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2012年11月19日 (月)

印鑑証明書添付の委任状より認め印を大事にする市民課

 今日私は、市役所で納得のいかない処理に遭遇した。

 遠方におられる所有者(売主)に代わって、売却物件の固定資産税の評価証明書を取りにいった。

 所有者には、私を売買契約の代理人とする委任状をいただいている。

 委任の目的は、売買契約の締結、手付金の受領、評価証明書、税額証明書の取得と記載してある。

 印鑑は実印で印鑑証明書を添付している。

 その委任状をもって、市役所に固定資産税の評価証明書をとりにいったという次第。

 固定資産税の評価額が所有権の移転登記や不動産取得税の計算の基礎となるので、売買前の諸経費の計算に必要なのだ。

 委任状の目的に評価証明書の取得が入っているのだが、売買契約締結と手付金受領の際に、この委任状を明示して契約をしなくてはならない。

 それで、市役所の窓口で委任状と印鑑証明書を確認してもらい、評価証明書取得の申請書を提出した。

 窓口に、委任状と印鑑証明書は売買契約締結の際に使うので、原本確認の上コピーをとって原本は返してもらいたいと申し出ると、委任状の原本をもらわないと評価証明書は出せないと言う。

 評価証明書を取ることによって所有者に損害を与えることはない。

 だから、所有者の印鑑は認め印でも発行してくれる。

 認め印なんてやつは、ダイソーで100円で売っているわけで、所有者の了解をもらってなくても評価証明書はとれるのだ。

 私の場合は実印を押した委任状をあずかっているのだから、所有者の了解をもらっていることは間違いないのだ。

 所有者に了解をとらずに認め印で証明書を発行することの方が、市役所が本人確認もせずに発行したということで責任をされる可能性がある。

 そんな理屈をこねて、お互いに不愉快になるより、認め印で処理した方が精神衛生上はずっとよろしい。

 あっさり引き下がって、ダイソーで100円の認め印を買って評価証明書を取得した。

 所有者は遠方で、すぐには認め印をもらえるはずもないのだけど、すんなり証明書の交付を受けられた。

 自筆でない署名と認め印では法的には無意味とも言えるのに、赤い朱肉をありがたがる輩の多いこと。

 おかげで、印鑑の代金105円と、ダイソーまでの往復のガソリン代が80円、そしてそれに費やした20分の時間の損害を受けた。 

 

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コメント

僕は委任状をカラーコピーして出してますよ。「それコピーでしょ」とか一度も言われたこともないし、形式にこだわっている彼らですから言わないと思います。あと印鑑証明も出してませんよ。認め印最強w

カラーコピーも見抜けないアホな窓口が権限を持ってるなんて世の不幸。

ボクは、実際は裏ワザがあるのだけど、
公開すると規制されるかもしれないから、
こっそりやってます。

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