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2014年5月26日 (月)

フランクシナトラのマイウェイ

 土曜日の早朝、「佐和子の朝」という番組がある。


 先週のゲストは、ノーベル賞の山中教授。

 番組の冒頭で、ゲストが、人生で心に響いた曲を取り上げることになっている。

 山中教授が挙げたのが、フランクシナトラの「MY WAY」だった。

 日本でも大ヒットし、布施明さんのカバーで、なじみのある曲だ。

 「佐和子の朝」では、フランクシナトラの映像とともに訳詩がテロップで流れた。

 その訳詩を見て、私は唖然とした。
 シナトラは、「自分は思い通りに生きてきて悔いはない」と歌っている。

 「我が人生に悔いなし」と言っているように思える内容だった。

 日本でヒットした布施さんのカバー曲は、「いま船出が」と始まる。

 「船出」という言葉が人生の出発を想わせるために、結婚式の定番ソングになっていた。

 私も、そう思っていた。

 しかし、「佐和子の朝」で流れる歌の訳詩は、人生の終焉を迎えた男が人生を振り返るものだった。

 なんということだろう。

 私は、自分の終焉を意識はじめた今ごろになって、マイウェイの意味を知った。

 日本でヒットした訳詩は誤訳なのではないかと思ったが、「船出」という言葉を、あの世への旅立ちの意味と解すれば、原詩と符合する。

 それにしても、この年になって初めて知った「マイウェイ」の歌詞が、しみじみと身に凍みる。

 「マイウェイ」の中で、フランクシナトラさんでさえ「少しは悔いがあるさ」と言っている。

 しかしシナトラさんは、それをはるかに超える達成感を歌いあげている。

 つくづく、私は、やってこなかったことの後悔にまみれているなあ。

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