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2014年6月

2014年6月30日 (月)

悪徳不動産屋日記 ガスボイラーの修理費は?

 ガス屋さんが、「ガスボイラーの修理の見積書をお持ちしました」と言って入ってきた。

 「修理?」身に覚えのない話だ。

 「なんのこと?」と聞くと、当社で管理している一戸建の貸家のボイラーの修理の見積もりとのこと。

 そういえば先週、入居者からガス屋さんの電話番号を聞いてきていた。

 ガス器具の故障だったら何か言うはずだけど、何も言わずに電話番号を教えてくださいとのことだったので、ガス料金のことなのかなと気にかけなかった。

 聞くと、ボイラーの調子が悪かったらしい。

 すでに15年経過しており、部品もなく修理は不可能だということ。

 ボイラーの交換は家主の負担だということで、管理している当社に見積書を持ってきたのだった。

 友人が経営しているガス会社で、信頼はできる。

 現在使っているボイラーだと10万円以上かかるけど、少し機能を落とせば半額以下になるものもあると、2種類の見積書を作ってきていた。

 プロパンガスは、会社を乗り換えるときには器具を無料で提供してくれる場合がある。

 その手で値切ってみたが、すでに値引きはしていると言う。

 「じゃガス会社を変えるよ」という奥の手もあるが、友人の会社だからそれはできない。

 安い方は新品のボイラーをつけて4万円ちょっと。

 良心的な価格だったので、安い方で段取りをしておくように伝えて、家主さんに電話をした。

 すんなり了解がもらえると思っていたら、「どうして勝手に見積もりをしたのか」不満たらたらである。

 風呂が使えなくて、入居者が直接ガス屋さんに見てもらったようですよ。

 修理では対応できないといってガス屋さんが当社に来たと説明したところ、「私には連絡が来てない」と言う。

 入居者も、簡単な修理なら自分の費用で修理しようと思ってガス屋さんに見てもらったのだろうが、老朽化による故障だから交換するしかないということになったわけだ。

 再度、その説明をすると状況は納得したようだが、「あなたが手配したガス屋さんには頼まない。頼むなら私の知り合いのガス屋さんに頼む」と言う。

 今日来たガス屋さんは、もともとこの家主さんが使っていたガス屋さんだった。

 他に、家主さんが懇意にしているガス屋さんがいるのかなと思っていたら、「私は昔から山口住宅さんとつきあいがあるから、そこに頼む」とおっしゃる。

私が知り合いのガス屋に依頼してリベートでも捕るとでも思っているようだ。

 しかし点検・見積もりをしたのは、その、山口住宅さんだ。

 そのことを再度説明すると、納得がいかないから直接話を聞いてみると言う。

 一瞬不愉快な気分になったが、嬉しさがこみあげてきた。

 私は、修理、補修を依頼する際、一切リベートはとっていない。

 無報酬で見積もり依頼をして、現場に立ち会い、工事の段取りをとってやって、あげくに代金を預かって、業者に支払いを済ませ、さらには領収書を家主に届けている。

 悪徳不動産屋の風上にも置けない所業なのだ。

 家主が直接電話をすると言った言葉をとらえて、「修理に関しては、後は家主さんとガス屋さんにおまかせします。入居者の連絡も直接お願いしますね」と念を押して電話を切った。

 余計な仕事から逃れられて幸運な一日だった。

2014年6月29日 (日)

どうでもいいことなのだろうけど、私にとって許しがたいこと。

 他の人にとってはどうでもいいことなのだろうけど、自分には許せないということがある。


 その一つが、鼻が出ているマスク姿。


 鼻で呼吸をしているのなら、マスクをする意味がない。


 マスクから鼻を出している人は、
口からだけで呼吸しているのかもしれないが、とにかく私は、これが生理的に許せない。



 鼻が出して口だけにマスクをかけている人を見ると、知性がなく低能で常識にかける人間に見えてしまって、不快感がこみあげてくる。


 ほんとに、どうでもいいことだけどなあ。

2014年6月28日 (土)

静かな海開き。住民のためと思っていたら・・・

 今朝のワイドショーニュースで、各局とも逗子海水浴場の海開きを報じていた。
 関東で最も早い海開きだそうだが、今年3月に施行された条例で、スピーカーやマイクを使った音楽を流すことや、砂浜でのバーベキューや飲酒が禁止されている。

 海の家の営業時間も6時半までに定められた。

 クラブ化した海の家が流す大音量の音楽や、浜辺でバーベキューや飲み食いをした後のゴミの山に、近隣の住民から苦情が相次ぎ、それに対応した結果、この条例が制定されたようだった。

 各局の報道は、住民の平穏な生活を守るために条例が制定されたというものだった。

 しかし、よくよく聞いていると、住民の生活のためばかりではないという真実が潜んでいた。

 このところの、海の家のクラブ化に伴い、騒音や酔客のけんかなどが問題となり、去年7月に殺傷事件が発生。
 そのせいか、一昨年73万人だった海水浴客が去年は41万人に激減した。

 海の家のクラブ化を規制して、家族客を取り戻そうということが本音のようだ。

 近隣住民の住環境のためかと思っていたが、一番の原因は来場客の増加をはかるため。

 しかし、クラブ化営業をしていた海の家にとっては、売り上げ減。


 海の家事業者側は条例取り消しを求めて提訴している。

 条例が住民の利益のみを目的としているのだったら大儀がたつのだけど、海水浴客の増加を図ることが目的だと、利害が相反する人からの抵抗はやむを得ないことだろうなあ。

2014年6月27日 (金)

