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2013年5月18日 (土)

悪徳不動産屋日記 ボイラー故障。

 一昨日、出社と同時の電話。

 不動産業者さんからだった。

 第一声に、「昨日、夜だったんだけどね、携帯に電話したんだけど出なかったから、今日電話した」と言う。

 その業者さんはそんなに親しい間柄ではない。

 夜にでんわしてきたということは、過去に取り引きしたお客さんからのトラブルの電話に違いない。

 悪徳不動産屋の私としては、「だから、何だってんだ。さっさと用件を言え」なんて思いつつ話を聞く。

 用件は、案の定トラブルだった。

 一戸建の貸家の入居者からのクレームだった。

 入居者がお風呂に入ろうとしたところお湯が出なかったというのだ。

 この貸家は、当社が家主から入居者募集の依頼を受けて、この不動産業者さんが入居者を決めてくれたという物件だった。

 家主から当社への依頼は入居者募集だけで、家賃集金と管理は家主さんが直接していた。

 仲介した物件は管理をさせてもらいたいところなのだが、管理料がもったいなくて管理を頼まないという家主さんもおられる。

 これが困りもので、管理をまかせてくれなくても、家賃が遅れているとか、補修や修理等で入居と家主との間を調整しなくてはいけないことが少なくない。

 仲介手数料は入居者を見つけて契約を締結することに対する報酬なのだ。

 管理の依頼を受けていない物件についての家賃の督促や、入居者との折衝については不動産業者に責任はない。

 とはいうものの、契約の締結にかかわった関係上、頼まれればまったく無視するわけにもいかない。

 私は悪徳不動産屋なのだから、大いに不満ではあるのだが、無償でお手伝いをすることになる。

 悪徳不動産屋の名がすたるというものなのだが、しかたがない。

 私は、ボイラーの自然故障は家主負担でお願いしている。

 今回は、入居者に状況の確認の電話を入れたところ、一時的な不具合だったようで次の日には動いたということで、家主の負担はなく終わった。

 この物件は、もととも家主が住んでいた家で、家主さんが別な家を新築したたため貸家にしたものだ。

 当初からトラブルが多くて、しばしば私が引っ張り出されることになった。

 引っ張りだされるのはなぜか夜と休みの日。

 入居者から電話があれば、「当社は管理はしていないので家主に直接してください」なんて言えない。

 私がボイラーを直すことはできないし、私が電気の修理をすることもできないのだが、とにかくかけつけるしかない。

 ボランティアで仕事をすることになる。悪徳不動産屋の看板が泣いている。

 この家主さんは、私がお世話になっている方からの紹介なので、むげにつきはなすこともできなくて、結局無報酬で管理業務的な仕事をしていた。

 物件は、建築後20年以上経過しているので設備が老朽化していて、貸家にすることになってから、補修や改修工事がいくつか必要になった。

 その都度、この家主さんから業者を紹介して見積りをしてくれという依頼をうけた。

 私は、畳や襖の交換や修理等について業者からリベートをもらうことはしていない。

 悪徳不動産屋なのだが、いわゆるピンハネは私の性に合わないのだ。

 業者を呼び、補修の打合せをする。

 親しい業者なので、家主に代わって値切ることまでする。

 それなのに、この家主さんはその後自分の知り合いの業者にそれ以下の価格で請けさせる。

 1度だけならず、何度も何度も同じようなことがあった。

 最初は畳屋さんと襖屋さん。

 次には内装。

 土木工事。

 電気工事。

 ガス工事。

 左官工事。

 水道工事。

 こうやって書き出してみると、3度や4度ではない。

 すべて、私が精いっぱい値切って見積りをとらして、結局家主が別の業者に頼んでいる。

 見積書をもとに「これより安くしてくれたら仕事を出す」と言って他の業者と交渉すれば、多少は安くなるにきまっている。

 営業経費も見積りに行く手間もかからないのだから、少々安くするのは簡単。

 さすがの私も、こうも何度も同じことをやられたのでは、堪忍袋の尾が切れるというもの。

 入居者からのクレームを確認して業者さんと打合せ。

 結構な手間がかかるが、そのことについての報酬はない。

 それは我慢するとしても、時間をとって見積りをしてくれた業者さんに申し訳ない。

 無報酬でも、親しい業者さんが仕事になったら、感謝の言葉くらいはもらえる。

 いつも当て馬にするためだけの見積りになってしまって、お詫びばかりしていた。

 それで、その後は入居者からのクレームを受けても、そのまま家主に伝えるだけにした。

 家主から「様子を見てきてください」と言われても拒否。

 「家主さんで依頼する予定の業者さんに直接見てもらってください」と厳しい口調で意を伝えた。

 何度も子どもの使いのような仕事をさせられては、悪徳不動産屋の看板が泣くというものだ。

 悪徳不動産屋をなめてはいけない。

 それ以来、気安く見てきてくれというような依頼はなくなった。

 ま、悪気は無いお客さんで、その後お客さんの紹介もいただいたことはあるし、おつきあいは続いていくのだろうなあ。  

 

 

 

 

  

   

 

 

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