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2013年3月 9日 (土)

解体住宅内の荷物

 一昨日取引を終えた物件は、築45年を経た古い中古住宅が立っている土地で、建物の解体を条件としての土地の売買だった。

 従って、建物解体費用を計算に入れて、売主・買主の双方が納得する価格を決めていくことになった。

 無事取引が終了したのだが、ここで小さな問題発生。

 解体業者は、建物内部を見ずに解体工事費用を見積もっていた。

 売主側の物件の所有者は亡くなっていて、県外にお住まいの相続人が売主となっての売買だった。

 家を解体する前提での取引なので、住宅内に残った家財道具のほとんどを残置しての売買のつもりだった。

 しかし、何十年も生活してきた家の中の家財道具は結構な量になる。

 家財道具を解体する建物といっしょに処分するとなると、それは産業廃棄物になる。

 買主さんは、最初から解体を前提での購入だったので、家の中を見ていなかった。

 だから、家の中の荷物が残っているとは思っていなかったというわけだ。

 幸い、私が、テレビ・冷蔵庫・エアコン・洗濯機というリサイクル電化製品の処理費用は別計算で請求していたので、なんとかことなきを得た。

 似たような話が続くもので、今日、これとまったく同じような状況の中古住宅売却の相談を受けた。

 延岡出身の方で、お勤めも住まいも東京で、もう延岡に帰ることはない。

 親の住んでいた家をどうしたらいいかという相談だった。

 このお宅も築後45年を超えている。

 適切な改修はしておられるが、中古住宅としての売買はむずかしく、これも土地として考えるしかない物件だった。

 中古住宅の価格設定において、築後20年から25年の家が付いている場合には、建物の価値を主張する売主さんが少なくないが、さすがに築後40年を超すと、建物価格はゼロと理解される。

 建物解体費用分をマイナスして計算しなければならないという考え方も納得される。

 今日、ご相談のあったお客様も、そんな説明をすんなり納得された。

 そこで、一昨日の経験が、さっそく役立つことになった。

 住宅内の家財道具や荷物はどうされるのか確認すると、いっしょに処分してもらいたいとおっしゃる。

 今回は、解体費用に、残置荷物を含めて見積もることになった。

 一昨日の取引でも、いくつか捨てるのは惜しいような家具があった。

 この取引に際しては間に合わなかったが、今日の相談の物件に関しては、家財道具を必要とする人へ無償でひきとってもらうよう工夫しようと思っている。

 無償なら、最終的には古道具屋さんがひきとってくれるような品物がいくつかあるはずだ。

 まだ立派に使えるものを、費用をかけて産業廃棄物として処分することに、私の貧乏性の心がうずいてしまう。

 それにしても、似たような話が続くものだ。

 今日の売主さんも東京在住の方。

 県外続きで、この商談もうまく進むものと確信している。 

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