松山英樹、アメリカツアーで優勝。くやしさを隠さない石川遼。
ゴルフの松山英樹選手が、アメリカのトーナメントツアーで優勝した。
日本人紙上4人目の快挙だ。
同大会に出場していた石川遼選手は57位だった。
松山選手の快挙を祝福する石川選手の写真が掲載されていた。
また、石川選手はブログで「英樹が勝ちました!英樹&チームのみなさんおめでとうございます」と、その栄誉をたたえていた。
しかし、祝福の言葉に続いて、「日本人が買った嬉しさはあります!けど!けど!悔しいです。」と、本心を現していた。
「けど!けど!」という言葉の繰り返しに、石川選手の悔しさがにじんでいる。
本音は、嬉しさよりも悔しさのほうが、はるかに大きいのだと思う。
私だったら、顔がひきつって、笑顔をつくることができないかもしれない。
こんな場面で、「自分のことのように嬉しい」とかいう人がいるが、私はそんな言葉を信じられない。
TBSの「サンデーモーニング」のスポーツコーナーの「喝」で有名な張本さんが、自分の選手時代を振り返ってこんなことを言っていた。
張本さんは、首位打者7回、通算安打3085本の日本記録を持つ(イチローは日米通算でこの記録をうわまっているが)、長嶋さん王さんに匹敵する大打者なのだが、「チームの勝利より自分の記録の方が大事だった。一番嬉しいのは、チームの仲間が打てなくて、自分だけヒットを何本も打ったときの方だ。」などと、偽悪的発言さえしていた。
「そんなことはないでしょう?」と、突っ込みを入れられても、「スポーツ選手の本音はそんなもんですよ。他の者が成績が悪くて、自分だけが成績が良いことが一番嬉しいものですよ。」と断言していた。
私は、張本さんは正直な人だなと思ったものだった。
人は、そういうところを持っていると思う。
少なくとも、私はそうだ。
石川選手の「けど!けど!口惜しい!」という発言を聞いて、私は石川選手をもっと応援したいと思った。
「日本人選手が勝って、自分のことのように嬉しい!」なんていう人間を、私は信じられない。
だから、私は悪徳なのだろう。
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