逆効果じゃないのだろうか。民主党の政権広告。
今朝の朝日新聞に民主党の政権が掲載されていた。
誌面一面を貸し切っての広告だ。
15㎝四方の大きな活字で、動かすのは「決断」とある。
そして、それに続いて決意文。
曰く、「前へ進むのか、後ろに戻るのか」。
私は、少なくとも民主党よりはいいと思っている。
続いて、 「日本は今、国のかたちを決める大きな岐路に立っています。道半ばの改革をさらに進めていくのか。しがらみと既得権益の古い政治へと逆戻りするのか。」とある。
これは、自民党に政権を戻してもいいのかということなのだろうけど、私は少なくとも民主党に政権を持たせるよりはましだと感じている。
「道半ばの改革をさらに進めていくのか」なんて言っているけど、改革なんて半ばまできていないではないか。
自民党政治を、「しがらみと既得権益の古い政治」と言っているが、民主党がやったことは、古い政治が持っていた既得権益に新たに新規権益を積み重ねただけだった。
さらに、広告の決意文は続く。
「私たち民主党は、ぶれずに、逃げずに、真っ正面から、国論を二分するような大きな課題に立ち向かいます」
「やりましょう。前に進めましょう。動かすのは、あなたの決断です」と締めくくっている。
民主党は、本当に「ぶれずに、逃げずに、真っ正面から、大きな課題に立ち向かってきた」と思っているのだろうか。
政権発足当初の鳩山さんの普天間移設問題にはじまり、最後の野田さんの「うそつき解散にいたるまで、ぶれっぱなし、逃げ続けだったではないか。
「動かすのは、あなたの決断です」という結びの言葉が、民主党にまかせられないという決断を勧めているようにしか思えない。
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