AKB峯岸みなみさん、丸刈り謝罪映像。
AKBの峯岸みなみさんが、坊主頭で謝罪するユーチュブの画像が大きな話題になっている。
峯岸さんは美人系ではなく(私見であることをお詫びします)、軽妙なトークが売りでバラエティー番組への主演が多いタレントさんだ。
今どき珍しくなってしまった黒髪のロングヘアーだったから、丸刈り姿は衝撃的だった。
この問題を、今日の朝日新聞が報じていた。
丸刈りになった姿と、以前のロングヘアーの写真をつけて、結構大きく扱っていて、AKBが社会現象とも言われているのを象徴するかのような記事だった。
当然テレビでは大騒ぎになっていて、丸刈り頭で涙をながしながら謝罪する姿がくり返し放映されている。
私も、最初にその映像をみたときには、びっくりした。
何事だろうとつい真剣に見てしまった。
恋愛禁止が暗黙のルールになっているAKBのメンバーでありながら、男性タレントとの交際が週刊誌で報じられたことに対してのお詫びだった。
そのときの私の感想は、私にとってはどうでもいいことだけど、ファンにとっては裏切り行為になるのかなという程度であった。
恋愛は禁止を守っているということにしているのだから、こんな簡単にばれないようにやるべきだよな、なんてことも思った。
しかし、「誰にも相談せずに坊主にすることを自分で決めました」なんて言っていたが、この言葉を聞いたときには、頭の中で「そんなことあらへんやろーーー」と漫才の大木ひびきの声こだましていた。
ということで、この新聞記事についてはすでに知っていたことなのだが、さすがは大新聞。芸能週刊誌やスポーツ新聞にまかせておけばいいようなゴシップ的事件を、様々な方面からの意見を集め、深く?分析していた。
アイドルは恋愛御法度かという問いに、結成20年のアイドルグループ制服向上委員会(こんな会があるんかいな)会長の橋下美香さんは、「水着姿で人前に出して、恋愛禁止ってなんか意味があるんですか」と首をかしげていたと報じていた。
また、稲増龍夫・法政大教授(メディア文化論)は、「あえてファンタジーとして恋愛禁止を提示しているのだろうと」の見解。
さらには東京、秋葉原のAKB劇場前でのファンにも意見を聞いていた。
「ここまで反省しているんだから許してあげてほしい」(工員男性24歳)という意見はごく普通。
「あんなにばっさり切るなんて、私なら死にたいくらい、ものすごくショック」(フリーター女性40歳)と言うのも想定範囲の感想。
「AKBは若年層に影響力がある。いじめで丸刈りにさせる子がでないか心配」(会社員男性25歳)の意見は、そこまで考えるかと、深く考える週刊のない私を感心させた。
元アイドル(私はアイドル時代を知らないが)で会社経営の千葉麗子さんは、「見せしめの体罰のようだ」「10材のころ、自身の交際のことでマネージャーが丸刈りになり『設けわけないと思う一方で、嫌悪感があった』と振り返らさせている。
インターネットに詳しい岡村久道弁護士(いろんな特技をもつ弁護士がいるんだなあ)は、「映像を見て、心寒さを感じた」すでに画像が権今日を問わずネット空間にあふれ、この先残る可能性があると指摘。
さらに、「本人がそこまで思い影響を含めて承諾していたのだろうか。『大人』であるAKBの運営側が公表しない判断もあったのではないか動画をアップする権限はAKB側にあるが、ショッキングな映像を出すマーケティング上の公課を考えた可能性がなかったか、疑問が残る」と話していたという。
事件の分析は、まだまだ終わらず、危機管理のプロ、広報コンサルタント(いろんなコンサルタントもいるんだなー)の石川慶子さんの分析をも載せている。
曰く、ポイントは、⑴謝罪の気持ちが相手に伝わったか ⑵相手の信頼を得られる表現だったかの2点にあるそうだ。
⑴では、事実認識、反省、後悔、償い、懺悔の5項目のうち4項目を満たしているそうだ。
「自分の行為を率直に軽率と認め、自分で丸刈りという罰も科した。『二度としない』というざんげの言葉がない以外は満たしており80点の高評価。
⑵も、透明性、独自性といった五つのチェック項目をすべて満たしているそうだ。
そして、「丸刈りには賛否両論あるでしょうが、相手からやりすぎと言われるぐらいできれば、謝罪は成功なんです」とも言っている。
さらに石川さんは、一般論とした上で、こうも指摘している。「事務所にとってアイドルは商品。ブランドコントロールはなによりも重要です」とも語っている。
いやはや、若い女の子が若い男の子の部屋に泊まったことだけで、ここまで深く分析をする人たちがいることを知らされて、自分の浅薄さをつくづく再認識させられた峯岸さんの丸刈り事件だった。
« 「長生きしたけりゃ肉を食べるな | トップページ | 祝、川内選手。別府大分マラソン優勝と悪徳不動産。 »
「ニュース」カテゴリの記事
- イスラエルにミサイル2500発 ガザ地区へ報復の空爆(2023.10.08)
- 9月1日 新学期 関東大震災の日(2023.09.01)
- 日航ジャンボ機墜落事故から37年(2023.08.13)
- 台風6号 外は暴風雨(2023.08.09)
- 台風6号接近中(2023.08.09)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 師走 ついたち(2023.12.01)
- 思わなくなったわけではない(2023.11.12)
- 過ごしやすい季節(2023.11.04)
- 11月1日 再創業(2023.11.01)
- 藤井聡太八冠を見直す(2023.10.12)
コメント