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2013年8月

2013年8月31日 (土)

「はだしのゲン」私感

 私のブログは、投稿もトラバックも、ほとんどないのだが、27日の記事に2度コメントが入った。

 最初のコメントは、私が「はだしのゲン」の記述が正しいと思っているとの設定でのご質問だった。

 それについてはコメントでお答えしたが、私は「はだしのゲン」は好きではない。

 個人的趣味の問題ではあるが、まずは画調が好きではない。

 これは好みの問題。

 内容も、作者の主観や思い入れが過剰に表現されていて、私にとって受け入れがたいものだ。

 目を覆いたくなるようなシーンがあるが、戦争とはそんなもの。

 人を殺すと誉められるのが戦争なのだから。

 憎しみの連鎖。

 今も世界中で、もっと残酷で悲惨なことが行なわれている。

 しかし、それがそのまま報じられることはない。

 報じられたとしても、私は恐ろしくて見ることはできないだろう。

 「はだしのゲン」の作者は、そんな思いを漫画にしたのかもしれない。

 それは作者の思いであるし、作者の真意もわからないが、私は作者の思いを素直に受け入れることはできなかった。

 私にわかるのは、私は「はだしのゲン」が好きではないということだけ。

 そして私は、「はだしのゲン」を反戦・反核の教科書として有り難がることもしないし、「はだしのゲン」を排斥することもしない。

 私は、この漫画に対して過剰に反応することにこそ違和感を感じている。

 コメントをいただいた方も、私が「この本の記述を正しいとして」いると勘違いされて、「子どもが読んでも害がないとお考えなのですね」と息巻かれている。

 私の説明不足だが、私が問題にしたのは教育委員会が『何かの強い力に押されて』閲覧禁止にしたこと。

 その強い力がなんだかはわからなかったけど、その後、週刊誌等の報道で、やはり『強い力』に押されてのことだったようだ。

 今は、まだ自由に物が言える世の中だ。

 私は、一斉にある方向以外の意見が言えなくなることを危惧している。

 天下国家を語る資格はないから、詳しく語らなかったのだが、私の趣旨はそこにあった。

 強い力で押さえ込もうとしたことが、逆に話を拡散させたことに安堵したことを書いたつもりだった。

 さて、コメントでの質問に対しての答えだが、「子どもへの影響について」は、どういう影響があるかはわかりませんというのが私の回答です。

 影響には個人差があると思います。

 戦争はいけないことだと思う子どももいれば、残酷なシーンに心が傷つく子どもがいるかもしれない。

 ただ、自分の子どもには見せたくはない場面もあった。

 しかし、私の子どもは勝手に読んでいたようです。

 質問者がどうお考えなのかはわかりませんが、見せたくなかったら、それを行政や為政者だけに求めることには、私は賛同できません。

 ましてや、ネットの普及で情報を隔離することはできません。

 現に、「はだしのゲン」と検索してみてください。

 問題になっている残酷な場面を簡単に閲覧できます。

 それらの情報をすべて管理することを権力者に求めるとすれば、中国の情報統制のような世の中になりかねません。

 ネット社会の情報が渦巻く中で、子どもたちをどう守ったらいいのかは、難しい問題です。

 雑多な情報に遭遇して、子どもが迷わないように導くことが大事なことだと思います。

 

 

2013年8月29日 (木)

井上康生新監督効果! 魔法の言葉で、世界柔道選手権、日本柔道金メダルラッシュ

 金メダル無しに終わったロンドンオリンピック。

 成績不振に加え、不祥事の続く日本柔道復権の任を背負って、シドニーオリンピック金メダリスト井上康生さんが新監督に就任した。

 その効果か、リオデジャネイロで行なわれている世界柔道選手権で日本柔道が次々と金メダルを獲得している。

 監督が変わっただけで、こんなにも変わるんだろうか?

 たまたま、偶然か重なっただけじゃないかと思っていた。

 しかし、テレビに移る井上監督の姿を見ていると、何か違うものを感じた。

 井上監督は選手を心から応援し、選手の活躍を心から喜んでいるように見える。

 案の定、このところ井上監督の魔法が選手の活躍を言葉というものが話題になっている。

 60キロ級で金メダルをとった高藤選手には、「俺の監督最初の世界チャンピオンになってくれ。やくそくだぞ」と言って、背中を押した。

 66キロ級金メダルの海老沼選手には、「おまえは世界一にふさわしい人間だ。誰よりも努力して、ひたむきにやってきた。自信を持てばいい」と送り出した。

 井上康生監督の現役時代の柔道は面白かった。

 一本勝ちにこだわり、シドニーオリンピックでの内股での一本勝ちでの優勝は、鮮明に記憶に残っている。

 今の日本代表選手にとっても、それは古い記憶ではなく、井上監督の求心力は大きいものだろう。

 その監督から激励の言葉に、選手は力をもらったのだろう。

 叱り飛ばすのではなく、自信を与える言葉をかける。

 誉めて育てる育成なのだろう。

 今後の日本柔道の復権を期待したい。 

 

2013年8月28日 (水)

不動産税額ハンドブック平成25年版

 私の座右の書籍として、「不動産税額ハンドブック」という本がある。

Photo

 私が一番重宝しているのは、各種税額計算表と税制の適用可否チェックリストだ。

 各種税額計算表というのは、まったく税法を知らない人出も、計算霊にならって数字を当てはめるだけで、簡単に不動産に関する税額が算出できるというもの。

 適用可否チェックリストというのは、居住用資産3,000万円控除に代表される、不動産に関する税の軽減措置受けるにあたって、その適用可否要件をチェックリストで確認できるというもの。

 税法を知らない人でも使えるが、もちろん不動産会社、会計事務所、銀行、金融機関にとっても必携の書だ。

 譲渡所得税、相続税、贈与税から、不動産取得税、登録免許税、印紙税、消費税まで詳細に解説されている。

 毎年改正される不動産に関する税制改正に細かく対応し、あたらしい年度版が出版されている。

 平成元年の初版依頼、25年にわたって版を重ね続けているということが、この本の信頼を物語っていると言える。

 この「不動産税額ハンドブック」は、不動産に関する税金を得意としている3人の税理士の共著によるものだが、今日著者の内2人が当地(宮崎県の北端の街、延岡市)出身の税理士だ。

 その一人は、私の小中高から大学までの同級生。

 もう一人は同じく小中高、大学の先輩である。

 延岡市市内で私のブログを読んでいただいている不動産関連の方々に、是非おすすめしたい本なのだが、Amazonで確認したら、25年版は売り切れているよう。

 定価2,100円(消費税込み)であるが、Amazonマーケットプレイスで中古本として2,750円で販売されている。

 私の手元に、著者から手に入れたものが4冊あるので、もし欲しい方がおられたら、送料無料の定価でおわけいたします。

 延岡市で私のブログを読んでいただいている不動産会社の皆さま、ぜひ使ってみてください。

2013年8月27日 (火)

閲覧制限の「はだしのゲン」増刷

 松江市教育委員会が市立小中学校に閲覧制限した漫画「はだしのゲン」の注文が相次ぎ、発行元の汐文社と中央公論新社が増刷を決めたという。

 汐文社は、今年の7、8月は前年の3倍に当たる約7000部を発行したが、在庫が少なくなったため、全10巻に関しそれぞれ2000部の増刷を決めた。

 文庫版を発行する中央公論新社も書店からの注文数に合わせ、全7巻各約1万部の増刷を決めた。(以上、報知新聞)

