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2014年3月

2014年3月31日 (月)

早いもので

早いもので、今日で3月が終わり。

今日は、静岡地検が袴田さん再審開始決定を不服として即時抗告を申し立てた。

静岡地裁が、捜査当局の捏造の疑いにで言及しているにもかかわらずだ。

もし捏造が真実ならば、単なる殺人以上の凶悪事件だ。

人の生命と人間の尊厳がかかっているのだから、再審の場で戦うという選択は無いのだろうか。

明日から4月。新年度を迎える。

消費税が8%になる。

増税前の駆け込み購入が騒がれている。

ホームセンターやスーパーで消耗品の買いだめ。

ガソリンスタンドには給油の車の行列。

買いだめするためのお金もなく、ぼけっと生きている現在の私には、その実感が無い。

増税後は、世の中、大きく変わるのだろうか。

でも、私などとは比較にならないほど偉い人でお金持ちの渡辺喜美さんにも、消費税増税の影響を考えるヒマはないだろうなあ。

8億円の3%は2400万円。

消費税増税は、庶民にとって大きな負担になるんだけど、大きなお金を動かしている人の方も大変なのだなあ。

ともあれ凡夫としては、新年度を期に気持を新たに一頑張りしようと思っている。

2014年3月29日 (土)

渡辺喜美さん、お笑いの素質あり。

 みんなの党代表の渡辺喜美さんのDHCの会長から8億円を借りていた問題。

 猪瀬さんの5000万円問題とダブって見えて、なんとも滑稽。

 猪瀬さんの「5000万円カバン」の実演には笑ってしまったが、渡辺さんの酉の市の熊手購入の言い訳には、思わず心底、爆笑してしまった。

 久しぶりに大笑いしてしまった。

 テレビ局は、つまらないお笑いタレントを集めたバラエティー番組なんかより、渡辺さんを出演させて、思い切り言い訳させたほうが面白いんじゃないのかなあ。

2014年3月28日 (金)

袴田事件 即時抗告を見合わせてもらいたい

 静岡地裁が再審開始と、死刑・勾留の執行停止を決定した袴田事件について、検察当局は再審開始決定の取り消しを求めて即時抗告する方針だという。

 検察の面子のためだけの即時抗告はしないでもらいたい。

 それでも即時抗告をするというのであれば、再審開始が支持されたときには、自らの生命をもって償う覚悟をもって臨むべきだろう。

 法律では、誤認逮捕についての責任は問えないが、捏造は許されるものではない。

2014年3月27日 (木)

袴田事件、再審開始決定

 衝撃的なニュースだった。

 昭和41年に静岡県で起きた強盗殺人事件で死刑が確定していた袴田さんの再審請求が認められた。

 再審開始が認められただけではなく、死刑の執行と勾留を停止し、釈放を認めるという異例の決定だった。

 決定の理由について裁判所は、「重要な証拠が捜査機関に捏造された疑いがある」と判断、「きわめて長期間、死刑の恐怖の下で拘束されており、これ以上河内を続けることは耐えがたいほど正義に反する」と断じている。

 この判決を聞いて、なんとも言い難い怒りを覚えた。

 逮捕から48年、死刑確定から34年。当時30歳からの48年の時間は、どんな手段をつかっても取り戻すことはできない。

 人が、金儲けのために人をだましたり、罪を逃れるために嘘をつくというのは理解できる。

 手柄をたてたり名声を浴びるために成果を捏造するというのも理解はできる。

 しかし、捜査当局が無実の人に罪をなすりつけるために証拠を捏造する意味は、私にはまったく理解できない。

 ましてや、判決は死刑。

 権力を手にした者は、その権威を維持するために人の生命を奪うことにもためらいをなくすのだろうか。

 これは幼児誘拐殺人のような凶悪事件にも匹敵する、憎むべき、許し難きしわざだ。

 

2014年3月25日 (火)

大阪市長選

 橋下さんの民意を問うた出直し大阪市長選。

 結果は、橋下さんの再選。

 予想通りの結果だった。

 38万票を獲得してのトップ当選。

 しかし、28.4%という、過去最低の投票率。

 2位の藤島氏の得票・2万4選票を3倍近くも上回る、6万7千票の無効票。

 無効票の内、白票が4万5千票。

 この選挙の意味についての意義が、さまざまに論じられているようだが、今回私は、それについて私は論じようとは思わない。

 意義は、選挙結果で明白だろう。

 今回の選挙結果で、私が強く感じたのはマスコミの力。

 私は、日経新聞と朝日新聞を購読している。

 昨日、私は日経新聞から目を通し、次に朝日新聞を開いた。

 朝日新聞は、大阪市長選を1面トップで報じていた。

 そして2面の大半を割き、9面社説、そして社会面でも取り上げていた。

 橋下さんとたびたび論争を繰り広げてきている朝日新聞は、ここぞとばかりに橋下さんを攻撃しているという図だ。

 そこで私は、はたと思い返した。

 先に目を通した日経新聞では、大阪市長選の記事が目につかなかった。

 そこ、でもう一度日経新聞を開いて、大阪市長選の記事を探してみた。

 あった。

 2面に、ちょっとだけ。

 見過ごしてしまったのも仕方がないほどの小さな記事だった。

 これがマスコミの力。

 人気も、批判も、マスコミ次第。

 世論も、操作できる。

 今回の大阪市長選は、それを実感させられた。

2014年3月24日 (月)

