ついに、Razikoが聞けなくなった。
実は私は、その後も、Razikoで東京のラジオ放送を聴いていた。
本家radiko.jpでは、現在地をGPSやWi-Fi、基地局位置情報などから判定し、現在地で聴取できるラジオしか聴けなかった。
それに対して、Razikoは全国どこの放送も聴取可能だった。
それなのに、それなのに、IPサイマルラジオ「radiko.jp」が、有料でエリアフリー化機能「radiko.jpプレミアム」を開始したため、「Raziko」で、エリアを指定するオプションが利用できなくなった。
陸の孤島。夏目漱石の「ぼっちゃん」で「猿と人間が半々に住んでいるでいる」と言われた当地(宮崎県の北端の街・延岡市)である。
高速道路網からも取り残され、鉄道は日豊「本線」といいながらも単線で、列車は1時間に2本しか走っていない。
せめて、空中を飛ぶ電波だけでも都会並みに受信できないかと思うのだが、テレビは民放2局のみ。ラジオも中波もFM局も、民放は1局のみ。
なるほど、電波は空中を飛び回っているが、電波をとらえる基地局を儲けるには金がかかる。
だから、猿が半分住んでいるような田舎町ではテレビもラジオも最低限を甘受するしかなかった。
それがインターネットのおかげで、全国の好きなラジオ局の放送を聴けるようになっていた。
それなのに、それなのに、これまで「Raziko」がやっていたと同じことを、大きな力が運営する本家「radiko」が有料で始めたことで、「Raziko」はエリア設定機能を無効化してしまった。
と、長々と、以前書いたことと同じ内容を繰り返してしまったが、実は私は、その後もRazikoで東京のラジオ放送を聴いていた。
私は臆病なもので、エリア設定ができるRazikoが存在してることが官権にばれると、官権がRazikoの殲滅に動くことが心配で、そのことを内緒にしていた。
内緒にして無料で東京のラジオ放送を聴いていようという、さもしい考えを持っていたのだ。
しかし悪事は長くは続かなかった。
愛用のスマートフォン「ギャラクシーノート」を落としてガラスを割ってしまった。
ガラスがひび割れたけど、なんとか使えないこともなかったのでそのまま使おうと思ったのだけど、使っているとガラスがポロポロとかけてきた。
このまま使っていて液晶が反応しなくなると、データの移設が難しくなる。
それで、携帯保証お届けサービスを使って、本体を交換してもらうことにした。
携帯お届けサービスというのは、ドコモの携帯電話を全損、紛失した場合にサービスセンターへ電話をかければ、翌日には、同一機種、同一色の新品同様の携帯電話が配送されるサービスである。
私は2回目の利用で8600円の負担だが、申し込みの次の日には新品同様のスマートフォンが届いた。
便利というか、怖いものもあるのだが、簡単な設定で、今まで使っていたアプリは自動的に新しいスマートフォンに組み込まれる。
ところがである。な、な、なんと、「Raziko」は組み込まれていない。
あちゃー。
「Raziko」は、再インストールしなければならない。
私の「Raziko」生活は終わった。
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