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2013年2月22日 (金)

3人の死刑執行

 昨日、3人の死刑囚の刑が執行された。

 3人の内の1人、小林薫死刑囚は、平成16年、奈良市で下校途中の小学1年生の女の子を連れ去り殺害した。

 もう1人の、金川真大死刑囚は、平成20年、茨城県土浦市のJRの駅などで通行人らを包丁やナイフで切りつけ、会社員の男性を殺害し、か7人にも重軽傷を負わせた。

 この二つの事件は、テレビで大きく取り上げられ記憶にも新しい。

 この2人とも、死刑になって早く死にたいと言っていたような記憶がある。

 自分で死に切れないので、死刑を受けることが動機で事件を起こしたというような言葉を耳にすることが少なくないが、許しがたい言葉だ。

 死にたがっていた死刑囚は、死刑執行の日を迎えて、満足げに死刑台に上がるのだろうか。

 私は、被害者の遺族の立場を思うと、死刑は廃止すべきではないと思っている。

 自分の子どもを殺された遺族は、犯人を自分の手で殺してやりたいと思うだろう。

 私も、同様である。

 しかし現実問題として、自らの手で人を殺せるものだろうか。

 犯人を十字架に縛りつけて、「さあ恨みを貼らしなさい」とナイフを手渡されたとして、そのナイフで人を刺し殺すことができるだろうか。

 死刑を執行するのも、やはり人。

 死刑執行官は、なんにも恨みのない人の命を奪う仕事を強要されているのだ。

 死刑という刑がある限り、誰かが刑を執行しなければならない。

 もし、被害者遺族が死刑執行係になるという法律ができたとしたら、すべての被害者遺族は死刑を執行できるだろうか。

 私は、従来、死刑廃止反対論じゃだったのだが、死刑執行のニュースをブログに書いていて、ふとそう思ってしまった。

 

 

 

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