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2013年7月10日 (水)

吉田昌郎 福島第一原発元所長の逝去を悼む

 福島第1原発元所長の吉田昌郎元所長がお亡くなりになられた。

 福島第1原発事故のノンフィクション「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日」を執筆した門田隆将氏が、「この日本を救う役割、使命を負って生まれ、それを果たしたことで去っていってしまったのではないか。」と言われていた。

 実に、その通りではないかと同感する。

 福島原発事故は、吉田さんがいたから大事にいたらなかった。

 福島さんの死去のニュースに際して、当時の東電幹部からの指示を見ていると、福島原発事故は吉田さんがいたからこそ大事にいたらなかったのだと、つくづく感じる。

 それにしても、東電幹部の言動には、怒りを通りすぎて情け無さを感じる。

 海水注入を決断した吉田さんに対して、海水では設備がだめになるからもったいないと、海水注入の中断を命令していた。

 テレビで報じられた記録画像で、2度も「もったいない」という言葉が発せられていた。

 良い人は早く亡くなると言う。

 前述の門田氏の言葉どおり「日本を救うために生まれ、それを果たしたことで去っていってしまった」のだと、吉田氏の冥福をお祈りすると同時に、心から感謝申し上げます。

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