悪徳不動産屋日記 排水つまりの修理代は誰が払うのか

 事務所を閉めようとしたとき電話が鳴った。

 「佐藤(仮名)です」と言う。

 いきなり「佐藤です」とだけ言われても、どこの佐藤さんかはわからない。

 「どちらの佐藤さんですか?」と聞くと、「○○アパートの佐藤」だと名乗られた。

 その口調には「声を覚えとけよ」というニュアンスがある。

 アパートをお世話したあとは、なにかあるときしかお会いすることはないから、入居者の声を覚えている方が少ない。

 そんな気持ちは抑えて、「なにかありましたか?」とたずねると、「水がぜんぜん出ないのよね」と言う。

 「台所ですか?お風呂ですか?それともトイレですか?」たずねると、台所だと言う。

 「台所の水だけが出ないんですか?」と聞くと、「流しの水が流れない」と言う。

 再度、状況を確認すると、流しがつまって水が流れないということだった。

  排水管の詰まりだ。

 古いアパートなのだが、この入居者の部屋だけがトラブルが多い。

 以前は、水管の詰まりくらいだったら、まずは私がやってみて直すこともあった。

 管理業務を超えたサービスでやっていたのだが、家主さんも当然とことと勘違いして感謝してはくれないし、入居者は、早く直せと言わんばかりになる。

 
 すぐに直らないと、悪徳不動産屋あつかいされてしまう。

 今日の佐藤さんも、「すぐに直してくれないと炊事ができない」と息巻いている。

 それで最近は、すぐに専門業者を手配するようにしている。

 排水管の詰まりの原因は、入居者に原因があることが多い。

 流しにしても、お風呂にしても、排水管を詰まらせないために排水口にゴミ受けがある。

 そこで髪の毛や、大きなゴミが、排水管に流れていかないようにしているわけだ。

 それを面倒がって、排水口のゴミ受けをとってしまって使う人が少なくない。

 お風呂の排水詰まりの原因で一番多いのが、髪の毛によるものだ。

 髪の毛がからまりあって排水管を詰まらせてしまうのだ。

 台所で多いのは、大きな野菜クズが排水管にひっかかって、それに次々にゴミがたまって詰まらせてしまう。

 箸やスプーンがひっかかっていたりすることがある。

 そんな原因の場合、修理代は入居者負担となる。

 私は、排水管の詰まりのクレームを受けた際には、前もってその旨を説明するようにしている。

 入居者は絶対に自分が原因だとは言わないが、ほとんどは入居者の管理に起因する。

 あるとき、スポンジたわしが詰まりの原因だったことがある。

 「お客さんがタワシを流したせいですから、修理代はお客さんの負担になりますね」と説明した。

 しかし、このお客さんは、「自分のタワシではない。タワシは前の入居者がつめたものだ。それにゴミがたまっていって、排水管が詰ったのだ」と主張して、自分の非は認めない。

 そんなはずはないのだが、証拠はない。

 そんなやりとりをしていたら、入居者の子供が出てきて「お母さん。このタワシは、お母さんがこの前無くなったと言っていたのだよ」と得意気に言った。

 それで、その場は一件落着。

 はたして、今回の詰まりの原因は?

 先程連絡があって、割り箸が原因のようだとのこと。

 流しの排水口のゴミ受けは、はずしたままになっていた。

 しかし、この人も、自分が詰まらせたとは、なかなか認めない。

 これを強引に認めさせて、またしても私が悪徳不動産屋と言われることになるのだろうなあ。

 

 

2014年6月26日 (木)

 株主優待生活の桐谷さんの実生活。

 へんなおじさんがテレビで人気者になっている。
 見た目はさえないのおじさんなのだが、「株主優待生活の桐谷さん」として、バラエティー番組にひっぱりだこになっている。
 株の売買で儲けるのではなく、もっぱら株主優待を目的にして株を持っているらしい。
 シャツやズボンを始めとして、食品や飲料を含めた日用品を優待で手に入れる。
 外食やレジャー関係の優待もあって、外食や映画などもタダ。
 商品券は、現金が必要になったときは金券ショップで換金する。
 桐谷さんは、「家賃や光熱費以外は、ほとんどお金を使いません。持っている株の株主優待の特典のみで日常生活は十分送れます」と言っていた。
 テレビに登場する桐谷さんは、どこに行くにもママチャリだし、、高級な服も着ていない。
 そんな、頭が薄くなった初老のおじさんが、つましく生きたらそれもできるのかななんて思っていた。
 ちょっとオーバーじゃないかなと思っていたが、その実態は超セレブのなせる技だった。
 桐谷さんが保有している株は約600銘柄、時価総額は1億5千万円を超える。
 優待で得る収入が4~500万円。
 それに加えて株主配当金が300万円くらいある。
 金融資産のみで1億5千万円の富裕層の御方だったのだ。
 種明かしを知ってしまって、なんだか脱力感にさいなまれているのだなあ。

2014年6月25日 (水)

日本のワールドシリーズ

 日本のワールドシリーズは終わった。
 予選リーグで、コートジボワールに負け、ギリシアとは引き分け。
 
 1分1負でむかえた今日のコロンビア戦。
 勝って決勝トーナメント出場だと盛り上がっていたが、結果は1対4の大敗。
 勝つ勝つなんて言っていたけど、相手は世界ランク8位。
 サッカーをわかっている人ほど、勝つのは奇跡と思っていたはず。
 しかし、誰一人そんなことは言わない。
 勝てると言っておかなければ、大衆は盛り上がらなくて、テレビを見ようなんて思わない。
 数10億円かけてとった放映権が無駄になるものね。

2014年6月24日 (火)

食べ物があふれているは、まぐれのようなもの。

 先日、Razikoで東京のラジオが聴けなくなったことを嘆く記事を書いたところ、数人の方にコメントいただいた。

 月々350円払えば、従来通り聴けるのだが、すぐにはその決心がつかない。

 私が敢えて聴きたいのは、TBSラジオの土曜日の「永六輔その新世界」と「久米宏のラジオなんですけど」の2番組。

 永さんが朝から4時間半。久米さんが午後の2時間。

 私の好きな昔懐かしい人がたくさん出演する。

 野坂昭如さんもその一人。

 野坂さんは、脳梗塞で倒れられが、リハビリをしながら執筆をされているのだが、「永六輔その新世界」で「野坂昭如さんからの手紙」というコーナーを持っておられる。

 ラジオコラムなのだが、先週、おもしろいことを言っておられた。

 曰く。「今、食べ物があふれているのは、まぐれのようなもの」

 その通りだと納得させられたのだなあ。

2014年6月23日 (月)

遅すぎた自白。セクハラやじの都議。

セクハラやじ問題の都議が、おくればせながら自白した。

 自白したというより、自白させられたということだろう。

 今回のセクハラヤジ問題は、発言自体も問題なのだが、逃げ隠れしていた本人と、それをかばい続けてきた周りの議員たちの体質の方が問題だろう。

 どうせ見つかることはわかっているのに、それを認めなかった本人。

 誰が犯人かわかっているのに、本人の確定ができないと公然と言い張ったまわりの議員。

 こんな幼児のような嘘が、まかり通ると思っている知能の低いやつらが議員をやっているというのだから情けない。

 うやむやに逃げきれるとでも思っていたのだろうか。

 自民党のお偉いさんも同罪だ。

 石破幹事長も、菅官房長官も、昨日までは自民党と都議会自民党は別物などと言い逃れをしていた。

 しかし、世論の非難の声が世界的な問題に及ぶにいたって、ようやく犯人を突き出したというのが実態だろう。

 こんなに、あからさまに嘘を言う輩たちが、国民のため国民のためと言っているが、そんな言葉が信じられるものだろうか。

2014年6月21日 (土)

