富士山「弾丸登山」に自粛を、の声
今朝のワイドショーで、富士山の「弾丸登山」を自粛を呼びかけているという報道がされていた。
今月下旬に世界文化遺産の登録決定されると、さらに登山者の増加が見込まれるため、取り組みの強化が検討されている。
「弾丸登山」というのは、富士山頂で日の出を見るために、夜通し歩いて山頂を目指すというものだそうだ。
その様がテレビ画面に映し出されていた。
登山者が頭に装着したヘッドライトが、まるで天の川のようにきらめいていた。
毎年季節のニュースで取り上げられる、蛍イカ漁の映像を思い起こさせられた。
到着した山頂は大混雑。
当地(宮崎県の北端の街、延岡市)の最大のお祭り「お大師祭り」でもこんな人出はない。
朝のラッシュ時の新宿駅や東京駅の構内よりも混雑している。
それは、まるで休日の原宿竹下通りのような混雑だ。(といっても、竹下通りに私は行ったことはなくて、これまたテレビで見た竹下通りの映像を思いおこした次第)
これも、 @nifty デイリーレポーターというサイトの画像を拝借しています。
今回問題にしているのは、「弾丸登山」は危険なので自粛してもらいたいというものだった。
「弾丸登山」をする人は5号目までは車やバスで来て、夜のうちに一気に山頂を目指し、日の出を見るとすぐに下山するというやりかたをとっている。
一気に山頂を目指すことにより、高山病にかかるリスクが増す。
また、前の人を追い越そうと登山道をそれて登る人がいて、下にいる人に膣癖気の危険を及ぼすこともある。
それで、「弾丸登山」に自粛を呼びかけるということになったわけだ。
しかし、問題は「弾丸登山者」だけではないだろう。
「弾丸登山」は登山者の30%というから、登山者はその3倍以上になるわけだ。
現在、年間の登山者数は35万人から40万人。
その登山者たちが、3776メートルの山頂で、喰らい、垂れ、捨てるわけだ。
下水道が完備されているわけもなく、バキュームカーやごみ収集車が来れるわけでもない。
富士山は下から眺めるのがいいのかもしれないなあ。
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