悪徳不動産屋日記 便利アプリ 常用漢字筆順辞典

 スマートフォンの便利なアプリを紹介しよう。

 グーグルストアで、「漢和辞典」で検索すると、一番目に出てくる「常用漢字筆順辞典」というアプリだ。

 私は、スマートフォンの恩恵に浴しているが、なんでこれが無料で使えるの?というアプリにたびたびでくわす。

 「常用漢字筆順辞典」が、その典型だ。

 見たことも無い漢字でも、手書きで入力するだけで、読みと使用例を教えてくれるという、すぐれもののアプリだ。

 アプリを立ち上げると、手書き入力画面が現れる。

 そこに指で、読みも意味もわからない漢字を書くと、画面の上の方に候補となる漢字が表示される。

Ipad_01

 その中から目的の漢字をタップすると、音読み、訓読み、そして筆順が表示される。

 さらに、表示された読みの部分をタップすると使用例まで教えてくれる。

 このアプリを教えてあげた人は、みんな感激して、すぐにダウンロードする。

 先日、ある会合で、先輩不動産屋さんに、私のスマートフォン生活を批判的に皮肉られた。

 スマートフォンで遊んでる時間は無駄だってな調子だった。

 お言葉だが、私が遊びの部分で使っているアプリはトランプゲームの「フリーセル」くらいだ。

 そのとき、いっしょにいた人に「漢字辞典」のアプリを教えていたら、それをのぞいていた、かの先輩不動産屋さん曰く。

 「それは入れておいてくれ」

 入れておいてくれは無いだろう!?教えてくださいでしょ!

 と思いつつも口には出せず、しぶしぶ教えてやった悪徳不動産屋であった。 

2014年3月20日 (木)

消費税増税間近

 ちまたでは、消費税増税まであと○○日というコピーがあふれているらしい。

 らしいというのは、私自身はそんなチラシは見ていなくて、もっぱらテレビからの情報なんだけど、いつものことながらテレビが人心を惑わしている。

 各局とも親切ごかして、増税前に買った方が良いもの、買わない方がいいものなんてやっている。

 いつものことではあるが、テレビの話をそのまま受け取ってはいけない。

 テレビってやつは、騒動が起こるのを待っているものだし、待っていても騒ぎが起きないと騒ぎのネタをまき散らすことを旨としている。

 今朝のワイドショーで、市町村指定のごみ袋が店頭から無くなりそうだと騒いでいた。

 指定のごみ袋ってのは、だいたい売れる量が決まっていて、それに見合う生産をしているはずだ。

 だから、それぞれの世帯がいつもより多めに買ったら、あっという間に品不足に陥ることになる。

 品不足になりそうだってなことだけを報道すると、それにつられた消費者が買いだめに走る。

 消費者が、いつもの3倍買いだめをしようものなら、店頭からごみ袋が3カ月間消えてしまうという事態になりかねない。

 当地(宮崎県の北端の街、延岡市)の場合、市の指定の40ℓのごみ袋は1枚40円。

 10枚入りで販売されているが、我が家の場合、夫婦二人と成人の子ども一人で、ゴミ出しは週に1回か2回。

 10枚入りのごみ袋は1カ月から2カ月ももつ。

 年間10セットもあれば足りる。

 1年分を買いだめしたところで120円の節約にしかならない。

 120円節約しようと思って、全世帯が買いだめにはしったら、ごみ袋が一斉に消えてしまうことだろう。

 そうならないように報道するのが、本当のマスコミの役割だと思うんだけど、人心を不安に陥れるのが彼らのやり口なのだ。

 とはいうものの、私も消費税増税の駆け込み需要のおかげで恩恵を被った。

 住宅のような高額商品は増税額は少なくても数十万円になる。

 それをネタに、各建築メーカさんとも特需的な受注をとっておられた。

 冷静に情報をあつめれば、増税後に家を建てた方がいいという理論もあった。

 しかし増税前は、圧倒的に増税による税の負担増に注目を引く話が多かった。

 昨日の新聞に、みずほ総研が昨年、増税と支援割くの影響の試算が報じられていた。

 それによると、年収や住宅の種類、価格などで購入パターンを設定して集計したところ、約6割の世帯は消費税が8%になった後に購入した方が徳という結果だった。

 増税前にわかっていたのに、こんなデータを大きく取り上げるメディアはいなかった。

 増税になるから、増税になった方が徳なんだよという作戦が展開されているというわけだなあ。

2014年3月19日 (水)

元気をもらった。遅咲きすぎるDJ SUMIROCkさん。

 昨日の朝日新聞のコラム「ひと」に、嬉しい話が載っていた。

 「遅すぎるDJ SUMIROCKさん」のお話。

 御年79歳。

 東京・高田馬場で、父の代から60年続くギョーザ店を営む。

 ダンスが好きで、客としてパーティー通いにいそしんでいたが、主催者の勧めで一昨年にDJ(ディージェー)を始めた。

 本名は岩室純子(いわむろすみこ)。「純」と「岩=ロック」をとって、遅すぎるSUMIROCKと名乗る。

 「よく驚かれるけれど、自分では年取ってるなんて思わない。気後れすることもないですね」
 DJプレーの冒頭で必ず流すのが「鉄腕アトム」。
 
 年代もジャンルも関係ない。
 キャノンボール・アダレイのジャズ、セルジュ・ゲンズブールのシャンソン、ダフト・パンクのダンス音楽……。
 深夜、クラブなどでお気に入りの曲をかけては、孫ほども年の離れた若者たちを沸かせる。
 「自分のDJでお客さんが盛り上がってくれるのが、一番の喜び」と語る。
 