野垂れ死ぬはずのない二人が「野垂れ死にが普通になる」と言っている。

 「これからは野垂れ死にが普通になる」

 今日の朝刊に掲載されていた、曽野綾子さんと近藤誠さんの対談集の広告の題名だ。
 曽野綾子さんは、大ベストセラーとなった「老いの才覚」を始めとして、このところ人生のしまい方に関する本を次々と出版されている。
 近藤誠さんは、いしゃでありながら「がんは放置した方がいい」と主張しておられる。
 十数年前に「患者よ、がんと闘うな」という本が大ベストセラーとなり、最近は「医者に殺されない47の心得」がベストセラーとなっている。
 近藤さんは、がん放置療法を説くにとどまらず、現在の医療のありかたにも異論を唱えておられる医療従事者である。
 このお二人の対談本で、題名が「これからは野垂れ死にが普通になる」とくれば、内容はおおよそこんなものだろうと推察される。
 しかし、功成り名を遂げておられる二人が何とおっしゃろうと、野垂れ死にすることはできない。
 野垂れ死にしたくとも、野垂れ死にさせてはもらえない。
 そんな境遇のお二人が、「これからは野垂れ死にが普通になる」と説くのは、ひねくれ者のおじさんとしては、下々の者は野垂れ死にを覚悟しろと言っているように感じてしまうのだなあ。

2014年6月20日 (金)

都議会でセクハラやじ。やじを飛ばした議員は逃げている。堂々と出てくればいい。

 都議会での、女性議員に対して「早く結婚しろ」などセクハラにあたるヤジが問題になっている。


 「結婚しろ」というヤジに女性議員は涙ぐんでいた。

 申し訳ないことだが、私は、「結婚しろ」という言葉が、これほど女性を傷つけるとはわからなかった。

 ある意味、私も同罪だと反省させられた事件だ。

 私は、相手の気持ちを深く考えないで物を言う悪い癖がある。

 私も、セクハラ発言に関しては同じ過ちを犯したかもしれない。

 私は一言多いといわれることが多い。

 しかし、私はそれを指摘されたときは、素直に反省している。

 そして私は、相手を気づけたと気がついたら率直に詫びる。

 言葉に出してしまったことは消えることはないが、許してくれるまで、ひたすらお詫びする。

 私には、ヤジを飛ばした奴と、その仲間たちの対応は理解できないことだ。

 ヤジを飛ばしたと思われる側の責任者は、「ヤジを飛ばした者を特定することは困難だ」と、しゃーしゃーと答えていたが、特定することなど、いとも簡単なことだ。

 ヤジを飛ばした本人は、自分だとわかっているはずだし、その隣に座っていた奴も、誰がヤジを飛ばしたかはわかっているはず。

 そんな明々白々のことなのに、「特定するのは困難」などという答弁がまかり通るなんて思っている脳味噌が信じられない。

 これほどまでに低能な奴らを、都民の代表や国民の代表に据えているのは、とりもなおさず都民や国民が低能ということになるのだろうなあ。


 

2014年6月19日 (木)

山口雅子ソプラノ・リサイタル 宮崎県立延岡西高等学校同窓会 追記

 山口雅子さんのソプラノリサイタルの追記。


 歌と声に感動したことは書いた。


 歌だけではなく、曲と曲の合間の、おしゃべりがまた楽しかった。


 私は、雑学自慢おじさんなのだが、「へぇ、そうなんだ」と思う話が、いくつもあった。


 一番びっくりした話は、「サマータイム(Summer time)」が、アメリカのオペラのアリアだったということだ。


 私は、「サマータイム」はジャズのスタンダードだと思っていた。


 それは私に限ったことではなく、多くの人が勘違いしているはずだ。


 オペラの冒頭で、ヒロインが赤ん坊に歌いかける子守唄だという話をして、山口さんはオペラのアリアを熱唱した。


 曲調はブルースだが、なるほどクラッシック曲である。


 次の日にウィキペディアで確認してみたところ、「サマータイムはジョージ・ガーシュウィンが1935年のオペラ「ボギーとベス」のために作曲したアリア」とある。


 そういえば、山口さんが歌の紹介のお話で、「ジョージ・ガーシュウィン」って言っていた。


 1936年に、不世出のジャズボーカリスト、ビリー・ホリデイが歌って大ヒットさせ、ジャズのスタンダードになったそうだ。


 私は、てっきりビリー・ホリデイの歌だと思っていた。


 音楽としっかり取り組んでいる人には、わかりきったことなのかもしれないが、いい加減に音楽を聴いている私にとっては、驚きの真実だった。

 サマータイムは、何百、何千とカバーされている。


 エラも歌っているし、コルトレーンもマイルスもビルエバンスも演っている。


 でも、どこかビリーホリデイの影響から抜けきらないでいるジャズ・スタンダードだった。


 山口さんの歌うサマータイムはオペラだった。


 初めて、クラシックボーカルも良いもんだと思ったリサイタルだった。

2014年6月18日 (水)

ワールドカップ関心度、世界で日本がダントツの1位

 アドビ システムズの調査によると、ワールドカップの関心度は日本がダントツの1位だそうだ。


 これは、同社の「Adobe Social」を使って、ツイッター、フェイスブック、グーグル+のどのソーシャルメディアのデータを収集、分析した結果だ。

 各ソーシャルメディアでの言及率は、日本が約37%。

 2位のイギリスが11%。3位がブラジルの9%。4位、ドイツ8%。5位、アメリカ8%と続く。

 なんと、サッカー大国と思われている開催国のブラジルの4倍の関心度をしめしている。

 マスコミが焚きつけた結果だろうが、日本人の性向がハッキリ顕れている。

 人といっしょの道を歩く。

 人と違ったことをしない。

 一斉に、同じ方向を向くことが一番安心なのだろう。

 安倍さんも、やりやすい国民だと思っているだろうなあ。

2014年6月17日 (火)

