赤信号でも渡っても良い場合がある。中山教授。
写真に写っているのは、当地(宮崎県の北端の街、延岡市)の商業ビル「ココレッタ延岡」。
中心街活性化のため、閉まったままになっていたデパートの跡地に、市の肝入りで作られた商業集合ビルだ。
今日の話は、このビルのことではない。
この写真に写っている横断歩道についてだ。
前々から書こうと思っていつつ書きそびれていたのだが、ノーベル賞をもらった山中教授の高校生時代のエピソードを聞いてことが、これを書くきっかけになった。
この横断歩道、ご覧の通り、一番狭いところは2メートル半くらいしかない。
しかも、画面の左側に向かう道路は、ご覧の通りカラー舗装で、歩行者優先道路になっている。(見事に人の姿が見えないが(゚ー゚; )
短い私の足でも3歩半で渡れるくらいの短い横断歩道なのだ。
この横断歩道には歩行者専用の信号機がついているのだが、私はいつもそれを無視している。
歩行者専用道路で車が進入して来ない横断歩道だから、まったく危険はない。
それなのに、この信号を待つ人が、少なからずいるのだ。
そして、そんな人たちは信号を無視して渡る私に、ならず者を見るような視線を送ってくる。
気の弱い私は、引かれ者になったような気持ちで、早足でその場を立ち去ることになる。
いつだったか、この道路を中学校の同級生と歩くことがあった。
例によって私は赤信号を無視してこの横断歩道を渡ったのだが、かの同級生は立ち止まっている。
「ここは車が来ないから信号は待たなくてもいいよ」という私に、「法律に携わる行政書士でもある君が(私は行政書士の看板もあげている)法律を破るとはなにごとか!」といって立腹していた。
この友人のように律儀に法律を守って赤信待ちをする人が、実に多いのだ。
私は、信号ってのは安全に通行するためにあるであって、まったく車が来ていないときは無視していいいんじゃないかと思っている。
車を運転していても、信号を無視していいと思うような状況もあるけど、巡りさんが飛び出してくるような気がして、いらいらしながら信号を待つ。
停車する意味もない信号とか一端停止の箇所に限って、お巡りさんが潜んでいて、善良な市民を犯罪者にしたて上げようとしている。
つかまると罰金はとられるし、点数も引かれるので、しかたなく意味もなく信号が変わるのを待つことにしている。
こんな不埒な考えを持つのは、自分がへそ曲がりなのかもと思っていた私にとって、ノーベル賞の山中教授の嬉しいエピソードを知った。
山中教授は、「赤信号で車が来ていないのに待っている人になってほしくない」という、高校の時の先生の言葉を胸に刻みつけていると言うのだ。
法律を守るのは大事だが、杓子定規の判断しかできないような人間になってもらいたくないということなのだろう。
私が言うと屁理屈だが、山中教授が言うと真理だなあ。
私に苦言を呈した同級生にも、この話を聞かせるつもりだ。
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