 「週1回、DJ学校に通って腕を磨く。機械操作だけで一苦労。曲と曲をスムーズにつなげられるように、一生懸命練習しています」というのだ。
 
 「選曲の幅を広げるため、レコード店で音源を「掘る」(探す)作業も欠かさない。
 
 特記すべきはここから。
 何があっても怖くない。生きてさえいれば、何だってできる――。空襲で家を焼かれ、命からがら逃げのびた戦争体験を通じて、そんな人生哲学を培った。
 夢はニューヨークでのDJデビューだ、と言う。
 「人間は、何歳になっても変われるんです」  だって。(朝日新聞 「ひと」より)
 このところ、人生の先行きに寂しい思いを抱くことのあった私を元気づけてくれる言葉だった。
 

2014年3月18日 (火)

横田夫妻 孫と面会

 拉致被害者横田めぐみさんのご両親が、めぐみさんの娘さんと面会した。

 横田さん夫妻の、とくに奥様の、こんなにうれしそうな笑顔を始めて見たような気がする。

 面会の意義とか、今後の影響について、いろいろ解説はあるようだけれど、横田夫妻の笑顔に少しほっとするものを感じた。

 

 

2014年3月17日 (月)

つながった延岡-宮崎 東九州道路

 昨晩、不思議な行列を見た。

 大勢の人が、ぞろぞろと歩いているのだ。

 何の行列かと思い、近づいてみると、手に手に提灯を持っている。

 それを見てすぐに理解がいった。

 昨日、悲願だった東九州道路・延岡宮崎間が開通したことを喜ぶ、提灯行列だった。

 私は、朝からオープンハウスの展示場につめていたもので気がつかなかったが、昨日は市民をあげてのお祭騒ぎだった。

 宮崎県北は、高速道路網から取り残されたままだった。

 まだ、大分方面とはつながっておらず、片側1車線の対面道路ではあるが、それでも半世紀にわたる宮崎県民、とりわけ延岡市民の半世紀にわたる夢が叶った。

 宮崎県内の関係する市町村で、お祝いのセレモニーが開かれていた。

 どこも、自分の町への来訪者が増えることを期待していた。

 どうやって市町村外からの人を呼び込むかに苦心しているようだ。

 しかし、それでは利益相半する。

 県内では、それぞれの市町村がライバルになり、県単位で見ると県外との戦いになる。

 そんな考え方ではなく、近隣との協力を呼びかける方が良い。

 何年か前に、東北地方へ旅行に行った。

 旅行会社の東北4県を巡るパック旅行だったが、複数のバス会社で、東北各県をつなぐ観光ルートが整備されていた。

 私が行ったのは、宮城、岩手、秋田、青森だったが、それぞれの県が連携して観光客を誘致しているという印象を受けた。

 宮崎も、大分、熊本、鹿児島と連携した観光誘致を考えるべきだろう。

 なにはともあれ、自分の町の魅力を自らが感じ取ることが先決だなあ。

 

2014年3月16日 (日)

不安

 民主党に政権を託して、えらいな無能力者に政治をまかせてしまったと後悔した。

 その反動で、今度は安倍さんに政権を戻した。

 民主党の決められない政治に不満をいだいた国民は、決断する政治を歓迎した。

 やりすぎにも見えるが、前政権がひどすぎたから、それよりはずっとましに思えている。

 というか、安倍政権に否を管したも、変わりになる政党が無いというのが本当のところかもしれない。

 原発再開、集団自衛権、憲法96条改正、教育委員会問題、NHK会長人事、内閣法制局長官人事、etc。

 今度は、えらいな強権者にまかせているんではないかと不安になっている。

2014年3月15日 (土)

ベア

 ベア、ベアと懐かしい言葉がテレビのニュースでとびかっている。

 ベアってのは、ベースアップのことで、ベースアップをベアと省略することにどれだけ意味があるかはわからないのだけど、ベアと省略するのが通常らしい。

 ベアなんて言葉は、ここ数年、死語と化している言葉で、ベア、ベア、と何度も言っているとアベ、アベとなってしまって、安倍さんのアベノミクス効果で給料が上がるみたいに混同してしまいそうになる。

 かくいうベアは、給料の定期昇給に加算してアップするもので、「アベ」さんとは関係がない。

 とはいえ、アベノミクス効果で企業の収益が上がって、各企業がこぞって自主的にベアを行っているのだろうと思っていたら、どうやらそうではないようなのだ。

 このところの企業の収益が良いといっても、消費税アップを控えているし、中国もなんだかおかしいし、経済の先行きはずっと不透明。

 そんな中で、ボーナスみたいに一時的な給与を増やすんじゃなくて、定期昇給にベアを加算して実施するなんて、固定費の増加が不透明な経済の先行きに経営の足を引っ張ることになるはずで、企業にあるまじき、お人好しすぎる行動に、単純な私の頭は混乱しかかっていた。

