二宮金次郎のたらいの水
昨日、なんの話をしていたときだったか忘れたが、同業の㈱KのK社長から、「赤池さん、『二宮金次郎のたらいの水』の話は知っているでしょう?」と聞かれた。
「いや。知らない。」と答えると、「こんな有名な話を知らないんですか?」と嬉しそうである。
K社長は、勝手に私を物知りと思い込んでいて、その私が知らなかったことが嬉しかったようだ。
知らないものは、知らない。どんな話か聞かせて下さいと、お願いする。
K社長は、「ちょっと知識のある人だったら、みんな知っている話ですよ。本当に知らないんですか。」と、満面の笑み。
さらには、「インターネットで『二宮金次郎 たらいの水』とやったら、どさっとでてきますよ」 とも言う。
私が知らなかったことが、よほど嬉しかったのだろう。
その話はこんな話だった。
たらいは丸いですよね。だから、たらいの水を自分の方に引き寄せようとすると、引き寄せた水は反対側に逃げてしまう。
向こうに押すと、こちらに帰ってくる。
それといっしょで、幸福を一人占めにしようとすると逃げてしまうけれど、相手のためにつくしていると、幸福は勝手にやってくるという教えだ。
ちょっとした人なら誰でも知っている話だそうだが、私にとっては初めて聞く話だった。
私の、うん十年の人生で、一番、心に沁みる話だったなあ。
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