悪徳不動産屋日記⑧ 「3度目もウソ」の『あの方』への報復
私は悪徳不動産屋なのだが、この私を手玉にとるお客さんが数多くいらっしゃる。
当社のご近所の『あの方』も、そんな一人だ。
そのことの恨みを「3度目もウソ」という題で、今年の1月29日・30日・31日と、3回にわたってブログに書いた。
またしても突然、臆面もなく『あの方』が来社した。
私は、悪徳不動産屋らしく無愛想に出迎えた。
私から聞くまでもなく、『あの方』は用件を切り出した。
「今日は2つ用件があってきました」と言う。
1つは、商店街に関する用件だった。
その連絡を済ませると、もう1つの用件ってのを話しだした。
「先日依頼していた物件の内、住居部分は契約が終わりました」と言うのだ。(この件は1月31日のブログに、その恨みを書いた)
私は悪徳不動産屋である。
だから、気に入らない人からの依頼は受けないし、気に入らない相手にはあからさまに気に入らないという態度を出してしまう。
私は、『あの方』のこの言葉に対して、「私はあなたに依頼を受けた覚えはないよ」と、そっけなく伝えた。
『あの方』は意味が理解できずに、「私は頼んだつもりだったのだけど・・・」と言う。
私は、唖然とした表情の『あの方』に、「私はあなたの相談にはお答えしたが、あなたは私の答えを参考にして、『他社にも頼んでいいか』と言うから、どうぞと答えた。あなたは、当社に頼みますとは明言しないままだった。だから私は、仕事の依頼を受けたつもりはない」と、重ねて伝えた。
私の表情は、不快感をあらわにしていたことだろう。
なにせ、私は悪徳不動産屋を標榜しているのだ。
いやな相手はお客とは思わない。
そんな私の態度に、『あの方』は怪訝な表情で店を出て言った。
「仏の顔も3度まで」
仏様だって何度も無礼なことをすればお怒りになるのだ。
3度も無礼を受けることは悪徳不動産屋の名がすたるというもの。
いくらご近所と言えども、2度と相談には乗らないのだぞ。
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ついにやったーって感じですね。
なんか呼んでいるほうもすっきりしました。痛快です。
投稿: 藤按 | 2013年3月16日 (土) 09時59分
字が違ってました。
呼んでいるではなく、読んでいるでした。
失礼
投稿: 藤按 | 2013年3月16日 (土) 10時02分
藤按さん、ご声援ありがとうございます。
こちらは、開花宣言があって、外は春めいてきました。
そちらの春は、もうちょっと先なんでしょうね。
投稿: johokan | 2013年3月16日 (土) 14時22分