 しかし、新聞記事のおかげで、頭がおかしくならずにすんだ。

 企業が、のきなみベアを実施するのは、安倍政権からの要請を受けたせいだとは知っていたが、その要請は私のような平民が考える要請とは違うようで、「給料を上げないと、(政治の力を使って)ひどい目にあわせるぞ」というような脅迫的な要請をしているらしい。

 庶民レベルで考えると、これは要請ではなくて、強要というか脅迫みたいなものでだ。

 なるほど、強欲な企業がベアという危険な決断をしたのはそういうことかと、混乱していた私の頭は正常を保つことができた。

2014年3月12日 (水)

めっけもの、すぐれものの修正テープ

 偶然見つけた、めっけものの、おすすめすぐれもの修正テープのご紹介。

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Main

 今日、仕事の関係でちょこちょこお世話になる同級生の女の子に電話した。

 女の子といっても、私と同級生だから「子」ではない。

 十分おばさんなんだが、パッと女性を呼ぶのにふさわしい言葉がみつからない。

 同級生の「女子」ではよそよそしいし、「女性」では固苦しいし、「女」だと私の「女」だと勘違いされそうだし、「おばさん」とは言えないし、つい「女の子」と言ってしまう。

 かといって、決して女性を軽んじているわけではなくて、私は充分、女性の人格を尊重している。

 と、本題から離れてしまっているが、かの同級生が「昨日のあなたのブログはよかったよ。私も、修正テープで修正した文字が裏から見えるのが気になっていたけど、便利なテープがあるっちゃね。」ときた。

 こんな言葉が、私には、チョー嬉しいのだ。

 「じゃろ、じゃろ。(そうでしょ、そうでしょ) やっぱり、あんたも裏から見えるのが気になっちょったっけ(気になってたの)」

 (方言を文字にすると、解説がいるので標準語に翻訳して書くことにします)

 「うん。裏からみるとはっきり見えてしまって、誰だって気になるわよ。私も、欲しいけどどこに売ってるの?」

 「それがね、僕が探した限り、延岡市では売っている店がないんだよ。だからネットで取り寄せたよ」

 「ネットで?」

 「そう。Amazonでも買えるし、楽天でも買えるよ。でもね、商品の価格と同じくらいの送料がかかるから、ボクは4個まとめ買いをしたよ」

 話がそれっぱなしなので、本題に入ろう。

 この「裏から見えないテープ」を探しに、当地(宮崎県の北端の街、延岡市)最大の文具店「デサキ」に行ったときに、目に留まったのが「ペンテル」の「カチット」だった。

 随分よけいな話をしてしまったが、それが冒頭の写真の修正テープだ。

 1枚目の写真のタグが目に留まった。

 「テープが剥がれて、ビロンビロン」「切り口がギザギザ」「正しいところも消しちゃった」

 実に、修正テープに対する私の不満をとらえていただいている。

 とどめのコピーが、「一文字修正もなんのその」「狙ったところですぱっと切れる」。

 「裏から見えない修正テープ」を探しに来たのだが、ないものは仕方がない。

 ということで、というよりも、この「カチット」にがぜん興味がわいて、迷わず購入。

 事務所に戻って試してみたら、これがびっくり、めっけもの。

 じつに、気持ちがいい。

Prod_feature_kachitto  

 説明のとおり、テープを引いたら、立てて、押す。

 押すと、「カチッ」と、歯切れのいい音がして、テープが真っ直ぐにカットされる。

 スプリングがはいっていて、テープをカットするときに「カチッ」と小気味のいい音を立てる。

 この音が、実にクセになりそうな快感だ。

 何回か試してみたが、テープのたわみも無い。

 なんの気も使わずに使っても、テープがよじれたりすることが無い。

 それに、このフォルム。 実に男前ではないか。

 2日遅れで届いた「裏から見えないテープ」の機能も捨てがたいが、使い心地は「カチット」に軍配が上がる。

 こんな、思わぬめっけものに出くわすから、文房具屋さんは楽しいんだなあ。  

2014年3月11日 (火)

東日本大震災から3年

 東日本大震災から3年。

 復興の道のりは険しい。

 テレビはいっせいに特番を組んで、復興の現状を報じている。

 こんなときだけと思うけど、それは天に唾する行為。

 それにしても、政治がもっと被災者を救うために尽力できないものかと、誰でもが感じていることだろうけど、腹立たしくて、書きつくせない思いである。

2014年3月10日 (月)

ケシポンと、裏から見えない修正テープ

 買い置きしていた修正テープを、やっとのことで使い果たした。

 前々から、「プラス」から出ている「裏から見えない修正テープ」を買いたかったのだが、買い置きが無くなったら買うことにしていた。

 修正テープは、ちょっとした書き損じをした箇所を、白色のテープを転写して修正するというもの。

 以前は、白色の顔料を溶かしたものをペンキのように塗って修正していたが、液体だと乾くまでにしばらく時間がかかった。

 その欠点をカバーするべく登場したのが修正テープだ。

 修正してすぐに筆記できるという便利さから、ちょっとした修正に用いられている。

 しかし、この修正テープで修正すると、修正したはずの文字が、裏からみるとくっきり見える。

 私はこれが気になっていた。

 私だけではなく、これが気になる人が多かったようで、裏から見ても修正した文字が見えにくくなく修正テープが「プラス」から発売されている。

 この効果はこの通りだ。(プラスのホームページより転載)

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 上図の左が従来の修正テープ。「専門家」の「専門」の部分が裏から見ると、はっきり見える。

