兆円少なくなること。
病院巡りをするお客さん(患者さん)の検診を削減することは、すなわち病院の売り上げを減らすってことにナルンじゃないかな。
遠隔医療だかなんだか知らないけど、保険指導ってのは医者がするのか、保健士みたいな資格者がするのか知らないけれど、病人を減らすってことは、これまた病院の売り上げ減でしょう?
そんな計画に協力するような開業医は、それは少数派に決まっているでしょ。
と、単細胞で頭が悪くて、俗世間のあかにまみれているおじさんには、総務省のエリート官僚の計画は机上の理想論であって、そんな実現できない計画のために情報通信技術導入に数千億円の予算をぶち込むんではないかと気がかりで、考えていると眠れなくなりそうだから、これ以上考えないことにして早めに寝ることにしよう。
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