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2014年7月16日 (水)

悪徳不動産屋日記 悪徳不動産屋の気の迷い。期限ある命。

 今朝のこと。

 商談中の店舗物件に行こうとして、1本道を間違えた。

 その通りには保健所があって、その入り口が広くなっているので、そこで、Uターンした。

 Uターンするときに、保健所の玄関の掲示板に貼ってあるポスターがちらっと目に入った。

 犬の写真が何枚か掲示されているようだった。

 迷い犬の買主を探すポスターなのだろうと思って、そのまま行き過ぎようとして、ふと思った。

 あれは、保健所に持ち込まれた捨て犬じゃないのだろうか。

 私は悪徳不動産屋。

 捨て犬なんか関係ないのだけど、なぜか気になった。

 バイクを引き返して、ポスターを確認した。

 やっぱり、保健所が引き取った犬だった。

 写真と、拾われた日時・場所が記載されている。

 そして、○月○日までに買主が見つからないときは処分しますという文字が、私の目を突き刺してきた。

 その期日は、あと数日後に迫っている。

 数日後には、この犬に確実に死が到来する。

 4匹の犬が、生命を断ち切られるのを待っている。

 ウチは庭も駐車場もなく狭い家に、猫好きの家内が拾ってたき猫が3引きいる。

 猫好きの家内も、これ以上飼うのは無理だと言っている。

 悪徳不動産屋の気の迷い。

 なんだか、自分が悪いことをしているような気がしてきた。

 保健所は、幹線道路から1本引っ込んだ、往来の少ない通りにある。

 こんなところに掲示しても何の効果もないだろう。

 インターネットを見てみたが、取り立てて処分する犬たちに関するページはない。

 とりあえず、地元ローカル紙「夕刊デイリー新聞社」の、当社担当の営業マンに電話して、保健所と提携して「消えかかっている生命」のコーナーでも作ったらどうかと提案してみた。

 それで罪滅ぼしになるとは思わないが、時間を置いてもう一度要請しようと思っている。

 今、保健所のホームページを細かく見ていたら、「宮崎ドッグアイランド」という動物愛護ネットワークのホームページの紹介があった。

 今日は時間がないので、このことは明日のブログに書こうと思う。

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