« 青島太平洋マラソン(11) | トップページ | プロ野球統一球問題 »

2013年6月15日 (土)

プロ野球統一球問題

  プロ野球の統一球が飛びやすいものに変更していたという事件(?)が、
国を上げての大事件のように取り上げられている。

   野球選手にとっては、文字どおり死活にかかわる大問題だろうが、一般国民にとってこんなに大騒ぎするような問題なのだろうか。

 マスコミが大騒ぎしているのは加藤良三コミッショナーが対応を間違ったからだろう。

 「(統一球を飛びやすくしたことを)私はまったく知らなかった」という発言にマスコミは襲いかかった。

 加藤コミッショナーは、自分に知らされないまま勧められたことにして無関係を装うつりだったのだろうが、それは世間的に通る話ではない。

 コミッショナーは日本プロ野球の最高責任者。

 統一球の一つひとつに「加藤良三」のサインが印字され、コミッショナーの権限を見せつけている。

 それでいて、自分に何の相談も無く行なわれたことだから自分には責任が無いと言うのがおかしい。

 マスコミに進退問題を問われると、「このことが不祥事だとは思っていないので、責任問題は無い」と言う。

 その態度は、自分にまったく落ち度は無いと信じきっているようだ。

 東大を出て外務省に入り、外務官僚として、ずっーとエリートの道を歩いてきた人には一般国民の常識は理解できないのだろう。

 責任をとって辞めろという声が高いようだが、常識の物差しが違っているのだから、「責任」があることを理解させることは難しいだろう。

 だから、加藤氏の話しをそのまま受け入れることだ。

 加藤氏の話しをそのまま受け入れると、コミッショナーは名ばかりで最高責任者ではないということを自分から暴露していることになる。

 加藤さん自らが自分とは無関係に重要事項が決定されていることを認めているわけだ。

 責任をとってやめなさい」ではなく、「必要がないので辞めなさい」というべきだろう。


« 青島太平洋マラソン(11) | トップページ | プロ野球統一球問題 »

ニュース」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: プロ野球統一球問題:

« 青島太平洋マラソン(11) | トップページ | プロ野球統一球問題 »

2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
無料ブログはココログ