悪徳不動産屋日記 気持ちの良い相談
似たような話が、続くときは続くもの。
最近賃貸借契約をお世話した家主さんから、電話が入った。
なにか賃借人とトラブルがあったのかなと思いつつ話を聞いた。
「こんなことを相談するのは悪いのだけど、あなたしか相談する人が無くて・・」と言う。
相談というのは、駐車場にしていた土地を借地として貸してくれという商談が来ているというのだ。
別な不動産会社からの話しで、私に依頼できない流れなので、お金にならない相談で申し訳ないが、あなたなら信頼できるから意見を聞かせてもらえないかというのだ。
私はこんな言葉に弱いのだ。
頼られると、無償でも頑張ってしまう。
商談をかけてきた不動産会社には10年以上この土地を駐車場として管理してもらっていて、当社を通じて話をしてくれとは言えないというのだ。
土地を貸すのは初めてのことで、土地の賃貸借契約の注意点を教えてほしいというのだ。
何度も何度も、「本当に勝手な話で申し訳ない」「相談する相手が私しかいない」とおっしゃる。
聞けば、相手の不動産会社は私が長年勤めていた会社で、全面的に信頼して良い。
かいつまんで、賃貸借契約の注意点を教えてあげた。
賃料についての相談もあったので、交渉の方法も簡単に教えてあげた。
ちなみに当地(宮崎県の北端の街、延岡市)では、土地の賃貸借は事例がそう多くはない。
借り手は借り手に有利な取引事例を参考にして賃料を設定してくるだろうから、貸主としては有利な事例を参考に交渉することになる。
それぞれの事例をもとに、貸し手借り手で条件をすり合わせていくわけだ。
相手の不動産会社には少々迷惑だったかもしれないけど、相談者である貸主に有利な賃料の交渉のやり方を伝授してさしあげた。
私のブログを読んでいるだろう、相手会社のご担当の方。
ごめんなさいね。
決して、迷惑をかけるような助言はしてませんので悪しからず。
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