 「はだしのゲン」は、中沢啓治さんの、自身の原爆の被爆体験を元にした漫画。

 悲惨な被曝者の姿や戦中戦後の社会情勢が描かれている。

 特に、原爆の犠牲となった市民の残虐な姿が詳細に描れていて、原発の恐ろしさと残酷さと、世界平和を訴えている。

 松江市教育委員会は、「はだしのゲン」を過激で暴力的な表現があるとのことで閲覧禁止にしたが、もっと過激で暴力的なのが現実の戦争だ。

 教育委員会は、何かを覆い隠そうとする人たちの声に押されて閲覧禁止にしたのだろう。

 閲覧禁止にしたことが話題を呼び、出版社は増刷を決めた。

 全国の図書館での閲覧数も激増していることだろう。

 隠すつもりだった閲覧制限が、「はだしのゲン」を表舞台に引き立ててくれたのだから皮肉なものだなあ。

2013年8月26日 (月)

悪徳不動産屋日記 2015年から相続税が変わる

 仕事がら、知人から相続税について相談を受けることが少なくない。

 そんなとき私は、まずこう聞くことにしている。

 「財産は1億円以上あるの?」と。

 ほとんど、「そんなにあるわけないじゃない」という答えが返ってくる。

 ここで悪徳不動産屋の本領発揮。

 私は冷やかにこう言う。

 「でしょう。1億円なんて財産はないでしょう?だったら相続税の心配なんかしなくていいよ」と。

 失礼ではあるが、私は質問者の方々の財政状況を知っている。

 当地(宮崎県の北端の街、延岡市)のように地価が安いと、相当なお金持ちでないかぎり相続財産が1億円を超すことは無いのだ。

 というのも、一般的には不動産が相続財産の大部分をしめる。

 おまけに、相続税のなる対象となる土地価格の基準となる「路線価」は、時価やり安くなっていることが多い。

 (※路線価とは、相続や贈与によって取得した財産(土地)を評価するために、国税庁が定めた価格)

 だから、当地のような地価の安い田舎町では、主要な相続財産である不動産の評価額が3千万円を超すような人は非常に少ない。

 これが、東京のような地価の高いところだと、相続する不動産が思いもかけない高額な評価額となって、相続税を払うために自宅を売却しなくてはならない事もある。

2015年1月から、相続財産の課税上の基礎控除が縮小するため、課税対象となる人が増加することになる。

 国税庁の試算によると、11年の相続税の課税件数は死亡者数の約4.1%だった。

 しかし、1015年以降は6~7%に高まるとみている。

 現在相続税の基礎控除額は5千万円+1千万円×法定相続人の数

 妻と子ども2人が相続人の場合 5千万円+1千万円×3=8千万円が相続財産から控除される。

 しかも、相続財産の内土地についての算定価格として利用されている路線価格は、時価の7掛け程度。

 従って、大雑把に1億円以上の財産があったときのみ相続税の心配をすれば良いということになるのだ。

 しかし、2015年からはこの控除額が縮小されることになっている。

 基礎控除額は、3千万円+600万円×相続人の数に引き下げられる。

 つまり基礎控除額は、3千万円+600万円×3人=4800万円となる。

 こうなると、、普通の?人でも、相続税の心配をしなくてならなくなる。

 とくに東京のように地価の高いところでは、自宅を売却しなくてはならなくなる人が多くなることが予想される。

 そこで、がぜん検討しなくてはいけないのが、居住用の「小規模宅地当の特例」だ。

 これは、配偶者や同居していた子どもたちが、相続で自宅を売らなくても済むように、自宅土地の評価額を8割減にできるという特例。

 次の要件を満たしていることが必要だ。 相続開始直前に、亡くなった人が住んでいた家が建っていること。

 特例を利用できるのは、配偶者もしくは子どもなどの同居親族で、相続税の申告期限まで家への居住や土地の保有を継続している場合。

 同居していない親族で、相続開始前3年以内に、自分や配偶者が所有するマイホームにすんだことがなく、期限まで土地を保有する場合

 これまでは、亡くなった人が、亡くなったときに老人ホームなどに入っていると、そこが自宅とみなされ、特例が使えなかったが、今回の税制改正にあわせて、来年1月から「介護を目的」といった条件を満たせば、特例が認められるようになる。

 また、これまで構造によっては特例が認められなかった2世帯住宅も、来年以降は適用条件が緩和されることになっている。

 また、土地の対象面積の上限も240㎡から330㎡に広げられる。

 相続税の申告・納付の期限は、相続の発生後10カ月以内であることに注意。

 特例を使うためには、この期限までに遺産分割の協議がまとまっている必要がある。

 敷地が広い住宅を相続する方は、早めのチェックをおすすめする。

  

2013年8月25日 (日)

悪徳不動産屋日記 油による排水管の詰まり

 昨日、排水管の詰まりのことを書いたが、排水菅トラブルのことでもう一つ大きな問題が、油の処理だ。

 天ぷら、フライで使った油を、その流しやトイレに流してしまう人が多いらしい。

 同じ液体だから流してしまえば同じこととばかりに、流してしまうのだが、これが排水管を詰まらせることもある。

 排水管を詰まらせない場合でも、家庭や飲食店が流した油は、下水道菅の内側に固まりとなってこびりついていく。

 少量だからいいだろうと流した油も、何千、何万世帯のものが集まると膨大な量になる。

 下水道菅で固まった油が、下水道菅を詰まらせることもある。

 詰まらせないまでも、下水道の末端処理施設の負担を大きくする。

 だから、使った後の油は紙に吸い取らせたり、処理剤で固めたりしてゴミとして出すようにしなくていけない。

 鍋や皿に残った油も、紙や布で拭き取ってから洗うことが望ましい。

 なぜ悪徳不動産屋の私が、油の処理にこだわるかといえば、私が勤めていた会社での経験からだ。

 前の会社に入社したてのころ、私はその会社が分譲したマンションのクレーム処理担当にさせられた。

 そのマンションは、下水道が整備されていない地域にあったので、家庭の汚水及び雑排水は合併浄化槽で浄化して流すことが義務付けられていた。

 当時、当地(宮崎県の北端の街、延岡市)の下水道普及率は30%未満で、下水道のない地域が多かった。

 マンションの住人からのクレームは、浄化槽の性能が悪くて、汚水が浄化されずに、室内でトイレの異臭がするというものだった。

 浄化槽施行会社に調査してもらったところ、各家庭が油を直接す量が多くて、浄化槽内で油が固形化して、浄化槽が浄化できなくなっているのが原因だった。

 それで、いったん浄化槽の清掃をして、入居者の方々には、その旨の説明をして、以後は食用油をそのまま流しに流すことをやめるようお願いした。

 しかし、それでも油を捨てることは止まず、何度も浄化槽が動かなくなった。

 その都度入居者は、浄化槽の設計ミスだとして厳しくクレームを付けてくる。

 クレーム担当の私は、その度に浄化槽の施行会社といっしょに浄化槽の点検に立ち会うことになった。

 浄化槽の中は汚水が溜まっている。

 通常は、その汚水をモーターで攪拌しつつ、浄化槽に生かしているバクテリアで汚物を清浄化しているのだという。

 浄化槽のふたを開けて点検すると、通常なら液状である汚水が、表面を厚い油の固まりが覆いつくしているのだ。

 現場確認に同行していた社長から、「棒切れで表面の油をかき回して見ろ」と命じられ、かき回すと、その下は汚水。

 汚水というのは、つまり糞尿混じりの水。

 浄化されていない汚物の姿(ウンコが浮いていたりするのだ)と臭いに、吐き気をこらえながら表面の油をかき分ける。

 おまけに、浄化槽点検中はトイレを使わないようにお願いしていたのにトイレを使った人がいるのだろう。点検している浄化槽に汚水が流れ込んでくる。

 トイレットペーパーが混じっているので、その汚水が何かを思い知らされる。

 入社したばかりで給料も水準以下の安月給だった私は、社長命令で汚物をかき混ぜながら、辞めてやろうかと思ったものだった。

 私は、そのときの浄化槽を覆いつくす油の固まりの姿を見ているから、下水道の末端処理場の惨状を想像できるのだ。

 だから私は、油を流しに流すことはしないし、フライパンや皿に残っている油は、新聞紙で拭き取ってから洗うようにしている。

 悪徳不動産の、遠い昔の思い出である。

2013年8月24日 (土)