 右の、「裏から見えない修正テープ」だと、「専門」の文字が見えない。

 これは、同じく「プラス」のヒット商品「ケシポン」の技術を修正テープに組み込んだアイデアだ。

 ケシポンというのは、ダイレクトメールなどを処分するときに住所や名前の上に「ポン」と押して見えなくするスタンプだ。

 個人情報保護の意識から大ヒットした文具だ。

Photo_3

 大ヒットして、今は類似品が百円ショップでも売られているから、使っている人も多いだろう。

 「プラス」からは、機能を強化したさまざまな「ケシポン」が発売されている。

 Photo_4

 ケシポンローラー。消したい部分が広いときに便利である。

 ケシポンテープ。1行だけ消したいときに使う。

Photo_5  

 この「ケシポンテープ」と修正テープを合体したものが「裏から見えない修正テープ」だ。

 なんとなんと、一番目の図のように、白色層のテープの裏にケシポンのような特殊パターンのテープが印字されているのだ。

 ずっと前から、この修正テープが欲しかったのだけど、当地(宮崎県の北端の街、延岡市)最大の文具店「デサキ」にはこれがなかった。

 当地、最大のスーパー「イオン」でも売っていなかった。

 ネット購入で1個買いだと、定価以上の送料がもったいないくて、欲しいのを我慢してきた。

 買い置きしていた修正テープがきれたのをきっかけに、通販ショップで交換テープを含めて5個まとめ買いをした。

 「裏から見えない」効果には、まずまず満足。

 しかし、いかんせん、修正テープとしての使い勝手は悪い。

 慎重に扱わないと、テープがよじれてうまく修正ができない。

 他に変わりなる商品が無いから仕方がないが、購入した5個を使い切るまでには改良してもらえるといいなあ。



 それにしても、文具メーカーの開発研究にはわくわくさせられる。

 私を新製品開発の外部社員として採用してもらえないかなあ。

 老いたといえども、いいもの持っているんだけどなあ。

 

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2014年3月 9日 (日)

名古屋レディースマラソン

 「名古屋レディースマラソン」を見た。

 テレビのチャンネルを回していて見つけたもので、すでに終盤戦だった。

 先頭集団は外国人選手3人。

 ずっと遅れて、日本人選手3人が、それを追っていた。

 3人とも、私の知らない選手だったが、アナウンサーと解説者の話を聞いていると、木崎選手が優勝候補の有力選手で、他の二人はキャリアの浅い選手のようだった。

 その内の一人、田中選手は初マラソンだという。

 30㎞過ぎ、木崎選手が遅れだした。

 10m以上の差がつく。

 ちょっと足を引きずっているようにも見える。

 ひょっとしてリタイアかと思いつつ、若い二人の選手を応援していた。

 すると、いつの間にか木崎選手が二人に追いついてきている。

 なんという精神力。

 結局、先頭集団から外人選手の1人が脱落し、木崎選手が日本人トップの3位でゴールインした。

 最近、マラソンを見ていると、涙が出てしまう。

 とくに終盤の戦いを見ていると、涙があふれだして止まらない。

 青島太平洋マラソンを経験して、今まで見ていたのとは違った感激がある。

 日本人2位の早川選手、初マラソン日本人3位で2時間26分の田中選手も将来に期待のもてる選手だった。

 私も、今年の青島太平洋マラソンに向けて練習を始めなくては。

2014年3月 8日 (土)

国保滞納 差押え急増

 国民健康保険の保険料を滞納者に対し、市区町村が給料などを差し押さえて強制的に滞納分を支払わせている。

 厚生労働省の調べでは、国保の保険料滞納者に対し、全国の市区町村が12年度に財産や給料を差し押さえたのは約24万件、差し押さえ総額は約900億円にのぼる。

 国保は08年度に保険料の徴収率が9割を割りこみ、厚労省は市区町村に徴収の強化を指示している。

 市区町村はこれを受け、滞納が長引く人への差し押さえを増やし始めた。

 だが、国保加入者は高齢者などの無職と非正規労働者が8割いて、年間所得が100万円未満の世帯が半分を占める。

 一律に差し押さえをして滞納分を払わされると生活が苦しくなる人もいる。

「差し押さえ対象のうち、払えるのに払わない悪質な滞納者は1割に満たない」(中部地方のある市)という自治体もある。
                     (朝日新聞)

 生活保護費と大差ない収入しかなくて、払いたくても払えない状況の人にまで差押えをすると、生活保護以下の生活しかできなくなる。

 生活保護を受ければ医療費は無料だ。

 その見極めは難しいだろうが、画一的な差押えによる徴収は、生活保護を増やす結果になるのではないだろうか

 真面目に生きる人が生きにくい世の中にしてはいけないなあ

2014年3月 7日 (金)

悪質商法・誇大広告による被害額5兆7千億円

 消費者庁が、2013年の悪質商法や誇大広告による消費者被害額の推計値を公表している。

 商品・サービスの品質や高額請求などを巡るトラブルが多く、消費者が支払った金額は約5兆7千億円という。
 
 これは、国内総生産(GDP)の約1%に相当する額だというから驚きだ。

 推計値の算出方法は、今年1~2月に、全国の15歳以上の男女1万人に、過去1年間で消費者被害を受けたか書面で調査した。
 
 その結果、全国の8%の消費者が何らかの被害を受けたと答えたため、15歳以上の人口の8%に当たる約940万人が被害に遭っていたと試算。

 消費者被害の総額は、被害者数に平均被害額を掛け合わせて求めた。
 
 トラブルの内容は、商品やサービスの「機能・品質が期待よりかなり劣っていた」としたのが50%。「表示・広告と実際がかなり違っていた」が21%、「思っていたより高い金額を請求された」が8%と続いた。被害金額でみると、支払額が1万円未満は48%、1万円以上は37%だった。