青島太平洋マラソン2014 断念

 昨日、10㎞を走ってみた。


 5月から練習を再開していたが、10㎞は半年以上ぶりのこと。

 息があがらない程度に、ゆっくり走った。

 久々の10㎞だったが、立ち止まることもなく、楽に走れた。

 1㎞7分以上かかっただろうな、と思ってスマートフォンを見る。

 記録は、1時間7分。

 1㎞6分40秒くらいのスピードだった。

 去年の練習で向上した身体能力が、まだ維持できているようだ。

 去年、青島太平洋マラソンに初出場・初完走して、今年はサブ4(4時間以内で走ること)を目標にしようかと思っていた。

 しかし、サブ4を達成するには1㎞5分30秒のペースで走らなければならない。

 苦しい練習無しには、スピードは伸びない。

 もともと、青島太平洋マラソンに出場したのは、1度だけ完走を経験してみたかっただけのこと。

 同じ記録で走るのであれば、出場の意味はない。

 ということで出場を迷っていたのだが、去年お世話になった和光産業軍団が、今年は出ないとのこと。

 去年は、偶然、和光産業軍団の出場を知ったのだが、結果的には和光軍団がいなかったら、私の青島太平洋マラソン完走はなかった。

 完走できたにしても、その日に帰ってくることはできなかっただろう。

 完走後の筋肉痛では、車の運転は無理だっただろう。

 今年は、最初から和光軍団をあてにしていた。

 その軍団が不参加となると、行きも帰りもすべて自力でやらなければならない。

 ということで、去年の青島太平洋マラソンが、私の人生1度きりの経験になりそうだ。

 

2014年6月16日 (月)

ワールドカップとレンタルビデオ

 ワールドカップ。日本の初戦は2対1の逆転負けだった。


 本田選手が先制ゴールを決めたときは、勝利を信じていた。

 その後、何度かあったチャンスをものにできなくて、いやな予感がしていた。
 
 先制したあとの日本チームは、サッカーは詳しくない私の目にも動きが悪いように見えた。

 ど素人の私から試合についての話はこれくらいにしておこう。

 解説は、テレビでいやというほど聞かされている。

 想像どおり、ワイドショーニュースはワールドカップでもちっきりだ。

 テレビ大好き人間の私だが、今日はDVDを借りてこようかと思っている。

 

 

2014年6月15日 (日)

山口雅子ソプラノ・リサイタル 宮崎県立延岡西高等学校同窓会

 輝いていた。

 躍動していた。

 生命(いのち)が、ほとばしっていた。

 還暦過ぎた、おばさんのはずなのだけど(ごめんなさい
m(_ _)m)、舞台で唄う彼女は少女のようにみずみずしかった。

 それでいて、語りかけてくる歌声からは、彼女の生きてきた六十年の人生が滲み出していた。

Photo (写真は、宮崎県立延岡西高等学校同窓会ホームページより借用しました)

 数十年ぶりに見る同級生の、ソプラノ・リサイタル。

 同級生でなかったら、クラシックのリサイタルなど聴きに行くことはなかった。

 去年、突然沸き起こった話。

 同窓生として主催者の一員に加わっていたから、聴きに行くことなったリサイタル。

 本格的なクラシックだけではなく懐かしい童謡や唱歌も組み入れられていたが、退屈するかもしれないと思いながら観客の一員になった。

Photo_2 (写真は宮崎県立延岡西高等学校同窓会のホームページから借用しました)

 しかし、ピアノ伴奏だけでの2時間が瞬く間に過ぎていった。

 前列に陣取っている私に、アンプを通さない生の声が伝わってきた。

 その声は、私には、「ぎゅっと実の詰まった声」に感じた。

 これがプロの歌声なのか。

 まったく想像していなかった、感動が沸き起こった。

 それは、ひたすらに自分の思う道を歩んできた彼女の人生に対するものでもあった。

 感動しながら、私は少し悲しくもあった。

 同じ年月を歩いてきたけど、自分の思いをかなえるために過ごしてきた人に比べて、自分は行き当たりばったりに生きてきたなあと、このところよく思うのだ。

 人がすばらしく見える日々なのだ。
 
 

2014年6月14日 (土)

「Raziko」が聴けなくなった

 大きな権力に私の楽しみが奪われてしまった。

 土曜日の楽しみだった、TBSラジオ「六輔その新世界」が、突然、聴けなくなったのだ。

 宮崎県は、交通網が整っておらず陸の孤島とも言われるが、電波網も貧弱で放送貧困県なのだ。

 テレビの民放局は「宮崎放送」と「テレビ宮崎」の2局のみ。

 ラジオの民放局は中波ラジオは「宮崎放送」のみ。

 FM局も全県域を対象としている放送局は「FM宮崎」1局のみ。

 放送の過疎地ともいえる悲しい状況なのだ。

 そんな僻地にいて、スマートフォンで東京のラジオ番組が聴けるアプリがあった。

 「Raziko」というアプリで、地域設定をすると、聞きたい地域のラジオ放送が、どこにいても聴けるというものだった。
 
 しかも、無料。

 似たアプリに「Radiko」というのがあって、地元の放送はこれで聴ける。

 しかし、この「Radiko」のほうは、今いる地域の放送しか聴けない。

 スマートフォンが持っている位置情報の機能と連動していて、現在地の放送局の番組しか聴けない。

 カタカナで表記すると、どちらも「ラジコ」だが、「z」と「d」が違うだけで、まったく別物のソフトだった。

 「Raziko」と出会って、TBS、文化放送、ニッポン放送と、学生時代に聴いていた深夜放送が聴けたは感激ものだった。

 特に、土曜日はTBSラジオをかけっぱなしにして、聞き流すのが習慣になっていた。

 朝8時半から午後1時までは、「永六輔その新世界」という番組。

 テレビでお見かけしなくなった永六輔さんの冠番組で、野坂昭如さんやら、フォークルセダーズの北山修さんやら、毒蝮三太夫さんが、レギュラー・ゲスト出演している。

 1時からは「久米宏のラジオなんですけど」

 これまた、私は久米さんの大ファンで、久米さんをはじめとして、こちらではほとんどお目にかかることのない、私の好きだった人たちが元気で楽しく番組を作っているのだ。

 今日も楽しみに、スマートフォンで「Raziko」を立ち上げたら、なんと「宮崎放送」が表示されているのだ。

 おかしいなと思って、あれこれ設定をいじってみるが、地域設定ができない。

 パソコンを立ち上げ、インターネットで調べてみた。

 「Raziko」と検索しただけで、すぐに答えが出た。

 検索結果の最初のサイトに、こう説明されていた。

 スマートフォンで聴くIPサイマルラジオradiko.jpの有料エリアフリー化機能「radiko.jpプレミアム」が4月1日より開始されたことに伴い、Android向け人気ラジオアプリRazikoでは、エリアを指定するオプションが利用できなくなった。