悪徳不動産屋日記 排水管つまりの原因は?

 アパートやマンションのトラブルで、結構多いのが排水管の詰まり。

 風呂、洗面所、トイレ、流し。排水管が詰まると生活に支障が出る。

 当然のようにクレームの電話が入る。

 トイレの水が流れなくて、トイレが使えない。

 洗面台の水が引かない。

 流しが詰まって炊事ができなくて困っている。

 だいたい、そんな内容だが、いずれも、すぐになんとかしてくれと言って来る。

 それに対する、こちらは悪徳不動産屋。

 「お客さん、あんたが排水管を詰まらせたんじゃないかい?!」と思いつつ対応することになる。

 というのも、排水管を詰まらせる原因のほとんどは入居者によるものだ。

 トイレットペーパー以外のものを流したり、流しや風呂のトラップ(ゴミ受け)をはずして、ゴミを排水管に垂れ流しにして詰まらせせることが多い。

 排水管を詰まらせないために、流しや風呂にはトラップがついていて、そこで大きなゴミをが排水管に入り込むのを防いでいるのだが、生ゴミがつまると水の流れがわるくなるので、トラップをはずしてゴミをいっしょに流す人がいる。

 目の前のゴミが見えなくなってしまえばお終いと思っているのだろうが、それが排水管にひっかかって、そこに細かいゴミが溜まっていくことになる。

 そして、ついには排水が全然流れなくなる。

 洗面台の詰まりも、そうだ。

 髪の毛なんかが排水管に流れていかないように排水口にはゴミ受けがある。

 そこに引っかかった髪の毛や小さなゴミを拾って取り除けばいいのだが、面倒とばかりに排水口に無理やり流し込む。

 そんな髪が、排水管の中ひっかかっていた異物にからまっていって、ついには排水管をふさいでしまう。

 要は、水だけを流していて排水管が詰まることはないのだ。

 しかし、入居者の多くは自分のせいとは思っていない。

 何か建物の欠陥のようにクレームを言い立てる。

 悪徳不動産屋の私は、一言、「なにか詰めませんでしたか?」と言ってしまう。

 素直にそんな言葉を受け入れる入居者はいない。

 「絶対に、そんなことはない。自分のせいじゃない」と言う。

 そこで私は、こう答えることにしている。

 「すぐに水道屋さんを行かせます。ただし、排水管の詰まりの原因が、おたく(入居者)のせいだったら、修理費用はあなたが負担することになりますけど、よろしいですね。」

 そう確認して水道屋さんに修理を依頼するようにしている。

 詰まりの原因は、トイレはトイレットペーパーの芯などの、水にとけないものをながしたことによるものがほとんどだ。

 流しの詰まりの原因は、爪楊枝や割り箸、歯ブラシなどが引っかかっていることが多い。

 この場合、割り箸や歯ブラシが引っかかっても、すぐに排水が流れなくなるわけではなくて、ひっかかた割り箸等に、髪の毛や細かいゴミがからまっていって、排水が詰まるわけだ。

 現実には、その割り箸は自分が詰まらせたものだと認める入居者は少なく、現在の入居者が流したものだと断定できないことが多くて、結局は家主さん負担になることが多い。

 そういえば、こんなことがあった。

 そのとき排水管に詰まっていたのは小さなタワシだった。

 当然のごとく、入居者は、そのタワシは自分のものではないと言い張っていた。

 すると、そばにいた3歳くらいの子どもが、「お母さん、このタワシお母さんが使っていたタワシだよ」と、自慢げに言い放ったのだ。

 うろたえるお母さん。

 悪徳不動産屋の私は、してやったりと思いつつ、「申し訳ないけど、今回の修理代はお客さんに負担してもらいますけど、よろしいですね」と言おうと持った。

 しかし、つまらせたものが大きすぎて、S字トラップをはずしただけで取り除くことができた簡単な修理だったし、私のかかりつけの水道屋さんは修理代もとらなかった。

 せめてもの懲らしめに、「以後、流しのトラップははずさないようにしてくださいね!」と少々厳しい口調で申し渡した。

 嘘をついたお客さんに対して、こらしめのために、せめて5000円位請求するべきだったのに、 またしても悪徳不動産屋の名にもとる仕事をしてしまったという情け無い思い出だ。

2013年8月23日 (金)

迷走する原発事故処理

 延岡学園高校の甲子園での活躍は、私の気持ちを明るくさせてくれた。

 それは、私にずっとまとわりついている閉塞感を、ひさびさに忘れさせてくれた。

 現実に目を向けると、いらだちと不安。

 外交、経済。

 解決策の無い無力感。

 最悪は、福島原発事故問題。

 事故から2年半。事態はまったく進展していない。

 表面的に事故処理を勧めているように見せかけているだけ。

 問題点を隠せるだけ隠し通して、時期を見て問題を小出しにする。

 最近認めた汚染水漏れは、深刻な問題だ。

 福島原発事故は、地球汚染を引き起こしつつある。

 スリーマイルやチェルノブイリの事故より深刻な問題として、世界中が不安視している。

 ここにいたって、東京電力だけで処理できる問題ではないので、国が処理を手がけなくてはいけないという話しがでている。

 しかし、国がやっても解決できる問題ではないのではないのだろうか。

 原発事故は、起こってしまえば解決策はない。

 それでも原発開発を続けようとする本当の意味はどこにあるのだろう。

おかえりなさい、延岡学園高校。

 夏の高校野球準優勝の延岡学園高校が今日帰って来る。

 今、宮崎空港からJRの電車で延岡市に向かっているところ。

 6時36分、南延岡駅に到着し、そこからはバスで市内を周遊するようだ。

 7時くらいには当社の前を通る。

 閉店時間をちょっと遅らせて声援を送ろう。

2013年8月22日 (木)

おめでとう!延岡学園高校

 甲子園、決勝戦。

 闇崎県税初の決勝戦進出。

 文字通り手に汗握るいい試合だった。

 残念ながら、宮崎県に初の優勝旗は持って帰れなかったが、決勝戦にふさわしいいい野球を見せてくれた。

 試合開始12時。

 試合が終わってすぐ、当社の隣の駐車場を見てみたら、百数十台入る駐車場に、お客さんの車は10台程度しか停まっていなかった。

 車の通りも途絶えている。

 延岡市民の多くが仕事の手を休めて応援していたのだろう。

 今日アパートの契約を予定していたお客様から、3時に来店するという連絡があったのも、高校野球を見てからということだったのだろう。

 そのお客様以外に差し迫った商談がなかったので、当社も昼休みを1時間半延長してテレビの前で応援した。

 高校野球というのは、どうして人をこんなに感動させるのだろう。

 まずは、延岡学園高校の健闘を讃えたい。

 おめでとう延岡学園高校。

 そして、ありがとう延岡学園高校。

 