 同庁によると、被害が多額に上るのは、二酸化炭素(CO2)排出枠取引や未公開株などの金融商品のほか、住宅リフォームや不動産購入を巡るケースが多いという。

 高齢者では、本人が被害を受けたと認識せず、家族が相談することが少なくないため、高齢の被害者は約940万人とは別に全国で約93万人いると推計した。

同庁は、被害の推計値を6月に公表する14年版の消費者白書に盛り込む方針。(朝日新聞より)

 私には、この推計値をそのままは理解できないが、統計学等による計算方法として、実態に近い数字なのだろう。

 それにしても、6兆円弱という天文学的な金額が動いているということに、びっりしてしまう。

 考えてみれば、インチキなやつらが、これだけの額を稼いでいるというわけだ。

 インチキにだまされる人の何割かを正業で獲得すれば、1兆円以上のビジネスになるということだなあ。

 

2014年3月 6日 (木)

電子マネーでお賽銭 港区の愛宕神社

 一昨日の深夜番組「月曜から夜ふかし」での話し。

 「月曜から夜ふかし」という番組は、名前の通り夜の12時から始まる。

 終わりまで見ていると深夜の1時になってしまうので、毎回見るわけではないが、多岐にわたる話題を取り上げていて、これがなかなか面白い。

MCのマツコデラックスは、そんなに好きなタレントではなかった、というより、あのあつかましさは私にとって受け入れがたいキャラクターだったが、このところ見慣れたことと、人気が安定したことによって少しアクが抜けたみたいで、受け入れ可能なタレントになった。

 とはいえ、マツコデラックスだけだったら、私はこの番組は見ないかもしれないのだけど、もう一人のMCの関ジャニの村上君の、マツコデラックスとの掛け合いが面白くて、ときどき夜ふかししている。

 世間で話題になっている「○○の件」というカードが何枚かあって、それをランダムに抜き取って、それに関連する映像を流して、その内容について二人でたわいもない話をするという仕立てだ。

 一昨日のネタのひとつが、「電子マネーでお賽銭をあげることのできる神社があるという件」

 その神社は、港区の愛宕神社。

 愛宕神社といえば、東京都心のど真ん中、愛宕山の頂上にある神社。

 愛宕山ってのは、当地(宮崎県の北端の街、延岡市)にもあって、これは立派に山なんだけど、東京の愛宕山はちょっとした丘みたいな感じ。

 たしか、東京観光のはとバスの車窓から案内されたような気がするが、ビル群の谷間にちょこっと参道が見える。

 さすがに日本の中心地の神社だけあって、神社もハイテクなんだなと興味を持って眺めてみた。

 普通のお賽銭箱の隣に、木製の米びつみたいな箱が置いてある。

 その上蓋にあたる部分に、電卓みたいなものとカード読み取り機がはめ込まれている。

 普通だったら、神様に手を合わせる前にお賽銭を入れることになる。

 電子マネーお賽銭箱では、まず、電卓状の器械にお賽銭の額を入力する。

 そしてカード読み取り機にカードをかざすと、めでたくお賽銭が収納されることになる。

 消費税が上がって、釣り銭の小銭が嫌で電子マネーに普及がかかることを予測してのことかなと思って見ていた。

 だけど、今日、よくよく調べてみたら、このニュースは今年の1月に取り上げられたものだった。

 楽天が神社に提案した1日限りのイベントだったようだ。

 その後も、ニュースを見て電子マネーで賽銭をあげたい人の参拝がつづいたらしいけど、1日限りで終わったようだ。

 そうだよね、電子マネーでお賽銭なんて、「なんだかなー」と思ってしまう。

 話題になること間違いなしだから、参拝者増をねらって、電子マネーのお賽銭箱を本気で作る神社が出てくるかもしれないなあ。

  

 

2014年3月 5日 (水)

ななつ星 変わらぬ人気

 今日は水曜日。

 いつも水曜日になると思いだすのが、豪華クルーズトレイン「ななつ星」のこと。

 去年10月に華々しくデビューし、毎日のようにテレビにも取り上げられていた。

 確か、毎週水曜日の朝6時ころに、当地(宮崎県の北端の街、延岡市)延岡駅に停車しているはず。


 一度見てみたいんだけど、時間が時間だけに見に行ってはいない。

 あれから4カ月余り、私の周りではあまり話題にのぼることがない。


 変わらずに走っているのだろうか。

 予約専用列車なので、時刻表にも乗っていない。

 私の自宅から駅までは、歩いて3分、走れば2分、自転車なら1分で行ける。

 4階建ての自宅の屋上から線路が見えるから、その気になれば自宅からでもその姿は見られる。

 気になるなら、早起きして見に行けばいいのだけど、朝になるとすっかり忘れている。

 このところメディアにも取り上げられていないし、気になってネットで予約状況を見てみることにした。

 物珍しさで、最初の予約はいっぱいになっていたけど、その後の予約状況はどうなんだろう。

 地元九州の自慢だから、ずっと活躍してもらいたい。

 果たして、その結果は、1月4日からの2014年夏・秋出発分の予約受付に、31倍もの申し込みがあった。

 これは2月17日の数字で、予約締め切りは2月28日だから、予約の数はさらに増えていることだろう。

 「ななつ星」は永遠に走り続けることになりそうだなあ。

 よかった、良かった。

2014年3月 4日 (火)