 背景は「radiko.jpプレミアム」の開始。

 本家radiko.jpが現在地をGPSやWi-Fi、基地局位置情報などから判定し、ラジオを聴取できるエリアを限定しているのに対し、これまでのRazikoには聴取エリア(利用する都道府県)を任意に設定できる機能があり、radiko.jpに参加するラジオ局を全国どこでも聴取可能だった。

 しかし、radiko.jpが月額350円で同様のエリアフリー化機能「radiko.jpプレミアム」を提供するにあたり、Razikoはradiko.jpの事業に影響を与える可能性を考慮し、エリア設定機能を無効化することを発表していた。

 順次Razikoをご利用のユーザには最新版へのバージョンアップを行って頂き、エリア設定機能を無効にしていきますので御了承ください。無効化後は、聴取エリアの変更は出来なくなりますので、是非ともお忘れなくお住まいの地域を設定しておいてください。

 もともと「Radiko」というのが企業が運営するアプリで、現在地を、いろんな位置情報から判定して、主張できるエリアを限定していた。

 エリアを限定していたのは、おそらく、放送法の関係とか、スポンサー企業の問題とかがあってのことだったのだろう。

 「Raziko」の作者は「Radiko」のエリア限定機能をとりはらったものを、無料で提供してくれていた。

 1年くらい前に、「Radiko」がプログラムを改変して、「Raziko」が使えなくなった時期があったが、今度は「Raziko」が自主的にエリア設定をできないようにしてしまったようだ。

 理由は、前記の説明にあるとおり「radiko.jpが月額350円で同様のエリアフリー化機能」を提供するにあたり、Razikoはradiko.jpの事業に影響を与える可能性を考慮した」からだ。

 電波事業を牛耳る大きな力が、小さい民間人を押しつぶしたというわけだ。

 「Radiko」は、がエリア限定したアプリを無料で提供していたのは、もともと有料化を目指していてのことかもしれない。

 便利さを経験してしまった者は、月額350円を支払っても聴きたいと思ってしまう。

 それが企業の思う壺。

 月額350円。払うべきか、払わざるべきか、それが問題だなあ。

2014年6月13日 (金)

ワールドカップ開幕。またしても安倍さんに風。

 なんだかんだと言われていたが、ワールドカップが何事もなく、というか賑々しく開催の運びになった。


 今日から、テレビはサッカー、サッカー。

 日頃サッカーにまったく興味がなかった人も、にわかサッカー通になるのだろう。

 国民の目がサッカーに言っている間に、日本の将来にとって重要なことが、あれよあれよと決まっていくのだろう。

 安倍さんの強引な舵取りは、私は怖い。

2014年6月12日 (木)

6月14日 山口(旧姓藤田)雅子(延岡西高代回生)ソプラノ・リサイタル

 当事務所に、表題のポスターを掲げている。

 コンサートは、今週の土曜日14日 6時半開場 7時開演。

 場所 野口記念館(延岡市役所隣)

 入場料 1,000円

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 ポスターを貼って以来、ときどき立ち止まって、じっくりポスターを眺めている人がいる。

 今も、女性がしばらくポスターを見ておられた。

 その女性が事務所に入ってこられた。

 コンサートのチケットをご希望なのかもしれないが、あいにく私が預かっていた分は完売している。

 「ちょっとおうかがいしますけど、このコンサートは立ち見になるでしょうか?」

 やっぱり、コンサートに興味があったようだ。

 私が預かっていたチケットは売り切ったが、クラッシックのコンサートで、立ち見が出るほどではない。

 それにしても、立ち見になるのではないかと心配してもらえるなんて、ありがたい話。

 「いや、立ち見になることはないと思いますよ。今日の夕刊デイリー(延岡市を中心とした地元紙)に記事が出ていましたけど、当日券があるみたいですよ」とお答えした。

 前売り券を手配しようかとも思ったのだけど、女性が「当日、急用が入らなければ、友達を誘って行ってみようと思っているのですよ」とのことで、前売り券は必要ないようだった。

 「私の好きな曲目がたくさん入っているから、ぜひ行きたいです。延岡市出身の方が、こんなすばらしいコンサートを開いてくれるなんて嬉しいですね」と言って事務所をあとにされた。

 私も、「ぜひ、お越しください」と嬉しく見送った。

 奇遇ではあるが、今日これから、同窓生の最終打ち合わせの予定になっている。

 

2014年6月11日 (水)

好景気

 ユニクロが秋冬物を5%程度値上げするという。


 原材料の価格が上がっていることと、円安の影響で、海外で生産した昇進を輸入する際のコストが上がっているためだという。

 今年4月の消費税の引き上げに際して、増税分を商品価格に転嫁したにもかかわらず、売り上げが前年同時期を上回ったことも、値上げに踏み切りを後押ししたという。

 どうやら世の中、デフレも脱却し、好景気に沸いているらしい。

 テレビや新聞の報道も、好景気を示す数字が目立っている。

 それは上場企業のことだけかと思っていたが、外食産業も売り上げを伸ばしている。

 どうやら不景気は私のところにだけ集中しているようだ。



2014年6月10日 (火)

「天然由来だから安全」という、まやかし。

 健康食品や化粧品のCMで、「天然由来の材料で作られているので安全」というセリフをよく聞く。

 天然の素材は安全なの?

 毒キノコ、トリカブト、毒せり、チョウセンアサガオ、ケシ。

 ちょっと思いつくだけでも、こんなにある。

 つい最近のニュースで、ニラと間違えてスイセン葉を食べて救急搬送される事故が報道されていた。

 植物に限らず、フグ、キタマクラを代表に、海の生物にも毒をもつものがいる。

 動物でも、毒がえる、マムシ、ハブ、さそりと、毒を持つものがたくさんある。

 鉱物だって、天然の物。

 砒素や水銀を含んだ鉱物もある。

 アスベストも鉱物。

 「天然由来の材料だから安全」なんて、まったくのまやかし。

 天然は安全という言葉に違和感を感じているのは、私だけではないだろう。

 でも、うっかりペテンにかかりそうになりますよね。


2014年6月 9日 (月)

