西友の、生鮮食品満足保証プログラム
西友が「生鮮食品満足保証プログラム」と称して、生鮮品で品質に満足しなければ返金するという制度を始める。
客の満足度を高め、売り上げ増をねらっているらしい。
この制度は親会社のウォルマートがやって、売り上げ増の効果があったらしい。
食べた後でも、品質に満足できない場合は、レシートさえ持っていけば返金に応じるという。
住所、氏名も聞かず、気に入らない理由を聞くわけでも無い。
そんなやり方だと、食べるだけ食べて返金を求める客が出てくるのではないかと思うのだけど、日本人にはそんな客は少ないと想定しているらしい。
確かに、本来の日本人の気質としては、インチキで返金を求める人は少ないだろう。
しかし、「赤信号みんなで渡れば怖くない」式に、不満が無くても返金してもらえるなら、みんなで返金してもらいに行こうなんて話が飛び交うようになると、面白がって一気に返金に走るんじゃないだろうか。
ネットの世界では、すでにそんな話しで盛り上がっているらしい。
西友は、10年ちょっと前に札幌の元町店で、アメリカ産やカナダ産の肉を国産と偽って販売したお詫びに、返金することにした。
そのとき、レシートを保存していないお客さんのことを考えて、レシート無でも返金に応じたところ、返金開始から3日目に、返金額が年間販売額の3倍の5000万円に達し、返金を打ち切ったという経験をしている。
一人一人では悪どいことはできない人でも、みんながやっているとなると、罪の意識が希薄になる。
というか、みんながやっているなら、やらなきゃ損ってことになってしまう。
さてさて、今回の満足保証プログラムは、果たしていつまで続けることができるのだろうかなあ。
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