三重 中3女子生徒殺人事件犯人逮捕

 三重県の中3女子生徒殺人事件の犯人が逮捕された。

 犯人は、卒業式を終わらせたばかりの高校生だった。

 昨晩のテレビは、各局ともこのニュースを大きく取り上げていた。

 金目当ての凶悪な犯行と、「明るくみんなからしたわれる」という犯人の評判のギャップが、マスコミにとっては話題性に富む格好おいしいネタとなっていた。

 各局とも、無関係を装うためのツイッターの書き込みや、ごく平穏に卒業式をすませたことを報じていた。

 そして、ことさらに、友人が「彼が犯人だなんて絶対に信じられない」とか、近所の方の「そんなことができるような子じゃない」と言う意見をかき集めていた。

 この事件のように、犯人逮捕まで時間がかかったときの犯人の行動について、平然と○○をしていたという解説がされる。

 昨晩のニースゼロでも、メインキャスターの村尾さんが、こんな事件を起こして起きながら平然と卒業式を迎えるとができることが私にはわからないと言っておられた。

 犯人が被害者の葬儀に「平然と」参列をしていたり、犯人が「何事もなかったかのように」会社に出勤していたという報道を、よく耳にする。

 それが報道番組の常套句とも思える。

 しかし、村尾さんが言った「私にはわからない」というセリフが、私にはわからない。

 「平然と」していることや、「何事もなかったように」振る舞うことが、極悪な行動であるかのように報じるけど、犯罪者は、自分の犯行を隠すために「平然」を装うのは当然だろう。

 おどおどしたり、突然会社を休んだりしたのでは疑われてしまう。

 疑われないように、心の動揺をかくして平穏を装うのだ。

 報道をするマスコミとしては、より極悪な犯人像を作りあげたいのだろうが、ニュースを見ていて一番非道なのはマスコミであろう。

 昨日のニュースで、「犯人が逮捕されても娘は帰らないし、何も変わらない。犯人は絶対に許せない」とコメントしていた。

 さらに、それに加えて「(遺族としての)心情を察して、静かにしておいてください」とも、おっしゃっていた。

 この部分は、ニューゼロでは報じていなかった。

 正義を振りかざしていた村尾キャスターは、遺族の「静かにしておいてください」という言葉を聞いているのだろうか。

 私には、「犯人は許せない。それと同じくらいマスコミも憎い」と言っているように聞こえた。

 子どもを殺された遺族のところに、多数のマスコミが押しかけ、カメラをまわしマイクを突きつける。

 そして、「子どもさんを殺されたお気持はどんなですか?」と、心の傷を切り開くような言葉を浴びせかける。

 遺族の方には心からお悔やみ申し上げたいが、それをにぎにぎしく取り上げるニュース番組は見たくはない。

 これは、何度か書いたことかもしれないが、私が遺族になって、マスコミにこんな仕打ちをされたとしたら、何も言わずにテレビカメラとマイクを叩きこわしてやろうと思う。

 それとも、生放送で答えさせてほしいと各メディアを一同に集め、「子どもを殺されて、悲しみに胸が張り裂けそうです。犯人は絶対に許しません。そして、人生で経験したことのない悲しみに絶望している私たちの気持を踏みにじるマスコミも犯人同様に憎みます」と言い放とうか。

2014年3月 3日 (月)

高梨沙羅選手 ワールドカップ総合優勝

 高梨沙羅選手が、ワールドカップ個人総合優勝2連覇を決めた。

 14戦目にして11勝。

 5試合を残しての、ぶっちぎりの優勝だ。

 偉業だが、オリンピックもメダルをとらせてあげたかったなあ。 

 

2014年3月 2日 (日)

