青島太平洋マラソン(7)
今日、先日の契約後の打合せのために㈱Wに寄った。
用件のわかる営業社員さんが5人いたが、全員お客様と商談をしていた。
すぐに手がすきそうな気配の人がいない。
壁にかかっているホワイトボードの所在表を見ると、会長がおられるようだった。
ひまな会長さんに相手をしてもらって、ちょっと時間をつぶそうと思って、案内も請わずに勝手に2階に上がることにした。
2階のドアをあけると、女子社員さんたちと会長さんがおられた。
この会社は、男はイケメン、女性は美形が多い。
で、まずは美形の女子社員に挨拶をする。
と、奥の方で会長が、私の顔を見てなにか言いたげにしている。
「どうかしましたか?」と言うと、「あんた、フルマラソン走るんだって?」と聞いてきた。
私のブログを読んだ誰かから聞いたのだろう。
会長は、「いきなりフルマラソンは無理じゃが。途中でバスに拾われるよ」と言う。
この会長、私より年上。前期高齢者。
前期高齢者に、がたがた言われたくはない。
なんて思っていたら、この会長さん、ここ数年マラソンの練習を欠かさずやっていて、10㎞マラソンを何度も経験しているというではないか。
酒が大好きで、飲むと酒癖が悪く(憎めないけどね)、毎日酒を欠かさないような人だから、マラソンとは結びつかない人なのだ。
けげんな顔をしている私に、会長のマラソン談義が始まった。
携帯電話を取り出してマラソン出場の写真や、完走証の画像を見せつけるのだ。
会長さんは青島太平洋マラソンの10㎞の部に出場を予定しているそうで、4~5人の男子社員がフルマラソンを予定しているらしい。
それに、女子社員は沿道で応援するというではないか。
誰にも知られず走ろうと思っていたのだが、なんと応援団までいる。
この会長さん、「断言するよ。あんたは、絶対によう走らんわ。走るどころが、ひざが痛いとか、腰が痛いとか、体の故障が原因で出場もしないよ」と、悪意のある予言をする。
うれしいことに、万一完走することがあったら、一晩私の希望する店で接待してくれるとも言うではないか。
私が希望するお店を、3軒でも4軒でも好きなだけ招待すると言う。
なめられたものだが、今までの自分を省みると、そう言われてもしょうがない。
しかし、私はめげない。
この言葉をバネにして、絶対完走するぞと心に誓って、㈱Wを後にしたのだった。
㈱Wから帰って来ると、約束の時間よりちょっと早くお客さんがおみえになった。
土地の契約を予定しているお客様だ。
今日は、お子さま連れでご夫婦で来社された。
契約前の打合せが終わって雑談をしていると、奥様が「ひざの痛みはとれましたか?」と言われるではないか。
「ん??私のブログを読んでるんですか?」と、おずおず尋ねてみる。
「はい。よく読んでいるんですよ。悪徳不動産屋シリーズが一番鋤です」なんておっしゃる。
「びぇーー!!」
よかったー。このお客さんをネタにしたことはない。
しかし、ここにも私のブログを見てくれている人がいた。
そして青島太平洋マラソンの結果もみていることだろう。
ブログは人に見られることを承知して書いているのだが、今日みたいに、思わぬ人から「いつも見てますよ」なんていわれると、なぜか気恥ずかしい。
青島太平洋マラソンまで、あと半年。
なんとか完走したいものだなあと、意を新たにした今日は5月21日。
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