24時間テレビ 城島さんが101㎞マラソン完走
一昨日の日曜日、TOKIOKの城島さんが恒例の日本テレビ「24時間テレビ 愛は地球を救う」で101㎞マラソンを完走した。
「24時間テレビ」は、チャリティーを商品化しているようで、私は好きではない。
だけど、番組の看板イベントの24時間マラソンだけには興味がある。
私は、ずっと前からフルマラソンを走ってみたいと思っていたから、テレビタレントが24時間かけて100㎞の長距離を走るのには興味があった。
善意の押しつけみたいな場面には嫌悪感を感じるので、ちょくちょくチャンネルを変えてマラソンの経過だけを見ることにしている。
人が、24時間マラソンに限らず、ただひたすら走るだけで変化のない画面に引きつけられるのはなぜなのだろう。
自分がなし得ない、体力の限界まで追い詰めて走る姿に人は心を打たれるのではないだろうか。
去年までの私はそうだった。
苦痛に耐えてゴールを目指す姿を感動しながら見つめていた。
ただ、感動しながらも、走っているのがタレントだから、苦痛の姿には演技が加わっていると、どこかで少しひいて見てしまうところもあった。
しかし、今年の私は、城島さんの痛みが身にしみてわかった。
私は、去年、念願の青島太平洋マラソンを経験して、その苦しみを身をもって軽々している。
35㎞を越してからの足の痛みは尋常ではなかった。
ましてや、その2倍以上の100㎞を走るのだから、足の痛みは想像できる。
城島さんの頑張る姿に、涙が出そうになる。
そして、沿道の声援が痛みを和らげてくれることも実感している。
今年は、「みなさんの声援があったから走りきることができました」という言葉を、本当にそのとおりに感じることができる。
マラソンは人を感動させる。
感動が、ゴールシーンで42%の視聴率をとらせたのだろう。
アナウンサーの実況も心を揺さぶる。
実況のアナウンサーが、今年の沿道からの声援で特徴的なのは30代、40代の声援が多いと報じていた。
気になったのは実況するアナウンサーが、何度も何度も発するセリフ。
「年齢的に自分は走れないと思っている人たちが、自分の年代を代表して走る城島さんの姿に勇気づけられているのでしょう」という言葉を聞いて、私の心が揺さぶられた。
もう走らないと決めたフルマラソンだが、私はまわりの初老の代表として、もう1度走ってみようかという、さざ波がたった。
でも、ひっかかるのは城島さんの「ただの43歳のおっさん」という言葉。
城島さんの言葉として何度も使われていたが、43歳は「ただのおっさん」だけど、63歳は何と言えばいいのだろう。
63歳は「じいさん」か?
まだ「じいさん」と呼ばれるには早し、「63歳のじいさん」では語呂が悪い。
「63歳のおじん」と称して、来年、また青島太平洋マラソンに挑戦してみようかな、なんて思ってしまった。
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先日の日曜日、札幌マラソンがありました。
その日、夢を見たのですが、我が街札幌で、自分も久し振りに軽くジョギングでもしようか、というものです。
しかし夢の中で、今現在は視力が無いので無理だという事に気が付きました。
学生時代などは視力があったのでけっこう長距離を走りましたので、夢の中でがっかりしていたのです。
その後現実の話ですが、用事を兼ねて爽やかな風の中をゆっくり散歩しましたがとても気持ちが良かったです。
走れば確かに達成感や充実感が大きいとは思いますが、適わぬ現在、少し視点を変えればそれなりの充足感があることに気付かされます。
それでもフルマラソンは魅力です、健康に留意され、どうぞ頑張ってください。
投稿: 藤按 | 2014年9月 3日 (水) 10時02分
お心遣いありがとうございます。
藤按さんは長距離が得意だったんですね。
私は、若いころからずっとスポーツとは無縁でした。
去年、思い立ってフルマラソンを走って、大会出場はそれが最初で最後にしようと思っていました。
でも、人が走るのを見ていると、また走ってみたいなという気持ちになります。
北海道マラソンは一流選手も出場するそうで、いっしょに走ってみたい気がします。
去年の初マラソンの記録が5時間を切っているので、参加資格はあるようです。
ちょこちょこジョギングはやっていますので、大会出場を視野の片隅に入れて練習に取り組むことにします。
青島太平洋マラソンでも、目の不自由な方が何人か出場していましたよ。
藤按さんも、いかがですか?
投稿: johokan | 2014年9月 3日 (水) 11時38分
そうでした。
今回のは北海道マラソンでした。
10月のが札幌マラソンです。
つまりそのくらいしか感心が無いのです。
それでももう少し血圧が低ければ走ってみたい気もします。
投稿: 藤按 | 2014年9月 3日 (水) 15時19分