71歳の若手女芸人バネッサ
今日の昼飯の時間、テレビをつけると「笑っていいとも」のオープニングだった。
最初のコーナーで「71歳の若手女芸人」との紹介コメント。
71歳の若手?
その言葉が気になって、テレビに目をやる。
「爆笑問題」の太田プロ所属のお笑いタレントで、同プロ所属の「劇団一人」が紹介していた。
「今71歳でボクより年齢は上だけど、芸歴は3年で、業界ではボクが先輩になる」
芸歴3年?
ということは、68歳でお笑いの世界に入ったというのか?
興味津々でテレビを見ていると、出た。
71歳にしては若々しいが、なるほど71歳。
ゴリラの腹話術人形との掛け合い芸を演じるが、唇は動くし、自分の声と腹話術人形のゴリラの声を間違える。
話が弾みだすと、もうまったく腹話術をわすれてゴリラの声も普通に喋っている。
ゴリラの喋りになると、ゴリラの人形を自分の顔の前に掲げて、自分の口を隠してのお喋り。
若手ではあるが71歳という年の功に免じてなのか、タモリさん始め全員に大受け。
元気ではつらつとしていて、あっけらかんとして悪気のない明るさがいい。
芸名は「バネッサ」。
太田プロエンタテイメント学院2期生として育成期間中のクラスメートであった、40歳年下の「クロワッサン」と「LOVE40」というコンビ名で3年前にデビューしている。
どうしてこんな年でお笑いの世界に入ったのかという質問に、「若いときからお笑いにあこがれていたが、結婚して子供ができた。その後もずっとお笑いをあきらめきれなかったのだけど、子どもの猛反対でできなかった。子どももいい年になったので、夢をかなえようと思った」と言う。
68歳で夢に向かって飛び出したというわけだ。
最近自分の来し方と行く末を少々悔いていた私にとって、衝撃的に元気づけられる話だった。
コンビを組んだ「クロワッサン」は、もともとピン志向だったそうだが、年配の女性から声をかけられて断りにくかったから・・・と言っている。
この、あつかましさ。
これも年の功。
生来、ひっこみじあんで内気だった私も、この年になってきて、少々恥じらいはなくなってきている。
幸い私は、まだまだ体力的には自信がある。
68歳までには、たっぷり時間がある。
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