被害者のプライバシーは無視

 熊本の女子高生殺害事件が、このところ大きく取り上げられている。


 この事件には、マスコミが喜びそうな話が潜んでいそうだ。

 今から、小出しにいろんな話が出てくるのだろう。

 いつものことながら、被害者にはプライバシーはまったくない。

悪徳不動産屋日記 無料セカンドオピニオン

 今朝、開店と同時に珍しいお客さんが来店された。

 数年前までは、当社の数メートル先に銀行があって、月に1、2度、銀行に来たついでに当社に立ち寄られていた。

 銀行が数百メートル先に移転してからは、めったにお見えにならなかった。

 それでも、ときどきは立ち寄られていたのだけど、この2年くらいは、すっかりご無沙汰していた。

 なにか用事があってのことだろうと思って、「お久しぶりですね。お元気総出なりよりです」と椅子をすすめた。

 アパートを2つ持っておられるのだが、管理は他の不動産会社に依頼しておられる。

 私との関係は、以前、この方の土地を私が買収したことがあって、その時に気に入ってもらったようで、その後も、ときどき自分の所有しておられる不動産のことで私に話を聞きに来られていた。

 主な話は、所有しておられるアパートの運営についての相談だったが、私が聞かれたことには即答する質だもので、なにかあると、私の意見を参考に聞きにこられていた。

 今日は、年も年なので(80歳くらいになられていると思われる)、所有している不動産について、保有したままがいいのか、売却した方がいいのか、私の見解を聞きたくて、わざわざ来店されたようだ。

 一番の目的は、売却するとしたら、いくらくらいになるのかということのようだった。

 無借金で不動産だけでなく金融資産も結構持っておられる方なので、安売りをすることは考えておられない。

 アパートは、そこそこの家賃収入が上がっているが築年数は30年以上になる。

 価格査定をすると、売却可能な価格は、この方の思っている額よりずっと低くなると思われる。

 それを率直に伝えると、気分をこわされることは目に見えている。

 売却となると、管理会社に先に依頼をすることになるのだろう。

 売る人は、少しでも高く売りたいもの。

 かといって市場価格とかけ離れた希望価格では、絶対に売れない。

 だから、実際に売却可能な価格を指導することになるのだが、査定価格が安いと気分をこわす方が多い。

 不動産屋は売却の依頼を受けないことには商売にならないから、まずは甘い査定をする会社も少なくない。

 今回の相談のように、現在そこそこ収益が上がっていて、所有者がお金に困っていない物件の査定は難しい。

 そんなに安いなら売らないで持っておくということになる。

 かといって、建築後30年以上経った建物だと、今から補修に費用がかかるので、買う側はそのリスクを考えると相当な高利回りにならないと納得しない。

 お金に困っているのであれば、こんな話も納得されるのだが、このお客様はそうはならない。

 だから、本当のところは答えたくないと思ったのだが、嘘はいえない性分だもので、この方が気分をこわさないように言葉を選びつつ、私の見解をお伝えした。

 お客様は話の内容は納得されたようで、「そんなもんなんですかねー。もうしばらく持っておいた方が良いような気もするし、もう少し考えてみます。もし売却することになったらお願いしますね」と言って帰られた。

 しかし、悪徳不動産屋はわかっている。

 この方が売却するときは、管理している不動産会社に依頼するだろうことを。

 私の存在は、無料セカンドオピニオンでしかないのだ。

2014年6月 8日 (日)

悪徳不動産屋日記 もめても力になれません1

 数日前から、当社の目の前の空き店舗で内装工事をやっている。

 

 独立当初の6年間私が借りていた賃貸店舗で、私が現在の事務所に移ってから、2度入居があったが、退去してこのところ数年開いたままになっていた。

 

 当社の目の前だし、当然当社も賃貸仲介の依頼を受けていた。

 

 当社の他にもう1社依頼をしていて、そちらの会社で入居者を見つけたのだろう。

 

 どちらにしても、預かっている鍵を返却しなければいけないと思って連絡をとった。

 

 「入居者が決まったみたいですね。目の前にいて力になれなくてすみません」と、一応お詫びした。

 

 私は悪徳不動産屋らしくなく、自分の非は、すぐに詫びてしまうのだ。

 

 すると、私の言葉を遮るように、「直接貸してくれとたずねて来た人がいたから貸すことにしたのよ」とおっしゃる。

 

 他の不動産会社の仲介でもなく、入居希望者が直接家主を訪ねていったらしい。

 

 当社の目の前だし、当初は当社の入居者募集のポスターを貼っていたのだけど、1年以上入居者が決まらなくて、家主から「ポスターを剥がしてくれ」言われて、入居募集のポスターは貼っていなかった。

 

 1社に限定して依頼すると、他の不動産会社が決める場合仲介手数料を、両社で折半することになる。

 

 それだと他の不動産会社が入居者募集に力を入れてくれないので、専属の不動産会社をはずして、複数の不動産会社に頼みたいと思ってのことではないかと想像していた。

 

 1年以上も入居者が決まらないのだから、家主さんの気持ちはわかる。

 

 商店街には空き店舗がめだっていて、5年も6年も空いたままの店舗が目につく。

 

 とはいうものの、自分の事務所の目の前の物件だから、1年以上も決まらなくて、気にならない日はなかった。

 

 顔を合わせてのもつらく感じていたから、他業者にも依頼してもらってホッとする気持ちもあった。

 

 しかも、他の不動産会社に依頼する際に、家賃を当社へ依頼した時の半額にダンピングしていた。

 

 田舎町とはいえども、当地(宮崎県の北端の街・延岡市)でも安アパートなみの金額である。

 

 報酬額が少ないから仕事に身をいれないわけではないが、店舗物件は入居後も、なにかと入居者と家主の調整が出てくる。

 

 3~4万円の報酬では、やってられないと思うことが少なくないのだ。

 

 私は、心から、入居者が決まったことに、祝福の言葉と力になれなかったお詫びを述べて、鍵を返却した。

 

 しかし、ちょっと気がかりなことがある。

 

 入居者は、「不動産屋抜きで貸してください」と、家主を直接訪ねて来たらしい。

 

 「ずっと空いていたから気になっていて」、借りたいと思っていたらしいが、格安物件として、当社に電話で問い合わせのお客様にも紹介しているし、他の不動会社、何社にも紹介している。

 

 そんな流れの中で情報を聞いていたお客(お客ではないな)、人、かもしれない。

 

 私の経験では、「不動産屋抜きで」と持ちかける人との話は、あとあとこじれることが多い。

 

 格安家賃だから滞納の心配はないのかもしれないが、滞納があっても協力はしてやれない。

 

 もともと私は、こう見えて(どう見えているかはわからないが)気が弱い。

 

