やっぱり96条の改正はおかしい
めったにコメントの入らない私のブログに、先日から安倍さんの改憲を賛成する人からのコメントが入っている。
私と意見は違うが、批判する論調のコメントではない。
私と意見は違うが、批判する論調のコメントではない。
やさしく私を諭しているといったご意見だ。
「そもそも安倍さんが憲法改正ばかりを声高に叫ぶのはおかしい」という、私の一昨日の記事に対しては、こんなコメントが届いている。
「これをもう少し突き詰めて考えてみてはどうでしょうか。
人の行動には必ず理由があります。
なぜ、安部さんが自分の政治生命までかけてこれだけ熱心になっているのでしょうか。
国家は国民の安寧を守らねばなりません。そのために政治のプロである国会議員が仕事をしていると思います。」
「私は『悪徳不動産屋』さんにもっと広く情報収集をしてもらいたいと思っています。多くの場合、自分と反対の情報に目を通すことが重要です。もし、情報源が日本のマスコミだとかなり情報が偏向していると思います。
「私は『悪徳不動産屋』さんにもっと広く情報収集をしてもらいたいと思っています。多くの場合、自分と反対の情報に目を通すことが重要です。もし、情報源が日本のマスコミだとかなり情報が偏向していると思います。
たぶん『悪徳不動産屋』さんは知的好奇心が強いので、いろいろ調べ始めると、偏向報道についてもかなり本質的な問題がそこにあることに気づくと思います。」
以上が、コメントの主な内容だ。
以上が、コメントの主な内容だ。
かしし、私は、やっぱり96条の改正には大反対だ。
それは、この方のおっしゃる「偏向報道」に影響されてのことではない。
私は自分の直感で96条の改正に反対したい。
私は、憲法は改正するべきだと思っている。
憲法改正で一番の争点になるだろう9条は改正するべきだと思う。
防衛のために軍隊を持つことは指示する。
国家のみならず一般社会でも、弱い者は虐げられる。
それは、悲しいけれど人間の本質からくるものだと思う。
いじめが問題になるが、図抜けて喧嘩の強いヤツがいじめの対称になることはない。
私は、中学生のときの修学旅行で長崎の原爆博物館を見てからずっと、戦争は反対だった。
核武装も反対だった。
しかし大人になって、社会の波にもまれていて、自分の力のなさ(喧嘩の弱さ)で、無理をとおされるという経験をたびたび味わわされた。
正しいと思っていても力がない(喧嘩が弱い)と、自分の意見を曲げて黙るしかない屈辱を何度も経験している。
本当に一切の武力を放棄したら、無頼の輩がいっせいに押し寄せてくることだろうことは想像に難くない。
だから、国防のための軍隊を正々堂々と持つことのために、憲法は改正すべきだと思っている。
憲法改正は、そこを論議するべきだと思っている。
その憲法改正に国会議員の3分の2の賛成を要するというのは当然のこと。
憲法の改正を容易にするために、96条の改正をさきにするというのは、私の感覚が許せない。
安倍さんが憲法改正に命をかけていることはわかる。
しかし、それが正しいか否かは未知数だ。
しかし、それが正しいか否かは未知数だ。
国会議員が政治のプロだということにも異論は無い。
しかし、安倍さんの憲法改正にすべての国会議員が賛成しているわけではない。
反対するプロの政治家がいる限り、議論をつくすべきだろう。
議論をつくして3分の2の賛同を得ることは、高すぎるハードルとは私は思わない。
これは、マスコミで得た情報からの意見ではなく、むしろ私の感情的な考え方たといってもいいものだ。
こんなことを書いていると、また、大滝秀治さんの「つまらん! お前の話はつまらん!」という声が聞こえてくる。
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革命というのはフランス革命のような大胆なものもあれば戦後日本国憲法誕生に際して進行した革命(国柄が変わった)のようにGHQ関与による天皇主権から国民主権への静かな革命もあります(静かといっても膨大な戦争犠牲者を伴った後の事件ではありますが)。
帝国憲法から日本国憲法への憲法改正は単に憲法典が変わったというよりも「国の規であるところの法」そのものが転じたと考えた方が憲法を考える上では歴史的に説明しやすいと思います。96条はその際に今後新しい日本国憲法を改正する条件として国民により制定されている条件です。だからこの96条条文は政治家がかってに扱えないし発議する根拠となる法文が憲法には書き込まれていません。そこのところに憲法を守るべき政治家はもっと慎重でなければならないと思います。
投稿: ダントン | 2013年5月 6日 (月) 15時46分
前回のコメントは、よく読んでいただきたいのですが、「そもそも安倍さんが憲法改正ばかりを声高に叫ぶのはおかしい」という文章に対するコメントです。
この文章を読む限り、悪徳不動産屋さんは「憲法改正」に対して反対の立場であるとして理解されることが多いと思います。つまり、「安部首相が憲法改正をするのはけしからん。憲法は変えるべきではない」というように解釈できたのです。少なくとも私にはそのように読めました。
基本的には憲法は改正すべきだと考えてます。特に9条については変えなければ近隣諸国の現実を考えると、のんびりしていることはできません。
今日の意見には100%同意です。
96条の改定は、「憲法を安易に変えることができる」というリスクが高くなるということです。たとえば、前の政権であった民主党が勢いのあった時期に憲法が改正されれば、本当に大変なことになったでしょう。
その意味で憲法改正の手続きにおいて慎重にするということは重要だと思います。
投稿: いつも読んでいます。 | 2013年5月 7日 (火) 00時27分