県をあげて大喜び、延岡学園高校決勝進出。

 昨日、延岡学園高校が甲子園野球で決勝進出を決めた。

 そのうれしさを勝利インタビューを見た後、すぐにブログにアップした。

 その日は、会う人会う人その話題で持ちっきり。

 延岡は、町中、空気まで延岡学園高校の勝利に湧いていた

 当地(宮崎県の北端の街、延岡市)の地元ローカル新聞「夕刊デイリー」は、夕刊紙だもので通常版の1面から4面まで、すべてこの記事。

 それに満足できなくて、カラー刷りの号外まで追加配達してきた。

 当然のことに、夕方のニュースのローカルコーナーも、この話題に大半の時間をさいていた。

 そのニュースを見て、改めて学園高校の偉業を再認識させられた。

 延岡学園高校や、延岡市役所に集って応援している人へのインタビューは想定内の映像だったが、宮崎市のイオンモールには、もっと人があふれていた。

 そして、その人たちが、「宮崎県の誇り」だといって大喜びしている。

 それは、私の想定外のことだった。

 そうだ延岡学園高校は宮崎県の代表なのだ。

 宮崎県民が一丸となって喜んでいることに、なぜか感激してしまった。

 さあて、今日は決勝戦。

 延岡学園高校の健闘を、心から祈っている。

 

 

 

2013年8月21日 (水)

おめでとう!延岡学園高校! 宮崎県勢初の決勝戦。

 今日は、これしかないでしょう!

 勝った!

 勝った!

 勝った!

 甲子園野球、準決勝で、当地(宮崎県の北端の街、延岡市)の延岡学園高校が、勝った!

 宮崎県勢初の決勝戦進出!

 とりたてて話題になったスーパースターもいなかったのに、チームプレーの勝利!

 こりゃー、!マークだらけになるでしょう。

 延岡市民は大盛り上がりだよ。

 きっと、みんな家でテレビにかじりついて応援しているのだろう。

 当社の隣にあるスーパー「ビッグマートユーホー」の駐車場がらがらだった。

 「ユーホー」さんにとっては、とんだ売上ダウンだけど、店長さんも延岡学園の勝利を喜んでいるはず。

 こうなったら、優勝してもらいたい。

 頑張れ!延岡学園高校!優勝だ!

 

 

2013年8月20日 (火)

延岡学園高校、48年ぶりのベスト4

 今日の話題は、何と言っても延岡学園。

 夏の甲子園、昨日の準々決勝で勝ち抜いた。

 2回表に対戦相手富山第一高校に先制されたが、6回裏に3点入れて逆転。
 
 喜んでいたら7回表に3点取られ、再逆転され1点差。
 
 がっかりしていたら、8回の裏に同点に持ち込み、その後両校とも得点圏にランナーをだしながらも延長戦に突入。
 
 そして11回サヨナラ勝ちという、文字どおり手に汗握る好試合だった。
 
 宮崎県代表としては48年ぶりのベスト4。
 
 当地(宮崎県の北端の街、延岡市)代表としては、史上初の快挙。
 
 学校名も延岡学園。
 
 宮崎県の代表校。しかも当地延岡市の代表校だ。
 
 宮崎県下では強豪校の一つで、甲子園には9回出場。
 
 プロ野球選手も6人誕生している。
 
 その中に、ロッテで「魂のエース」と称された黒木知宏投手がいる。

 宮崎県代表のベスト4は48年ぶりというように、県代表校の甲子園の目標は初戦突破。

 今年の延岡学園も、前評判はそんなに高いものではなかった。

 それがなんとなんとベスト4なのだ。

 波に乗ってしまって、あと2勝で優勝。
 昨日の当地は、野球が全然わからない者まで、朝から、延岡学園の活躍の話題でもちっきりである。

 頑張れ!延岡学園高校。

2013年8月19日 (月)

青島太平洋マラソン(16) すばらしい!スマートフォン・ジョギング記録アプリ

 3日坊主の私なのだが、青島太平洋マラソンへ向けての練習は続いている。

 自分自身でも半信半疑だった青島太平洋マラソン出場が、現実のものになるかもしれないという気がしてきた。

 このところ、完走を確実なものにするために練習量と練習の質をあげようと思い始めた。

 そうなると、練習用の小道具として欲しい物ができた。

 それは、GPS機能のついたストップウォッチ付腕時計。

 GPS機能で走った距離とラップタイムを自動的に測ってくれるというものだ。

 残念なことに、これが結構高価格なのだ。

 3万円くらいだから買えないという価格ではないのだが、今持っているカシオのストップウォッチ付きの時計でもラップタイム等の計測はできる。

 だから、新たに3万円払って買おうかどうか迷っていた。

 そこで思いついたのが、スマートフォンのアプリサイト。

 ひょっとして、そんなアプリがあるのではないかと検索してみた。

 「ジョギング 記録」という検索ワードで検査してみると、50余のアプリが登録されている。

 その中から、「杉山かめたろう」さん作の「ジョグ・レコーダー」というアプリをインストールしてみた。

 インストールして開いてみると、表示がシンプルで見やすい。

Rimg0024

 左に1㎞ごとの距離表示、次列に1㎞のラップタイム、その右に累計時間という表示方法だ。

 もっと機能があるようだが、私にとってこれで充分。これ以上の機能は、今のところ必要ない。

 アプリは世界中から登録されているので、使用方法等が英語表記のものが多いが、英語が駄目な私にとって日本語表示はありがたい。

 早速、昨日の練習に携帯することにした。

 このアプリと同時に、ラジオアプリでラジオを聞きながら走ることにした。

 もし、うまく作動してないといけないので、いつものようにカシオのストップウォッチ機能付時計でも計測することにした。

 バイクのトリップメーターで計測したばかりの、初の7㎞のコースだ。

 いつもの5㎞を2㎞延ばした始めてのコースで、距離的な不安があったことと、体が重かったので意識的にゆっくり走ることにした。

 息が苦しくならない程度のゆっくりしたペースを維持したまま、7㎞完走。

 完走と同時に、「ジョグ・レコーダ」のストップボタンを押し、腕につけたカシオの時計のストップスイッチも押す。

 スマートフォンの画面を見て、感激した。

Rimg0021

 これが、昨日の記録だ。7㎞のタイムは50分52秒。

 GPS計測によると7㎞と67mあったようで、その合計タイムは51分27秒になっている。

 当然のことだが、時間は腕時計のタイムとほぼ同じ。

 スタートスイッチを押す時間差の分の差があっただけ。

 まずは、バイクのトリップメータで測った距離とGPSでの計測がほぼ一致したことに感激した。

 次に、1㎞ごとのラップタイムがそのまま表示されていることに大感激。

 初の7㎞に不安があったので、ゆっくり走ったのが、そのまま記録されている。

 ゴールまで2㎞になったときに、意識的に少しスピードをあげてみたのだが、それもはっきりと記録に出ている。

 こんなゆっくりしたスピードでは、人に自慢できるような記録ではないが、この年で(非公表)、運動とは無縁のおじさんとしては上出来な成果。

 大会まではあと3カ月以上あるので、もう少しは力をつけられるだろう。

 それにしても、ひさびさに大感動の優れもののアプリに出会った。

 こんなすぐれもののアプリが無料で手に入るなんて、素晴らしきかなスマートフォンアプリ様さまである。

 

2013年8月18日 (日)

がんばれ!延岡学園高校!

