山口雅子ソプラノ・リサイタル 宮崎県立延岡西高等学校同窓会 追記
山口雅子さんのソプラノリサイタルの追記。
歌と声に感動したことは書いた。
歌だけではなく、曲と曲の合間の、おしゃべりがまた楽しかった。
私は、雑学自慢おじさんなのだが、「へぇ、そうなんだ」と思う話が、いくつもあった。
一番びっくりした話は、「サマータイム(Summer time)」が、アメリカのオペラのアリアだったということだ。
私は、「サマータイム」はジャズのスタンダードだと思っていた。
それは私に限ったことではなく、多くの人が勘違いしているはずだ。
オペラの冒頭で、ヒロインが赤ん坊に歌いかける子守唄だという話をして、山口さんはオペラのアリアを熱唱した。
曲調はブルースだが、なるほどクラッシック曲である。
次の日にウィキペディアで確認してみたところ、「サマータイムはジョージ・ガーシュウィンが1935年のオペラ「ボギーとベス」のために作曲したアリア」とある。
そういえば、山口さんが歌の紹介のお話で、「ジョージ・ガーシュウィン」って言っていた。
1936年に、不世出のジャズボーカリスト、ビリー・ホリデイが歌って大ヒットさせ、ジャズのスタンダードになったそうだ。
私は、てっきりビリー・ホリデイの歌だと思っていた。
音楽としっかり取り組んでいる人には、わかりきったことなのかもしれないが、いい加減に音楽を聴いている私にとっては、驚きの真実だった。
サマータイムは、何百、何千とカバーされている。
エラも歌っているし、コルトレーンもマイルスもビルエバンスも演っている。
でも、どこかビリーホリデイの影響から抜けきらないでいるジャズ・スタンダードだった。
山口さんの歌うサマータイムはオペラだった。
初めて、クラシックボーカルも良いもんだと思ったリサイタルだった。
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