福島第一原発停電事故
東京電力福島第一原発で停電事故が起きている。
「すごいこと」がありすぎて、今回の事故報道は大騒ぎになっていないが、由々しき問題だと思う。
福島第一原発の事故処理は、廃炉に向けての作業が途についたばかり。
今回の停電で、1、3、4号機の使用済み燃料プールの冷却装置が停止した。
東電は昨日の記者会見で、まだ危険な状態には無いとコメントしていたが、会見発表が真実を語っていないことは経験済み。
1、3、4号機のプールと供用プールには、計9000体の燃料が入っている。
冷却装置の復旧が遅くなれば、メルトダウンを引き起こすことになる。
停電の原因も解明されておらず、不安は募るばかり。
「すごいこと」の事態をなんとかやりすごして、ほっとしていたが、原発は安定していないことを再確認させられる事故だ。
日本経済に原発は必要なのかもしれないが、いったん事故を起こしてしまったときの被害の大きさと、後処理の困難さを思い知れば、原発異存からの脱却の健闘は不可避だと改めて感じさせられた。
それでも、原発に頼ろうとする一部の人たちの深層心理を覗いてみたいものだ。
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