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2014年7月23日 (水)

賞味期限より経験値

  昨日の「あさチャン」で、賞味期限切れの食品を食べるか?食べないか?というアンケートをとっていた。

 大手食品メーカー2社が、賞味期限の表示を年月日から年月に変更することにともなう検証コーナーだった。

 表示変更は、まだ食べられる賞味期限切れの商品が捨てられるのを防ぐのが目的だという。

 表示を年月日から年月に変えて、どれほどの効果があるというのだろう。

 7月1日とすると、7月2日には賞味期限切れになる。

 7月と表示すると、期限は7月31日までになり、最大30日の延命効果があるというわけだ。

 最大30日だが、平均すると14~5日ということになるのだろうか

 「あさチャン」の、100人街頭アンケートの結果は、賞味期限切れのモノを食べるのは、ありが68人、なしが32人だった。

 ありが多いことに、若干、安堵した。

 街頭インタビューでは、小中学生は1日でも過ぎると食べないと答える子が多かった。

 概して若い人は賞味期限切れのモノは食べないが、年配者は食べる。

 私はといえば、賞味期限はまったく気にしない。

 私クラスになると、見た目と臭いで痛んだものはわかる。

 冷蔵庫に入れたまま忘れていた納豆なんぞは、1カ月くらい過ぎていても平気で食べる。

 ただし、見た目と臭いで痛んでいないことを確認の上のことである。

 私が幼少の頃には賞味期限なんぞなかった。

 大人が、クンクンと臭いをかいで大丈夫というものは大丈夫だった。

 食い意地がはっていて、大人がやめとけというものを食べたり、自己判断で腐ったものを食べて、苦しい思いをしたこともある。

 そんな経験を重ねてきているから、腐っているものを見分けることができるのだ。

 若い人たちは、腐った食べ物が、どんな色をしているか、どういう臭いを発するかを知らない。

 だから、賞味期限をかたくなに守るしかない。

 父親をまったく尊敬していない我が家の子供たちは、いくら私が大丈夫だと説明しても、賞味期限の数字の方を信頼している。

 賞味期限というやつは、人間が本来持っている能力を一つ捨てた結果生み出されたものなのだ。

 行政もメーカーも、デンと居直って、「賞味期限なんて関係ないよ」と宣言してもいいのだ。

 それより、なにより、賞味期限が過ぎるまで食べないようなものを買い込まないことだ。

 食べ物を粗末にしていると、いつか罰があたるぞ。

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