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2013年12月13日 (金)

マンデラ元大統領追悼式のでたらめ手話  税制大綱 労働者派遣法

 マンデラ大統領追悼式のインチキ手話通訳問題で、ワイドショーが大騒ぎしている。

 今朝の「朝ずば」でも大きく時間を割いて取り上げていた。

 番組の中で、毎日新聞論説委員の与良正男氏が、「こんな馬鹿馬鹿しい話をと理上げるのはやめようよ。肝心のマンデラさんの偉業を取り上げる報道がまったくないじゃないか。」と怒りの声を上げていた。

 その発言に対して、全員同感の声を上げていたが、内容は他のテレビ局と同じく手話通訳のインチキ度の分析を続けていた。

 「こんなことやっちゃいけないよ」といいながら、いっしょに騒ぎ立てている。

 与良さんだって、本気でそう思うのだったら、他の人の発言を制止してマンデラさんの偉業を解説すればいいのだ。

 ワイドショーのもう一つの大きな柱が、「猪瀬都知事の五千万円問題」

 この2つの問題に庶民の関心を引きつけている間に、なんだかよくわからない特定秘密保護法は成立したし、税制大綱が発表されたし、労働者派遣法では労働条件改悪案が提出されている。

 富める者により富を集め、格差は広がるばかりのようだ。

 権力者のみではなく、自分に都合のいい話しかしないのは人の常だけど、権力者の偽善的な発言を庶民が覆すことはできっこない。

 田中まー君のメジャー行きを、快く送り出す発言をしていた楽天の三木谷社長が態度を一変して、ボスティングにかけないと言い出した。

 「若者(田中投手)の夢を尊重してあげたい」と言って男をあげていたのに、メジャーがポスティングの入札金の最高額を20億円と決めた途端に態度を急変させた。

 きれい事を言っていたのに、本当はポスティングの入札金100億円が目当てだったってのがバレバレになってしまう。

 80億円以上の大金がかかっているんだから、恥も外聞もあったもんではない。

 言葉がうまいといえば、時代の寵児とも称されるワタミチェーンの渡辺美樹会長がいる。

 彼は、哲学者か宗教家にしたいようなすばらしい人生観を語る。

 あまり立派すぎて、私は前々からこの人の言葉に違和感を感じていた。

 私には真似のできない立派すぎる人。

 ほんとうならすばらしいけど、こんなにすばらしい人間がいるのだろうかと違和感を感じていたのだ。

 疑いを持つというのではない。違和感である。

 数年前から、その違和感を増幅するように渡辺さんの会社にブラック企業の噂が。

 そして、社員の自殺。

 遺族からの提訴。

 ときとしてと、力のある人の言葉に私の感覚が違和感を感じることがあるのだなあ。

 それを増幅するのは、常にテレビなんだなあ。

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コメント

ロジックがおかしいです。
マスコミが引きつけている間に法案が成立した、という記述はおかしいと思います。

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