 今日は、高校野球12日目。

 10時半から、我が郷土の代表校・延岡学園高校の試合がある。

 日ごろ、それほどまでには野球に興味はないのだが、郷土の代表校の出る試合は別物。

 テレビの前で応援しようと思っていたのだけど、賃貸物件の案内が入った。

 案内の時間は、ちょうど試合と重なる11時半。

 本音はお断りしたい話だった。

 というのも、物件は90㎡(約27坪)くらいの一戸建の貸家なのだが、何人案内しても決まらない物件なのだ。

 というのは、立地が市街地から遠くて、近くに買い物をするところがないことと、90㎡もあるのに間取りが1LDKという特殊な造りだからだ。

 家主さんは当地(宮崎県の北端の街、延岡市)の育ちだが、現在横浜市に住んでおられる。

 年をとったら当地に戻ってくるつもりで、それまでは別荘代わりに使うということで、こんな間取りにしたらしい。

 買い物も、病院も、車がないと生活が成り立たない。

 だから老後の住居としては不便。

 学校は、歩いて1時間はかかる。

 おまけに子ども部屋はとれないので、子どもがいる家庭も無理。

 ということで、半年近く入居者が決まらない。

 当社のホームページに掲載しているが、写真では感じがいいので、案内はたびたびしている。

 お客様の家族構成等をお尋ねして、学校に行く子どもさんがいる方には無理だという説明をするのだが、一応見たいと言うお客が少なくないのだ。

 自然に囲まれた環境を気に入る人もいるかもしれないので、案内は厭わない。

 なんとか気に入る人を見つけたいと思って案内するのだが、現地についたら、状況を納得して、即決で借りないという結論になる。

 そんなことを何度も繰り返している。

 しかし、お客様のたつての希望。

 悪徳不動産屋としては、時間の変更をお願いしてみたが、11時半でないとだめだとのこと。

 ということで、延岡学園高校の試合の結果が出るのは案内中になるだろう。

 現在、お客様の来るのを待ちつつテレビで声援を送っている。

 がんばれ延岡学園高校。

2013年8月17日 (土)

30℃は、しのぎやすい?

 今朝のワイドショーの天気情報コーナーのアナウンサーのコメントが耳にとまった。

 どの地方の何日の予想なのだかわからないのだが、「○○日頃に一雨ありそうです。雨のあと気温も少し下がって、30℃くらいになって過ごしやすいでしょう」と聞こえた。

 「30℃が、過ごしやすい」だと?

 25度で夏日。30℃は真夏日だぞ。

 35℃は猛暑日。

 猛暑日に慣れた体には、30℃が過ごしやすく感じるんだろうか

 30℃は過ごしやすくはないだろうと思った次第。

 。

 

2013年8月16日 (金)

悪徳不動産屋日記 一斉に盆休み

 お盆休みも終り、今日からまた仕事。

 お盆休みの帰省客が物件を探すこともあるかもしれないのに、当地(宮崎県の北端の街、延岡市)の不動産会社は一斉にお盆休みに入る。

 不動産業は他社の情報が必須で、他社のほとんどが休むとなると仕事にならない。

 それで、市内の不動産会社は一斉に休業となる。

 各社多少の違いはあるが、概ね13日から15日を盆休みとしている。

 当社もそれにならって、例年13日から15日が盆休みである。

 冒頭に、盆休みに物件を探すお客さんがあるかもしれないと書いたが、今年がまさにそれ。

 現在北九州市にいる、知り合いの娘さんが、盆に帰省してアパートを探したいというのだ。

 お盆休みを利用して14日に帰省して、アパートを見つけて、9月3日には入居したいという。

 前もって物件を探し、希望条件に合いそうな物件の資料を送った。

 他社さんの物件だったが、インターネットのホームページで確認してもらって、2つの物件にしぼって、申込みをして帰りたいと言う。

 すでに、引越し業者に9月3日の引越しの手配を済ませているとのこと。

 余りにも急な話だ。

 他業者が一斉に休んでいるから、気に入らないときには他の物件を探しようがない。

 引越しの予定日が迫っているので、もし気に入らないときにはどうするのだろうと心配しつつ、とにかく案内の予定を組んだ。

 約束の日の14日の前日、管理会社に鍵を借りに行ったところ、最有力候補にしていた物件が、直前の12日に予約が入っていた。

 こんなものだ。

 借りるかどうか確定していないので、とり置きはお願いできなかった。

 幸い(?)、同じアパートに8月31日退去予定の部屋があるので、引越しを少し遅らせることができるなら入居は可能。

 すぐに、そのことを連絡したのだが、携帯電話は「お客様の都合で電話がつながりません」との応答。

 どうやら電話料金の払い忘れで、電話が止められているようだ。

 物件資料のやりとりをしたパソコンのメールにも連絡を入れるが、応答がない。

 万事休す。

 約束したのだから、明日は来るということで待機しておくしかない。

 果たして、当日の14日。

 午前中に携帯にメールが入る。

 「昨日は携帯が使えなくなっていました。今日は予定通りお伺いしますけどいいですか?」とのこと。

 まずはひと安心。

 約束の時間の午後1時の30分前に出社。

 ことの成行を説明して、案内。

 管理会社から言われている入居可能日は9月15日。

 8月31日に退去して、補修箇所の見積りをして、家主の了解をとって補修に入るから2週間は見てもらいたいというのだ。

 なんとかリフォームを急いでもらえないかという話をしたが、入居期間が長かったので、かなり補修が出ると思われるので2週間は必要だとのことだった。

 お客さんは、物件は気に入ったが、9月3日の引越しの予定は変えられないと言う。

 に、運送会社に荷物を一次預りしてもらって引越しを遅らせることができるのではないかという提案もしてみたが、引越しの見積りも済ませているので、それもしたくないと言う。

 心配していた事態が起きてしまった。

 他の物件を探そうにも、盆休みがあけるまで探しようがない。

 北九州には、その日の内に帰らないといけないとも言う。

 盆開けに管理会社に無理をお願いして、リフォームを急がせて7日くらいまでになんとかなりそうなら検討すると言うので、とりあえず入居申込書を記入しておいて、リフォームが間に合いそうなら申込みをするということにして申込書だけ記入しておくように話をしてみた。

 すると、「そこまで急がなくてもいいから、申込書は後でファックスのやりとりでもいいですか?」と聞いてきた。

 そこで、納得。

 私だけに頼っているような話だったが、他社にも依頼しているのだろう。

 他でも物件を探しているの?と聞くと、全国展開をしているアパート業者には問い合わせをしたと言う。

 そして、今日。

 管理会社に鍵を返しに行き、リフォームを急げないかという話をしてみたが、無理だとの回答。

 恐らくお客さんは、全国展開のアパート会社の物件を決めているのだろうが、約束だから、メールでその旨報告を入れる。

 しばらくの後に返信がある。

 「今回は、○○建託さんのアパートを借りることにします。また何かありましたら、よろしくお願いします!」

 悪徳不動産屋の私は、私を全面的に信頼して家探しを依頼し、早々に引越しの手配をしているのに、住む家を見つけられないときはどうしようとうろたえていた。

 信頼されていると思うと、悪徳不動産屋は、それに答えようとしら真剣になってしまう。

 真実は、○○建託さんの物件を先に見ていて、その物件の比較物件として私に休日出勤を要請してきたということのようだった。

 経営者だから、無給の休日出勤になったが、引越し先がないという結末にならなかったことに胸をなでおろし、一方でちょっと傷ついた悪徳不動産屋であった。

2013年8月15日 (木)

