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2013年5月26日 (日)

悪徳不動産屋日記 急増する太陽光発電の不安

 このところ県外の不動産関係の会社から、太陽光発電に向く広い土地はないかという電話が、ちょくちょくかかる。

 安くて、広くて、平らな土地がいいという。

 電話をかけてくる業者の条件は、そんな土地あるわけないよと言いたくなるような条件ばかり。

 総額で数100万円から1000万円ちょっとくらいというものが多い。

 希望する面積だと、複数の地主をまとめないといけないことが想像できる。

 先方は電話をして情報を集めるだけ。

 当方は複数の地主を説得して、境界の立会いや建築が可能かどうか等々、責任は重大。

 悪徳不動産屋の私が、こんな報酬に見合わないややこしい仕事にかかりあうわけにはいかない。

 しかし、あちこちで大規模な太陽光発電施設が建設されるという話を聞く。

 再生可能エネルギーの固定価格買取制度がスタートしてから、企業が投資事業として取り組むようになった。

 太陽光発電に限らず、金儲けにつながる話には一斉に金持ちたちが群がる。

 悪徳不動産屋としては、こんなに急速に太陽光発電がひろがっていくことに不安を感じてしまう。

 固定価格買取制度では、弾力会社は太陽光発電による電力を1kwあたり37.8円で買い上げなくてはならない。

 九州電力から私が買っている電気料金は1kwあたり16.65円。

 九州で力は、16.65円で売る電気を37.8円で買わなくてはいけないことになる。

 しかし、ここで私の心配性の虫が騒ぎだす。

 ご承知のとおり、電気料金は「総括原価方式」によって決定される。

 「総括原価方式」では、原価に資金調達コストに相当する事業報酬を織り込んで電気料が決定される。

 太陽光発電による電気の購入量の比率が小さければ、その差額を全体で回収できるが、太陽光発電の購入量が増えることによる原価の上昇は、そのまま消費者の利用する電気代に上乗せされることになるのだ。

 ここでもまた、強者である企業が太陽光発電で金儲けするための資金を一般消費者の負担によって捻出することになるというわけだ。

 私は理屈の多い悪徳不動産屋だ。

 そんな私が仲良くつきあっている、金儲け上手の不動産会社の社長はこう言う。

 「赤池さん(私の姓)、あんたも理屈をこねてばかりいないで、儲ける側で仕事をしないとだめだよ」

 かといって、この金儲け上手な社長がやっていることが悪とは言わない。

 でも、わかっちゃいるけど、なにかおかしい。

 一昔前、「金儲けはそんなに悪いことですか?」と息巻いた大金持ちのファンド会社の社長の言葉も、いつも私の頭をかけめぐる言葉だ。

 こういう私も金儲けはしたい。

 しかし、儲けるとわかっていても進めない道がある。

 太陽光発電の買取価格は年度ごとに見直されることになっている。

 太陽光発電の先進国であるドイツでは、太陽光発電の増加にともない国民の負担が大きくなり、買取価格の大幅に引き下げるなど、買取制度の修正をやむなくされている。

 日本でも太陽光発電の買取価格は年度ごとに見直されることになっている。

 当初42円だった買取価格は、現在37.8円。

 今後も買取価格は下がっていくことと想定できる。

 しかし、太陽光発電を設置した時の買取価格は20年間は保証される。

 だから、事業としておいしい今の内に太陽光発電を稼働させようとして、各企業がやっきになっているというわけだ。

 原発停止で電気料が上がって、国民は大騒ぎをしているが、次には太陽光発電増加による電気料の値上げが待っている。

 環境にやさしい発電なんて言っているけど、なんかおかしいなあと、閑雅すぎると頭が混乱してしまう悪徳不動産屋なのだ。

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