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2012年11月 1日 (木)

白熱灯に続いて、蛍光灯も無くなる!

 先日、白色電球を交換しようと思って、大型電器店に電球を買いに行ったが、電球を置いている棚はLEDで埋めつくされていた。

 店内を探し回ったのだが、白色電球は置いていなかった。

  管理している貸家の電球交換をサービスでやってあげようと思ってのことだったのだが、1個1500円以上もするLED電球を3個も4個もサービスで交換するわけにはいけない。

 こんなことで家主の了解を獲るのも面倒で、近くの100円ショップに行ってみたら2個セット100円で置いてある。

 その日は、それで間に合わせた。

 最初に行った店は、当地(宮崎県の北端の街、延岡市)で一番大きな電器製品の量販店だったのだが、専門店だからこそ白色電球を置いていないのだろう。

 思いもかけない事実に唖然としたのだが、今日の夕方のニュースを見ていて合点がいった。

 なんと、政府は2030年までに国内のすべての照明をLED電球に置き換える方針だそうだ。

 政府の指導で、白色電球だけではなく蛍光灯まで、消し去られようとしているのだ。

 環境対策のためだというが、政策で押しつけるべき問題なのだろうか。

 強制されなくても、消費者は、安くなってきたLEDに置き換えてつつある。

 商品の選択は消費者にまかせるべきではないか。

 消費電力がLEDの5倍であっても、白色電球がマイナーな照明器具になって、生産するメーカーが少なくなって、白色電球が稀少な高額商品になっても、白色電球の暖かい光を求める人もいてもいいのではないだろうか。

 直近の事例で、政府は、日本中のテレビを廃棄させてデジタル化させた。

 我が家では、デジタル化の恩恵はまったく感じない。

 画像が鮮明になるというふれこみだったが、我が家では、むしろ、テレビの映りが悪くなった。

 加えて、テレビのリモコンが複雑になって、思うように操作できない。

 デジタル化による効果の一つであったテレビの双方向通信も、インターネットの普及で、計画倒れに終わりつつある。

 国民の多くは、その必要性を感じないまま、テレビの買い換えを強制され、一時的に電器メーカーの懐を潤したかもしれないが、その反動で今、日本の電器メーカーは死にかけている。

 テレビのデジタル化は、テレビ局がアナログとデジタルの両方を運営する負担には耐えきれないことから、一気に切り換えなければならなかった。

 しかし、照明器具のLED化は、消費者と生産者の、自然の流れにまかせてもいいのではないか。

 国会も、行政政府も、チキンゲームに終止していて、まったく機能していないように見えるが、国民に負担をしいることだけは進んでいくように感じてしまう。

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