総理公邸に幽霊

 総理公邸に幽霊が出るという話がある。

 安倍総理が、就任7カ月が過ぎても入居していないのは、幽霊が恐いからだと言われている。

 現在の公邸は、もともと総理大臣の仕事場である官邸を2005年に総理が居住する公邸として改装されたものだ。

 官邸時代に、犬飼首相が暗殺された5・15事件や、クーデター未遂事件2・26時選の舞台になっている。

 それで、軍服を着た幽霊がでるという噂になっているわけだ。

 安倍総理が公邸に入居しないことについては、国会の場でもその原因が幽霊にあるのではないかという質問が出ている。

 安倍総理は、入居しないのは幽霊とは関係なく、公邸がだだっぴろくて使い勝手が悪いことを理由として、15分ほど離れた自宅から官邸に通い続けている。

 幽霊騒動の真偽のほどはわからないが、もし軍服を着た幽霊が出るのであったら、安倍総理こそがその魂をねぎらい、安らかに成仏させる役目を担うべきだろう。

 安倍総理は、靖国神社参拝について「国のために尊い命を犠牲に
した方々に尊崇の念を表する気持ちは持ち続けていきたい」と表明しておられる。

 5・15事件や2・26事件の行動の是非は、一概に結論づけられないものがあるのだろうが、少なくともあのとき若き将校たちは国家のために命を賭した。

 国のために尊い命を絶ったのは、戦争で犠牲になられた英霊に劣る行為ではない。

 安倍さんが真に、「国のために尊い命を犠牲にされた方々に、尊崇の念の思い」があるのであれば、成仏できずに彷徨っておられる霊に、その思いを語りかけることによって幽霊騒動も納まるのではないだろうか。
 
 勇猛なタカ派的安倍総理に、公邸に居住して幽霊と正面から対峙することを期待する。

2013年8月14日 (水)

音の無い盆踊り

 朝のワイドショーで奇妙な光景を見た。
 
 広場で、浴衣を着た一段がそろって踊りを踊っている。

 どうやら盆踊りのようである。

 しかし、そこには太鼓の音も音楽もない。

 無音の中で、みんなが同じ振り付けで踊っている。

 そのわけを聞いて、またまた驚いた。

 盆踊りの音がうるさいとの苦情を気にしてのことらしい。

 踊り手は、決められた周波数にあわせたポータブルラジオを身につけ、そこから流れる盆踊りの歌に併せて踊りを踊っているのだという。

 そこまで気を使うのは、苦情を言ってくる人の主張が強烈なのだろう。
 おそらくは、地の人ではなくよそから移住してきた人。

 そんなよそ者の意見で、昔から続けてきている行事の方が片隅に追いやられるのはおかしい。

 昔にくらべて、身の回りの騒音は増えてきている。

 それなのに盆踊りの音には我慢できないというのは、よそ者の身勝手。
 人の都合は一切関係なく、自分の権利を声高に主張する。

 大きな声にびっくりして、人のいい気の小さい人は泣く泣くそれに従う。

 最近の世の中は、そんなことがまかり通っている。

 夏の風物詩である花火でも、音の小さな花火が開発されているという。

 音の無い花火なんて、面白くもない。

 一部のわがままを押し通す輩の意見を、そこまで尊重しなくてはいけないのだろうか。

 そういえば、風鈴の音で殺人事件も起こっている。

 すべては、コミュニケーションが希薄になったことに起因するのだろう。

 インターネットの普及で、この傾向はますます増していくことになる。

 この先どうなることやら。

2013年8月13日 (火)

山中慎介選手4度目の王座防衛

 昨日の、山中慎介(WBC世界バンタム級チャンピオン)の試合は面白かった。

 手を出していないときも、すきがあれば倒すぞ、という気迫が伝わってくる。

 亀田一家の、打たれないぞ、倒されないぞ、というのとはまったく別物。

 結果は一ラウンドKO。

 たった二分数十秒の試合だったが、亀田一家の退屈な1時間の試合を見せられるよりずっと満足させられた。

 勝利インタビューを受ける山中選手が、観戦に来ていた亀田和毅選手に「統一戦をやって日本を盛り上げようや」と呼びかけていた。

 それに対する質問陣に、和毅選手は「実現できたらね。面白いんじゃないですか」と答えていた。

 しかし、統一戦の実現はないだろう。

 山中選手は、年齢的にも試合経験でも、今が旬の絶頂期の選手。

 亀田プロダクションには、負けそうな相手と戦うというシナリオはない。

 今の山中選手と戦うことは絶対にない。

 亀田一家は、あれこれ理屈をこねて、時間を稼いで時の過ぎるのを待つだけだろう。

 のらりくらりと対戦をかわしていれば、山中選手を倒してくれるヤツが現れるかもしれない。

 誰かが倒してくれれば、あいつは弱かったのだと笑い飛ばせばいい。

 倒してくれるヤツが出てこなくても、あと数年すれば山中選手も年をとる。

 絶頂期を過ぎて弱ってくれば戦えばいい。

 とにかく、強い山中選手と戦いのリングに上がることはないだろうなあ。

2013年8月12日 (月)

猛暑の甲子園 高校野球

 今日、高知県四万十市で気温41度を観測した。

 これは2007年8月に、埼玉県熊谷市と岐阜県多治見市で記録した40.9度を超える、国内観測史上第1位の記録である。

 この全国的な猛暑の中、夏の風物詩高校野球が開催されている。

 炎天下の下、選手も大変だが応援する方も大変だろう。

 熱い太陽に熱せられ、応援でヒートアップ。

 そんな暑さの中、今日は当地(宮崎県の北端の街、延岡市)の延岡学園高校が初戦を勝利で飾った。

 野球にウンチクを傾けるほどの知識はないが、今日の試合は面白かった。

 今日の試合は、対戦相手の福岡の自由が丘高校に3回に先制され、4回で同点にすると、5回にはまた1点を取られる。

 はらはらして観ていると、5回の裏には2点を入れて逆転。

 延岡学園が、さらに7回に1点を加え、そのまま逃げきった。

 点を取ったり取られたり。

 結果が勝利だったから、嬉しいかぎり。

 

 

 

  

 

 特に、郷土を代表する学校の試合は興奮してしまう。

 次は第3試合。

 延岡学園高校の奮闘を祈りたい。

2013年8月11日 (日)

やばい

 最近、耳につくいやな言葉が「やばい」だ。

 危険だとか不都合なことを意味する「やばい」という言葉が、賛辞や肯定的な意味で使われている。

 