30銭の部品で900億円の利益 ムラタ

30銭の部品で900億円の利益を上げている会社がある。

 その名は村田製作所。

 アップルの首脳に「ムラタが止まれば世界のスマホが止まる」と言わしめている。

 村田の主力商品は積層セラミックコンデンサー。電気の流れを整える電子部品である。
 
 あらゆる電子機器に搭載されるもので、スマートフォンには携帯電話の3倍の600個が疲れている。

 三国のサムスン電機を押さえ世界シェアは35%。首位の座を明け渡したことは無い。

 携帯電話。薄型テレビ。それを支える半導体や液晶パネル。日本の電機メーカーの多くが世界競争に敗れてきた。

 日本企業とともに成長してきた村田も影響は免れないとの見方もあった。

 そのムラタがなぜ勝ち残れたのか。

 それは、ムラタの持つ独自性だった。

 ムラタの創業の地は京都市東山区。
 陶磁器づくりが盛んで、村田家も電気の絶縁などに使う磁器製ガイシの生産・輸出を手掛けていた。

 創業者の村田昭氏が父に事業拡大を提案したときのこと、父に「注文を多く取るには安くするしかない。そんな商売は皆が疲弊する」と猛反対を受けた。

 「価格競争を避けるには独自性で勝負だ」。44年、昭氏は試行錯誤の末、日本でまだ珍しかったセラミックコンデンサーを開発する。

 その性能は材料の配合や焼き方、膜の積み重ね方で決まる。これまで村田が積み上げた焼き方の「レシピ」は数千通りに及ぶ。

 「0402」。現在、村田がアップルなどに大量供給するコンデンサーは、わずか縦0.4ミリメートル、横0.2ミリメートル。

 その中に100層にも重なる厚さ0.5マイクロ(マイクロは100万分の1)メートルのセラミックシートが村田のノウハウだ。

 「なぜ小型化でいつも先を越されるのか」。他社がノウハウを盗もうと部品を砕いても陶器と同じ白い粉が残るだけ。

 コンデンサーの単価はわずか30銭だが営業利益率は25%。

 村田は年1兆個という天文学的な量を生産し年900億円近い利益を稼ぎ出す。

 国内生産比率が75%でも採算に合う。

 電子部品は単価1円に満たないニッチ市場だが、世界首位を取れば大きな利益をもたらす。

 日の丸半導体は汎用性が高い半面、技術の優位性を失い体力勝負の価格競争で衰退していった。

 その明暗のなかに日本のモノ作りの解が潜む。

「世界初そして独自性へのこだわり」(村田恒夫社長)は今も受け継がれる。(日経新聞)

 久々に聞く嬉しい話だ。

 もの造りの日本。まだまだ捨てたものじゃない。

 感心しているばかりじゃなくて、自分にも何か独自性をみいだせないか。

 それが見いだせれば、もう少し生きて行けるかもしれないなあ。

2014年3月 1日 (土)

青島太平洋マラソン2014 練習再開

(6月17日追記。 今年の青島太平洋マラソン出場を断念します)

 昨日、久しぶりに走ってみた。

 去年の青島太平洋マラソン以来、始めてのランニングだ。

 そろそろ走ってみようかと思ったりもするのだが、元来スポーツが好きではないもので、ずっと走らずにいた。

 きっかけをつくってくれたのは、キムタク(木村宅地建物)の木村社長だ。

 一昨日、飲み会の席で、大分のハーフマラソンに出ないかと誘われた。

 木村さんは、私より7つ若いが、青島太平洋マラソンの大先輩である。

 去年は申し込みが遅れて、フルマラソンには出場できなかった。

 その腹いせ(?)で、12月8日の青島太平洋マラソン以後の2ヶ月で2たつのハーフマラソンを走っている。

 今月も9日に日向市の「ひょっとこマラソン」(ハーフ)にエントリーしているらしい。

 5月には、大分のハーフマラソンに出場するとのことで、まだ申し込めるから、それに出ないかと誘われた。

 木村さん曰く、ハーフは楽しいと。

 フルマラソンは、体中が痛くて身動きできない苦しみを味わうが、ハーフを走り終わったあとは爽快感を味わえるというのだ。

 私は去年、練習で20kmを2回、30kmを1回走っているので、木村さんの言うことがわかるような気がする。

 20kmと30kmは、まったく別ものであった。

 20kmを走ったあとは、まだ走れそうな余力の中で充実感を感じた。

 フルマラソンを走れるような自信がわいてきた。

 しかし、30kmは違っていた。27km過ぎからは苦痛しかなかった。

 足を引きずりながら、やっとのことでゴール。

 フルマラソンへの不安がよぎった。

 だから木村さんの言うことはわかるのだが、スピードに欠ける私は、ハーフだと自分が満足する結果が得られないような気がするのだ。

 だからハーフマラソンにはまったく興味がなかったのだが、底抜けに人のいい木村さんの楽しげな誘いに、「そうですね。出てみましょうかね。」と曖昧な返事をしてしまった。

 レースは5月だから、今から練習を始めれば間に合う。

 3、4日前に遇ったAさんの奥さんの「(私の青島太平洋マラソンの完走ブログに)青島太平洋マラソン完走おめでとうございます。感動しました!」の言葉に心が揺らいでいたところに、木村さんの話が背中を押した。

 5月のハーフマラソン出場は、まだ未定だが、今年の青島太平洋マラソンを目指して練習を開始することに決めた。

 この3ヶ月間、まったく体を動かしていなかったから、まずは5kmのウォーキングから始めることにした。

 歩き始めたが、なんだかもの足りない。

 軽く走ってみると、走れそうな気がする。

 走れるところまで、ゆっくり走ってみることにした。

 年を考えて、決して無理はしない。

 息があがらない程度のスピードを心がける。

 去年の練習の成果が少し残っているようで、1kmは問題なし。

 そして2km。これも問題なし。

 3km。息は苦しくないし、足にも異常は感じない。

 4kmにかかるころ、ひざに少し違和感を感じた。軽い筋肉疲労のような感じだ。

 結局、なにごともなく楽々と5kmを走りきった。

 呼吸も乱れていないし、脈もそんなに上がっていない。

 スマートフォンのジョギング記録アプリを見てみる。

 5kmのラップが34分31秒。

 思ったより走れていた。

 一夜明けて、体のどこにも痛みも異常も感じない。

 去年の練習の成果が残っているようだ。

 7~8kmなら走れそうな気がするが、しばらくは自重して5kmにしておこくことにしよう。

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