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2013年3月30日 (土)

島根県、「自殺」を「自死」に改める。

 島根県は「自殺対策総合計画」の名称を「自死対策総合計画」に改め、市町村への文書でも「自死」という語句に統一することに決めた。

 「自殺」という言葉に、自分を殺した人というイメージがあり、使者の尊厳が守れないという声を受けて、表現を改めることにしたという。

 行政文書で「自殺」を「自死」に統一する自治体は全国で初めてという。

 島根県は、新しい表現で遺族への偏見を無くし、自死予防を進めたいとしているという。

 遺族の多くが「自殺」という言葉のイメージを嫌っているようで、全国自死遺族連絡会の代表は「画期的だ。各地の遺族団体が要望しており、大きな一歩。他の自治体にも広がって欲しい」と話している。

 私も、近親者が自殺をした人を何人か存じあげているが、どなたも自殺という事実に触れ難い空気をただよわせておられるような気がする。

 近親者を亡くした悲しみに加えて、それを防げなかったことに対する後悔と自責の念に、みなさん苦しんでおられるように思われる。

 「自殺」を「自死」と表現することが遺族の方々の要望であるのなら、自治体のみならず、あらゆる場から「自殺」という言葉を消し去って「自死」に置き換えてしまうことにためらいはいらないだろう。

 しかし、言葉を変えても「偏見」はなくなることはないだろう。

 偏見や差別は、人間が生まれもった業だと思う。

 「自殺」に限らず、言葉を変え、偏見をなくせと啓蒙しても、人の心から偏見や差別をぬぐい去ることはできない。

 私は、「自殺」を「自死」に変えることには賛成だ。

 しかし、島根県が言うように、「新しい表現で遺族への偏見が無くなる」ことはないだろう。

 ましてや、表現を変えることが自殺予防になるというのは、あり得ないことだろう。

 「自殺」で傷つく遺族を無くすためには、自殺をどうしたら防げるかをもっと真剣に考えることだ。

 理想を言わせてもらえば、自殺に追い込まれる人がいなくなる世の中を作ることだ。

 他人も自分も殺さずにすむ世界はできないものか。

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