 楽天イーグルスの田中まーくんが、開幕14連勝をしたときのインタビューの第一声で「やばいですね」と発していた。

 数年前にテレビで、若者が美味しいものを食べるときなど、肯定的な場面で「やばい」という言葉を使っていると取り上げられた。

 それを受けて芸人たちが、最初はふざけた感じで「やばい」を連発していたのだが、すっかり定着しそうな気配である。

 言葉は時代とともに変わってきた。

 私が中学校の国語の時間に、先生が「『一生懸命』という言葉は間違いだ。正しくは『一所懸命』だ。」と言われた言葉を今も思い出す。

 それで、私は「一生懸命」という言葉をずっと使わずに来た。

 しかし、今、「一生懸命」が「一所懸命」を駆逐してしまって、「一所懸命」という活字を見ることがなくなった。

 だから、「やばい」も、そんな言葉の変化なのだと思えばいいのかもしれないが、テレビが悪のりして意図的に流行らせている感があって、どうにも不愉快だ。

 テレビで、いい年した大人が若ぶって「やばい」と言うのを見ると虫酸が走る。

 言葉が時代とともに変わっていくのはしかたのないことなのだろうが、「やばい」が新しい言葉として定着するのはどうにも許せないなあ。

2013年8月10日 (土)

田上長崎市長、平和宣言で政府を批判

 昨日,昼食時の「笑っていいとも」の71歳の若手女芸人のことを書いたが、もっと書きたかったことがあった。

 それは、ニュースで聞いた田上長崎市長の平和宣言。

 今年4月に提出された核兵器の非人道性を訴える共同声明に日本政府が署名をしなかったことに触れ、毅然とした態度で政府を批判していた。

 共同声明には、80カ国が署名している。

 南アフリカなどの提案国は、被爆国であるわが国にも賛同の署名を求めたのだが、日本は「人類のいかなる状況においても核兵器を使うべきではない」という文言が受け入れられないとして署名しなかった。

 田上市長は、「核兵器の使用を状況によっては認めるという姿勢を日本政府は示したことになる。これは2度と、世界の誰にも被曝の経験をさせないという、被爆国としての原点に反しますと厳しく糾弾していた。

 印象的だったのは、長崎市長の平和宣言の音声に、平和祈念式典に出席していた安倍総理大臣の顔がアップで映し出されていたこと。

 総理大臣を目の前にして、政府を批判する長崎市長の口調は穏やかだった。

 そして、それを聞く安倍総理の表情は微動だにしなかった。

 日本政府がこだわったのは、「いかなる状況においても」という文言だったようだ。

 それは、あきらかに米国を意識してのもの。

 見えないところで、どんな政治取引があっているのだろう。

 

2013年8月 9日 (金)

71歳の若手女芸人バネッサ

 今日の昼飯の時間、テレビをつけると「笑っていいとも」のオープニングだった。

 最初のコーナーで「71歳の若手女芸人」との紹介コメント。

 71歳の若手?

 その言葉が気になって、テレビに目をやる。

 「爆笑問題」の太田プロ所属のお笑いタレントで、同プロ所属の「劇団一人」が紹介していた。

 「今71歳でボクより年齢は上だけど、芸歴は3年で、業界ではボクが先輩になる」

 芸歴3年?

 ということは、68歳でお笑いの世界に入ったというのか?

 興味津々でテレビを見ていると、出た。

 71歳にしては若々しいが、なるほど71歳。

 ゴリラの腹話術人形との掛け合い芸を演じるが、唇は動くし、自分の声と腹話術人形のゴリラの声を間違える。

 話が弾みだすと、もうまったく腹話術をわすれてゴリラの声も普通に喋っている。

 ゴリラの喋りになると、ゴリラの人形を自分の顔の前に掲げて、自分の口を隠してのお喋り。

 若手ではあるが71歳という年の功に免じてなのか、タモリさん始め全員に大受け。

 元気ではつらつとしていて、あっけらかんとして悪気のない明るさがいい。

 芸名は「バネッサ」。

 太田プロエンタテイメント学院2期生として育成期間中のクラスメートであった、40歳年下の「クロワッサン」と「LOVE40」というコンビ名で3年前にデビューしている。

 どうしてこんな年でお笑いの世界に入ったのかという質問に、「若いときからお笑いにあこがれていたが、結婚して子供ができた。その後もずっとお笑いをあきらめきれなかったのだけど、子どもの猛反対でできなかった。子どももいい年になったので、夢をかなえようと思った」と言う。

 68歳で夢に向かって飛び出したというわけだ。

 最近自分の来し方と行く末を少々悔いていた私にとって、衝撃的に元気づけられる話だった。

 コンビを組んだ「クロワッサン」は、もともとピン志向だったそうだが、年配の女性から声をかけられて断りにくかったから・・・と言っている。

 この、あつかましさ。

 これも年の功。

 生来、ひっこみじあんで内気だった私も、この年になってきて、少々恥じらいはなくなってきている。

 幸い私は、まだまだ体力的には自信がある。

 68歳までには、たっぷり時間がある。

 

 

2013年8月 8日 (木)

凍土壁工事

 福島第一原発で地下水が汚染され、日に300トンが海に流出している。
 東電による汚染水対策は破綻しているとし、政府が国費を投入して対策に乗り出すという。

 原子炉建屋とタービン建屋の周りの土を凍らせて囲い、地下水が入り込まないようにして放射能汚染水を減らすということだ。
 

 数百億円を投じる大工事になるが、想定通りに流入を防げるかどうかはわからないというおかしな話しだ。

 除染や賠償にかかる費用は10兆円にものぼるとも言われている。

 東電だけでは手に負えないので、結局税金を投入せざるを得ないという流れになってきた。

 しかし、国が乗り出したからといって、復旧がいつになるかは皆目検討もつかない。

 解決の道が見つからないままに、なし崩し的に原発再開に進むことは決まっているように感じる。

 何がなんだかわからない。

2013年8月 7日 (水)

猛暑。電力不足はどこに。

 暑い。

 口にしたくないけど、暑い。

 去年6月にバイクの免許をとってからというもの、暑い夏も寒い冬も、もっぱらバイクが移動手段になっている。

 去年の夏は、薄い上着を羽織ってバイクを走らせると暑さが苦にならなかった。

 免許取り立てのワクワク感が、余計にそうさせたのかもしれない。

 今年の暑さは格別。

 それは、バイク生活が日常化してしまって、ワクワク感がなくなったせいだけではない。

 確実に、暑さの違いを肌で感じさせられる。

 例年なら、電気代がもったいないという理由で、夏の期間に5~6日しかエアコンをつける許可をだしてくれない我が家のかみさんも、今年の夏は連日エアコンをつける許可を出してくれる。

 これは、30数年の結婚生活で初めてのこと。

 我が家のエアコンがこれだけ稼働しているってことは、日本中のエアコンがフル稼働しているのだろう。

 それなのに、「節電」「電力不足」の声を全く耳にしない。

 去年あんなに大騒ぎして、電力会社から「計画停電」の通知書が届いたりしたのに、今年は何にも言ってこない。

 テレビも、猛暑猛暑と騒ぎ立て、局地豪雨や水不足の話はあるが電力不足については何にも言わない。

 電力会社にとって、猛暑による電力不足を原発再開の最大の理由にしてくるかと思っていたのに、それもない。

 「電力不足」はどこに行ってしまったのだろうか。

  

 

2013年8月 6日 (火)

