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2014年9月22日 (月)

3割超「住みたくない」 広島の被災者、再発を懸念

 3割超「住みたくない」広島の被災者、再発を懸念。

 昨日の日経新聞の見出しである。

 住みたくないと言っているという人が3割もいるという見出しだが、私は、住みたくない人がたった3割しかいないのか?と疑問に思った。

 むしろ驚きの気持ちで記事を読み進めた。

 この記事は、広島市の土砂災害で、被災した住民61人に共同通信が聞き取り調査をしたもの。

 調査は15~19日、被害が大きかった安佐南、安佐北両区の住民を対象に面談と電話で実施。18~82歳の男女が回答した。

 今後の住まいについては、20人が移住を希望。自宅が全壊した人も多かった。

 32人が「元の場所に住み続けたい」と答えたが、うち20人は経済的な負担を抱えたり、自宅が壊れたりしていた。

 これを文字通りに読むと、12人の人は家が壊れてもいないし経済的な負担も無いという状況で、元の場所に住み続けたいということもいえる。

 どんな聞き取り調査をしたのだろう。

 あれだけの大災害を経験して、なおかつ能動的に「元の場所に住み続けたい」と、半数以上の人が考えているのだろうか。

 少なくとも、「住み続けたい」とされた32人のうち、経済的な負担を抱えている20人の人たちは、「住み続けたい」のではなくて「住み続けるしかない」という答えなのではないか。

 このアンケートのなかで、現在の不安を複数あげてもらっているが、一番多かったのは金銭面の不安だった。

 人が土地に抱く愛着は、いろいろだから、住み慣れた土地を離れたくないと思っている人もいるのだろうけど、経済的な負担がまったくないとしての質問だったら、きっと違った結果が出ていることだろう。

 生命の危機を感じながらも、その土地を離れられない。

 人は、同じ災害が起きないことを祈るしかない。

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