 もめごとには大の苦手だ。

 

 自分のことで、もめごとが起こったら、あっさり相手の言い分を聞いてしまうことが多い。

 

 戦う前に逃げ出してしまう。

 

 しかし、仕事となると別。

 

 依頼者の利益を守るためには、嫌でも、もめごとから逃げるわけにはいかない。

 

 全力で解決に当たる。

 

 今回の家主は、先々問題が起こったとしたら、家主は、まず私に相談をしてくることだろう。

 

 もちろん無料で。

 

 しかし、私は、もめごとが苦手なのです。力にはなれません。

 

 家主自らが自分で蒔いた種。

 

 私は相談には乗らないだろう。

 

 そうすると、家主は私のことを、なにもしてくれない悪徳不動産屋だと近所に触れ回るかもしれない。

 

 だから私は、ここに前もって宣言しておく。

 

 「もめても、私は、手助けできませんよ」と。

2014年6月 7日 (土)

ボールペン付メモ帳

 最近、物忘れがひどい。


 あれをやろうと思って、数秒後に忘れてしまったりする。

 それで、なんでもメモしようと思って、ポケットに小さいメモ帳を入れている。

 A7サイズの小さいメモ帳で、100円ショップで3冊100円で売っていた物だ。

Img_0076_2

 罫線がないのが気に入っていて、モレスキンの手帳みたいに、ゴムバンドで閉じておけるのも良い。

 ロディアのメモ帳のような風格も備えていて、安っぽくない。

 リングノートになっているので、片手で持って記入するのにも都合がいい。

 1冊80枚もあって、3冊で100円だから、ケチな私でも惜しみなく使うことができる。

 A7サイズの極小サイズだから、ワイシャツのポケットだと、顔を出さずに収まる。

 表紙が厚紙になっているので、ズボンのポケットに入れても、収まりがいい。

 常に身につけていて、なんでも書き留めておこうという作戦だったのだが、困ったことが出てきた。

 メモ帳は常に身につけているのだが、筆記用具がなくて、筆記用具を探している間に書こうとしたことを忘れてしまうことがあるのだ。

 ひょっと思いついたアイデアがあって、忘れないように書き留めようと思って、メモ帳を出したものの筆記用具が見つからない。

 それを探している間に、書こうとしていたことをわすれてしまうのだ。

 それで思いついたのがこれだ。


Img_0077_2
 
 メモ帳の裏に、ゴムバンドを止めているハトメがある。

 その穴を利用して紐でボールペンを結ぶことにした。

 これが、すこぶる便利がいい。

 ワイシャツのポケットにさしているボールペンもあるのだけど、机で仕事をするときに使うと、ポッと机のどこかに置いてしまうもので、結構1日に何回もボールペンを探すことになる。

 メモ帳とボールペンをいっしょにしてからというもの、ボールペンを探す回数が随分少なくなった。

 このアイデアで新製品は開発できないかな。

2014年6月 6日 (金)

アンバサダー

 横浜FCの三浦知良選手が、日本サッカー協会から、JAFアンバサダーとして、ワールドカップ開催中にブラジルに派遣されるというニュースがあった。


 悲しいかな、私には「アンバサダー」の意味がわからない。

 早速、愛用のスマートフォンで意味を調べる。

 「大使」「使節」とある。

 これならわかる。

 それだったら、親善大使とすればいいんじゃないか!

 私は英語が大の苦手で、英語で表記されるとチンプンカンプンなのだ。

 テレビで、政治屋さんや高学歴のコメンテーターさんの話は、やたらカタカナ語が多くて閉口している。

 しかし、アンバサダーって言葉って、普通に日本語として使われているカタカナ語なの?

 親善大使の意味がわからない人はいないだろうけど、アンバサダーをわからない人は6000万人くらいいるんじゃないかと思う。

 英語が駄目な私は、そう思いたいのだ。

2014年6月 5日 (木)

青島太平洋マラソン2014 迷える日々

 ここのところ、立て続けに3人から、「今年の青島太平洋マラソンどうするんですか?」と聞かれた。


 3人とも私のブログを読んでくれている人のようだ。

 5月から少し練習を始めているのだが、青島太平洋マラソン出場を迷っているという記事を読んでくれたのだろう。

 5月は、7㎞を12回走っている。

 仕事の関係で走るのは夜で、走る日は飽食はできない。

 腹一杯食べて走ると、食べたものが逆流してくる。

 それで、走ろうと思う日は腹8分というか、いやしいもので、実際には腹9分くらいにしている。

 すると1カ月で体重が3㎏くらい減った。

 体脂肪は2%くらいの減。

 血圧は正常値になるし、いいことばかりのようではあるのだが、まずいことに頬の肉が落ちてしまう。

 年をとって顔がやせると、めっきり老けて見える。

 去年、それを経験していて、それが青島太平洋マラソン出場をためらう原因になっている。

 もともと、青島太平洋マラソンにでたのは、フルマラソンを1度経験してみたかったからだ。

 思いの外、苦労無しに完走できたし、目的は達成した。

 しかし、完走した後、もう一度走ってみたいと思った。

 その気持ちが残っていて、練習を再開したところなのだが、つまらないことで迷う日々なのである。



2014年6月 4日 (水)

結局デブ。レコーディングダイエットの岡田斗司夫さん。

 新聞の本の広告をみて「あれっ?」と思った。


 ホリエモン(堀江貴文さん)の新刊の広告だった。

 最近、ホリエモンさんの露出が多い。

 刑務所に入っていても、有料メルマガでサラリーマンの数十倍も稼いでいたし、刑務所生活を本にしたり、瀬戸内寂聴さんとの対談本を出したりと大忙しだ。
 
 有名人の出す本だから、当然のごとく堀江さんの顔写真が目に止まるような広告になっている。

 書名は、「ホリエモンとオタキングが、カネに執着するおまえの生き方を変えてやる!」とある。

 広告には、おなじみの堀江さんの隣に、太った中年の男性が方を並べて写っている。

 この人が「オタキング」なのだろうけど、「オタキング」なる人物は誰なんだろう?

