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2013年9月17日 (火)

特別警報

 連休中、私が体調をこわして寝ている間に、台風18号が各地で猛威を奮っていた。

 数年前までは、当地(宮崎県の北端の街、延岡市)は台風銀座と言われていた。

 日本に上陸する台風の多くは九州を通過していった。

 だから、今回の台風がこんなに大きな台風だとは感じていなかった。

 少し体調が戻って、テレビを見てみていたら、広範囲に大きな被害をもたらしている。

 とりわけ大雨による被害が広範囲にわたっている。

 今回の台風においては、気象庁が今月から運用を開始した「特別警報」を発表していた。

 「特別警報」というのは、「数十年に一度しかないような災害が予想されるので、直ちに命を守るための行動を取ってください」というものだ。

 まさに、今回の台風は、被災地の人々が、人生で始めて経験するような大雨をもたらせた。

 避難警報や勧告、指示をしても、実際に非難しない人が結構いるということで、災害の重大性と緊急性を警告するものになっている。

 ニュースで、気象庁の特別警報の発表を何度も聞かされたが「直ちに命をも守るための行動を」と言われても、どうやればいいんだろうと思ってしまった。

 急に言われたって、どうやることが命を守る行動なのかわからない人がたくさんいただろう。

 大雨のときは、こうする。強風のときは、こうやる。竜巻から身を守るには、こうする。

 地震のときは…

 津波のときは…

 日ごろか、らさまざまな災害について、その対応策を啓蒙する働きかけが必要になるだろう。

 一番は、国民のそれぞれが、自分の命を守るためにどう行動したらいいかを検討しておくことだろう。

 私は幸い、鉄筋コンクリートの4階建ての建物を住居にしている。

 だから、強風の場合は建物から出ない。大雨の場合は4階に逃げる。

 地震のときは、3階のトイレか風呂が一番安全な避難場所だ。 困りものが竜巻だ。

 建物の四方に開口部があるので、トイレのみが安全な場所である。

 このことは家族みんなで共有している。 

 しかし、特別警報が「数十年に一度の大災害」だと言うが、その言葉を文字通り解釈すれば、今年経験したところは、これから数十年大災害はないということになるのだろうか。

 そうではない。

 最近の気象の変化は、これまで数十年に経験したことがないような大災害が、今後は頻繁に起こり得るのではないか。

 特別警報の、「数十年に一度の大災害が予想される」という言葉は、数年で見直しが必要なる言葉だと思える。

 

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