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2013年7月 1日 (月)

世界遺産登録の富士山の山開き

 世界文化遺産になった富士山が1日、登録後初めての山開き。

 世界文化遺産に登録されたからって、なんにも変わるはずはないのに、予想通り山頂での御来光を拝もうと多くの人が押しかけていた。
 
 朝のワイドショーでは、どのテレビ局もこれを大きく取り上げていた。

 世界遺産というのは、「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」に基づいて世界遺産リストに登録される。

 本来の目的は、「世界の文化遺産及び自然遺産の保護」を目的として登録されるはずなのに、実態は観光産業の浮揚が目的になっているふしがある。
 
 そもそも富士山は、世界自然遺産としての登録を申請していたが、放置されているゴミの問題やトイレ設備の不備が原因で推薦リストから除外されていた。

 それで今回は、日本人にとっての信仰や芸術の対象として文化遺産として登録された。

 今や、世界文化遺産登録は金儲けの手段に姿を変えている。

 遺産の保護なんて、くそっくらえである。

 その証拠が、今日の富士山の山開きのニュースに端的に表れている。

 あいにくの天候にもかかわらず、例年以上の登山客が押し寄せ、山頂は身動きできないほどの人出。

 当地(宮崎県の北端の街、延岡市)のような田舎町だと、祭りの時し経験しないような混雑ぶりだ。

 それなのに、山頂のトイレは7月5日からしか使えないというではないか。
 
 テレビに移っている大勢の人たちは、どこに小便を垂れ、どこにウンコをしてるんだろう。

 ゴミとトイレの問題で自然遺産登録から除外されて、それでは文化遺産でと数年かけて大運動を起こしてきた。

 テレビのレポーターが、「トイレが無いので、手前の山小屋で用を済ませるか、携帯トイレを準備してください」なんて呼びかけていたが、そんなことを守る人の方が少ないだろう。

 今回は登録間違いなしとなってからも数カ月の時間はあった。

 山開きの日にトイレが完備していないなんて、誘致運動している人の神経が理解できない。

 山開きの日までにトイレが使えるようにするのが当たり前だが、それができないのなら、トイレが使えるようになる5日まで山開きを遅らせるべきだろう。

 トイレの準備はできてないけれど、おみやげ物屋さんも、宿泊施設の方も、飲食店も、交通機関も、自分の商売にかかわる準備は怠りない。

 それは当然のことで、世界遺産登録を景気浮揚を願っての起死回生の戦略なのだから。

 誰もが思うことなんだろうけど、富士山の山開きのニュースを見て、そう思った。

 

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