 と思ったが、どこかで見たような顔でもある。

 ひっとしてあの人?と思ったが、あまりにも違っている。

 「あの人?」と思ったのは、「いつまでもデブと思うなよ」ベストセラーを出した人。

 えっと、名前は、確か、岡田さん。

 食べたものを記録するだけで、まったく苦痛無しにやせるレコーディングダイエットなるダイエット法を提唱して、50㎏ものダイエットに成功したという人だ。

 で、広告の著者名を確認してみると、「堀江貴文×岡田斗司夫」とある。

 書名にある「オタキング」なる人物が岡田さんのようだ。

  ホリエモンさんの本の内容より、岡田さんの激太りの方が気になってしまった。

 でも、これはないよなあ。

 度量の小さい私は、あの時の岡田さんの話と、今の岡田さんの姿を照らし合わせると、岡田さんの言葉は、余り信用できないなと思ってしまう。

 それにしても、太らないようにするって、本当に難しいのだなあ。




2014年6月 3日 (火)

再利用ロケットで格安宇宙旅行 蛇足

 またまた、スペースX社のファルコン9の報道記事から一つ。


 スペース社は機体製造におけるコスト削減のため、さまざまな新技術を開発している。

 例えば、「21世紀のロケット」と誇る技術のひとつに、摩擦攪拌接合という技術がある。

 飛行中に高圧がかかるロケットは、飛行機のように溶接やリベットでつなぐ方法が使えない。

 それで、従来のロケットは板を曲げて機体を削りだしていたが、厚さ数センチの板を数ミリまで薄く削る熟練技術が求められ、非常に高コストになっていた。

 スペース社が開発した摩擦攪拌接合というのは、材料を回転しながら押しつけ、摩擦熱で材料を柔らかくしてくっつけるという技術らしい。

 面白いのは、同社が製造技術の特許は取らないということ。

 その理由に納得。

 「ライバルの中国は特許をレシピ本のように使うからだ」というのだ。

 特許を取るためには、その技術を明らかにしなければいけない。

 中国は特許権を無視して、その技術を真似するということを言っているのだろう。

 なるほど。

 絶対に人に真似ができない技術であれば、特許はとらない方がいいんだなと気づかせてもらった。


2014年6月 2日 (月)

松山英樹、アメリカツアーで優勝。くやしさを隠さない石川遼。

 ゴルフの松山英樹選手が、アメリカのトーナメントツアーで優勝した。

 日本人紙上4人目の快挙だ。

 同大会に出場していた石川遼選手は57位だった。

 松山選手の快挙を祝福する石川選手の写真が掲載されていた。

 また、石川選手はブログで「英樹が勝ちました!英樹&チームのみなさんおめでとうございます」と、その栄誉をたたえていた。

 しかし、祝福の言葉に続いて、「日本人が買った嬉しさはあります!けど!けど!悔しいです。」と、本心を現していた。

 「けど!けど!」という言葉の繰り返しに、石川選手の悔しさがにじんでいる。

 本音は、嬉しさよりも悔しさのほうが、はるかに大きいのだと思う。

 私だったら、顔がひきつって、笑顔をつくることができないかもしれない。

 こんな場面で、「自分のことのように嬉しい」とかいう人がいるが、私はそんな言葉を信じられない。

 TBSの「サンデーモーニング」のスポーツコーナーの「喝」で有名な張本さんが、自分の選手時代を振り返ってこんなことを言っていた。

 張本さんは、首位打者7回、通算安打3085本の日本記録を持つ(イチローは日米通算でこの記録をうわまっているが)、長嶋さん王さんに匹敵する大打者なのだが、「チームの勝利より自分の記録の方が大事だった。一番嬉しいのは、チームの仲間が打てなくて、自分だけヒットを何本も打ったときの方だ。」などと、偽悪的発言さえしていた。

 「そんなことはないでしょう?」と、突っ込みを入れられても、「スポーツ選手の本音はそんなもんですよ。他の者が成績が悪くて、自分だけが成績が良いことが一番嬉しいものですよ。」と断言していた。

 私は、張本さんは正直な人だなと思ったものだった。

 人は、そういうところを持っていると思う。

 少なくとも、私はそうだ。

 石川選手の「けど!けど!口惜しい!」という発言を聞いて、私は石川選手をもっと応援したいと思った。

 「日本人選手が勝って、自分のことのように嬉しい!」なんていう人間を、私は信じられない。

 だから、私は悪徳なのだろう。

再利用ロケットで格安宇宙旅行 追記

 昨日のスペースX社のファルコン9の話だが、機体の再利用だけではなく、製造コスト削減の苦労話も面白い。


 ファルコン9は全長68メートル。

 日本の誇る「H2A」(全長58メートル)より一回り大きい。

 それでいて打ち上げ費用はH2Aの半額近い。

 その低コストは、どうやって実現されたのだろう。

 スペースX社は、今までのコスト高の理由は、官需に支えられた防衛産業特有の多重下請け構造と、1,960年代の技術を使い続けていることにあるとして、機体の7割以上を自社工場で生産することにした。

 自動車などと比べても、コスト削減できる要素がはるかに大きいという。

 なるほどである。

 いずれの国も、官が絡むと無駄なお金を浪費しているのだなあと、改めて認識させられる。

 政官財のお歴々が原子力発電に精力をかけるのも、同じなのではないかと思ってしまう。
 

 
 

2014年6月 1日 (日)

再利用ロケットで格安宇宙旅行。

 打ち上げ費用が数百億円かかるロケットの機体は使い捨て。


 使い捨てにしていた機体を無傷で回収して再利用すれば、打ち上げコストが大幅に削減される。

 アメリカのスペースX社がそんな開発をしているそうだ。

 その名は「ファルコン9」。

 5月の実験では、1段目だけを打ち上げ、上空1㎞まで上昇した後、ゆっくりと発射場に着陸した。

 というと簡単なようだが、エンジンを再点火して、姿勢を制御しながら垂直に、狙いどおりの着陸点に、きっちりと着陸したのだ。

 通常のロケットと違い、下部に4本の脚がついていて、着陸のときは脚を広げてふわりと軟着陸をする。

 機体の再利用が成功すれば、毎回かかる費用は燃料費のみ。

 これまでにも、スペースX社は、製造についてもさまざまな開発を進めていて、驚異的な低コスト化を達成している。

 機体の再利用により、さらなるコスト削減が可能になる。

 スペースX社が宇宙事業に参入した理由は、火星移住を実現するため。

 火星に温室を建設し、10人程度のコロニー建設から始め、将来は人間が住む町をつくるという壮大なものだ。

 旅行費は1人50万ドル(約5,000万円)を見込み、火星行きロケットの間は胃を10年~12年後と予測しているそうだ。

 宇宙旅行が現実のものになるのも夢ではないようだ。

 

 とはいうものの、私個人的には、5,000万円の費用を作ることが現実的ではないかな。



 

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