猪瀬都知事、「撤回したから終り」

 麻生副総理のナチス発言について、コメントを求められた猪瀬知事が、「撤回したんでしょ!撤回したから終りですよ。」と言い放っているのを聞いた。

 この人前々から、自分が一番偉くて、自分の意見に反する声は聞く耳持たずという感じがしていて、好きではない。

 この人が喋るのを聞くと、いつも不愉快な気分にさせられる。

 橋下大阪市長も、「国語力のある人なら、(麻生さんの発言は)間違ってない」なんてことを言っていた。

 選挙のときには、「皆さまのご支援をお願いします」と、無能な選挙民の前に這いつくばって懇願しながら、当選すると選挙民は無能だとばかりな発言をしている。

 権力の座にすわると、それに気付かなくなるんだろうなあ。

2013年8月 5日 (月)

世界水泳 がんばれ!松田丈志選手

 世界水泳400メートル個人メドレーで、瀬戸大也選手が金メダルを獲得した。

 オリンピック、世界選手権を通じて、個人メドレーでの金メダルは日本人選手で初めてのことだそうだ。

 今年の世界水泳は、萩野公介選手の活躍に期待が集中していた。

 期待どおり初日に400メートル自由形で銀メダルを獲得。

 それに続いて200メートル個人メドレーでも銀。

 個人で6種目に出場するという強行スケジュールの影響か、一番得意とする400メートル個人メドレーは5位に順位を落としてしまった。

 代わりに躍り出たのが瀬戸大也選手。

 荻野公介選手とは同級生。

 はなばなしい荻野選手の陰にかくれていたが、大のライバル関係だったようだ。

 イケメンだし、今回の金メダルで人気者になること間違いなしだろう。

 その他のメダルは、女子100メートル背泳ぎで寺川綾選手が銅メダル。

 男子400メートルメドレーリレーで銅メダル。

 一位でゴールしたアメリカの失格によるものだったが、リレー選手の中に松田丈志選手の顔がなかった。

 今回の世界水泳は、日本代表選手のメダルが少なく、全体に盛り上がりに欠け、マスメディアでもあまりとりあげられなかった。

 それで気がつかなかったのだが、松田丈志選手の名前をまったく聞かなかった。

 男子400メートルメドレーリレーといえば、ロンドンオリンピックで「(北島)康介さんを手ぶらで帰すわけにはいかないぞ」という松田選手のコメントが話題になった。

 その言葉を思い出して、世界水泳のメドレーリレーのメンバーの写真を見たのだけど、松田選手の顔はなかった。

 怪我でもしているのかと、気になってネットで調べてみたら、大スランプに陥っているようだ。

 がんばれ! 松田丈志選手!

 応援しています。 

  

2013年8月 4日 (日)

青島太平洋マラソン(15)

 すべてに三日坊主の私なのだが、青島太平洋マラソンを目指したランニングが3カ月も続いている。

 5㎞は楽に走れるようになった。

 しかし、楽に走れるスピードで走っていても、スピードがつかない。

 現状に満足していては上にはいけないなあ。何事も。

 

2013年8月 3日 (土)

麻生さんのヒトラー騒動

 麻生さんのヒトラー発言。

 天下国家のことに触れたくはないが、これが日本を動かす政治家なんだから、情け無い限り。

 麻生さんは一般人としては、破滅的な欠陥人間ではないのかとさえ思える。

 それは、鳩山元総理と同じ欠陥のように感じる。

 大金持ちのおぼっちゃまとして生まれ、幼少のころからお殿様。

 意見はすべて正しくて、何をやっても何を言ってもウケる。

 世間の常識を押しつけられることがない。

 過ちを責められても一向に悪びれるところがないのも、お二人に共通している。

 「(自分がヒトラーを)否定的にとえらていることは全体の流れを見ていただけたらはっきりしている」とおっしゃるが、私にはわからない。

 橋下大阪市長が、「(ナチスを)正当化したのではないことは、国語力があればすぐわかる」と擁護しておられたが、彼らこそ自分たちの国語力を見直すべきだろう。

 今回の発言について、マスコミが一部だけを切り取って歪曲して伝えているという弁解は通用しない。

 カット無しで話の全体の流れをみても、問題にならないほうがおかしい。

 生まれたときからの権力者である麻生さんが、庶民感情と国語力と乖離した言動をしてしまうのは当然。

 驚くべきは、庶民から成り上がったはずの橋下さんが、権力を手にしたら、庶民の言葉を理解できなくなっていることだ。

 権力とは、げに恐いものだなあ。

  

2013年8月 2日 (金)

亀田和毅選手 世界戦

 昨晩、亀田和毅選手のWBOタイトルマッチ戦があった。

  見ようか、見まいか、迷ったあげくに見た。

 亀田選手が挑戦者の立場だったし、和毅選手が亀田三兄弟の中で一番才能があるというし、天才だというし、積極的な試合展開を期待した。

 結果は、大差の判定で亀田選手が王座を奪取した。

 専門家も、亀田選手の勝利を讃えていた。

 確かに、亀田選手は、チャンピオンに試合をさせていなかった。

 和毅選手の戦術は、軽快なステップワークを使って距離をとって相手のパンチをかわす。

  というより、スピードに欠けるチャンピオンは、逃げ回る和毅選手に手を出すことができない。

  和毅選手は、逃げ回りつつ(私にはそう見えた)、隙をついてパンチをくりだす。

  そのパンチは、素人目には軽く、相手にダメージを与えるという感じはしない。

  動き回って相手のパンチを受けず、相手を倒すことはあり得ない軽いパンチではあるが、手数をだしてポイントをかせぐ。

 1、2ラウンドを見ていて、このまま12ラウンドまでいくのだろうなと想像していたが、その通りになった。

 興毅選手と大毅選手は、亀の甲羅のようにガードを固めて負けない戦法。

 和毅選手は、フットワークで逃げ回っていて負けない戦法。

 大きな失点をしないで、合間に手を出していれば、ジャッジが有利な採点をしてくれて勝利を手にする。

 ともあれ、亀田プロモーションとTBSの協力で3人のチャンピオンを生み出したのだからすごい。

 とはいえ、私がリングに立たされたら、逃げ回っていたって1ラウンドでKOされるのは間違いない。

 だから、強いのは強いのだろうが、亀田一家が一番強いものは興行力だろう。

 勝てる相手をみつけてきて、なんだかんだって、世界チャンピオンになるんだから。

 でも私は、今後亀田3兄弟の試合は絶対に見ない。

 勝っても、面白くないものなあ。

 金輪際、亀田選手の試合は絶対に見ない。

 ただし、同じバンタム級WBCチャンピオンの山中選手との統一戦をやるんだったら、絶対に見るけどなあ。

 

 

2013年8月 1日 (木)

世界遺産登録後の富士山

 昼のワイドショーで、最近の富士山を取材していた。

 7月の登山者が35%も増加している。

 外国人の登山者が増えている。

 尖閣問題後、中国人の登山者が激減して、1日100人程度だったものが2000人に増えた。

 山小屋やみやげ物店は、想像を超える世界遺産登録効果に笑いを抑えきれないようだった。

 テレビに映し出される映像は、当地(宮崎県の北端の街、延岡市)一番の人出がある「おだいっさん」(お大師祭り)より混雑している。

 私は、昔、「富士山に1度も登らぬ馬鹿、2度登る馬鹿」という言葉を聞いたことがあって、一生の内に1度は富士山に登ってみようと思っていたのだが、あの混雑ぶりを見ていて、まったくその気は失せた。

 世界遺産登録は、ユネスコの仕事じゃなくて、世界観光振興協会(私が命名した)の仕事にするべきだろうなあ。

 

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