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2013年5月25日 (土)

青島太平洋マラソン(9) イアホン一体型ウォークマン

 連続の飲み会で、2日間練習は休んだ。

 練習には休養も必要ということだし、前日に初めて、歩かないで4㎞強を走りとおしたせいで、ひざに若干違和感があったから、2日の休みはちょうどよかった。

 昨日は、ひざの違和感が心配なのもあったが、2日休んだせいでなまけたいというの気持ちもあった。

 いつもなら、なまけの方向に流されるところだが、ここが肝心と、面白いテレビがないことが味方してくれたせいもあって、練習に出た。

 もちろんウォークマンを装着。

 周りの音が聞こえるくらいに音量調整。

 シャッフル機能(曲をランダムに演奏する機能)をオンにして、スタート。

 100メートルくらい軽く歩いて、ジョギングに切り換えてみる。

 きつくなるまでジョギングでいこうという作戦。

 サザンオールスターズの「思い過ごしも恋の内」がかかっている。

 テンポがジョギングのピッチとちょうど合っていて、快調なスタート。

 時間は夜の9時半過ぎ。

 街中ではあるが人通りは無い。

 ジョギングは人と会話ができるくらいのスピードがいいという。

 一人だと会話はできないので、歌を軽く口ずさめるくらいのスピードがいいのだろう。

 ウォークマンには自分の好きな曲だけが入っているので、好きなフレーズだけちょっと声にだして口ずさんだりしてみる。

 走りながらだから大きな声は出せないし、長いフレーズは歌えない。

 今日もなかなか快調。

 ウォークマン効果を感じながら20分くらい走り続けて、旭町公園にさししかかった。

 ウォークマンからはジョン・レノンのイマジンが聴こえている。

 スローな曲だが、スローな曲はスローなりに走りを助けてくれる。

 イマジンの最初のサビ。

 「イマージン オール ザ ピープル。リビング ライフ イン ピース。」(想像してごらん みんなが平和に暮らすこと)

 歌詞カードにはないが、ここでジョンの「アッアーーーアア」。

 そこだけ私も「アッアーーアア」と思わず歌ってしまった。

 それは自分にも聞こえないくらいの、ごく小さな声だった。

 しかし、それは私の錯覚だった。

 向いからウォーキングですれ違いかけていた人が、びっくりしたように大きくのけぞった。

 人が歩いていることは気がついていたのだけれど、公園の前の街灯が暗くて顔がまったく見えないから、その存在はあまり気にしていなかった。

 自分では、大きな吐息をつくていどの音量だと思って「アッアーーアア」と言ったのだが、夜の静かな通りだと結構大きな声だったようだ。

 それも汚い格好をしたおじさんが、人気のない公園の脇で、突然「アッアーーアア」なんて叫んだのだから、相手はびっくりしたのだろう。

 イアホンをとって、どのくらいの音量だったか確認してみたら、自分が思っていた3倍くらいは大きな声だった。

 こちらは走っているし、あちらは歩いているから、すでに相手は彼方に遠ざかってはいたのだが、ジョギングで上気している顔がさらに熱を出したのを感じてしまった。

 いかんいかん、いごは気をつけようと思いつつ走っていたのだが、好きな曲の好きなフレーズになると、つい声が出そうになる。

 しかし同じ失敗はしたくない。

 それで、いっしょに口ずさみたくなったときは、サッサッと左右後方を振り返り、人のいないことを確認して歌うことにした。

 ジーパンにワイシャツで、リュックを背負ったきたないおっさんが、人通りの少ない夜道をキョロキョロして走っていると不審者と間違えられて通報されることになるかもしれない。

 心配性のおじさんにとって、思いもかけないウォークマンのデメリットだった。

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