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2014年11月 3日 (月)

悪徳不動産屋日記 無料で貸して②

 昨日、当社で管理している駐車場にちょっと車を置かせてくださいと頼まれた話を書いた。


 昨日の方は、私から土地を買って家を建てた方で、自宅の隣にたまたま当社が管理している駐車場があって、そこにちょっと車を停めさせてもらえないかという相談だった。

 この方は良識のある方で、月極めで人に貸しているので私が駐車を許可することはできないという説明をすぐに納得された。

 しかし、人の土地を無料で貸してくれという話を断ると、腹を立てるヤツが少なくない。

 つい先日、こんな電話があった。

 「〇〇建設工業の××と言います。△△町の店舗のことで話を聞きたいんですが・・・」

 幹線道路に直接は面していないが、道路のアクセスはいいし、六台分の駐車場がついていて、建築関係の事務所としては申し分ない店舗だ。

「はい。当社で管理していますが、どういうことでしょう?」

 当然、物件についての問い合わせと思って応対をする。

 すると、「この近くで道路工事をするのだが、この店舗が空いているようなので駐車場を工事作業の資材置き場と車置き場として貸してくれないか」と言うのであった。

 何日間かと聞くと、今日一日だけのことだという。

 「汚したり傷めたりすることはないので、迷惑はかけない」ともいう。

 ようするに、無料で置かせてくれということのようだ。

 どうせ空いているのだから、使ってもいいだろうということのようである。

 しかし、昨日の記事にも書いたことだが、これは私の所有する物件ではなく、私が
勝手に了解するわけにはいかない。

 いままでにも、こんな話は何度かあった。

 売り地の看板を建てている土地を、道路工事期間の数日から数週間貸してくれというような話である。

 しかも、いつも無料で使わせてくれという話ばかりなのだ。

 どうせ空いている土地で、使っても減るわけではない、という考えなのだろう。

 こんなとき私は、地主に連絡をとり、地主の許可をとって了解していた。

 私は悪徳不動産屋なのだが、なぜか私が依頼を受けている地主さんや家主さんは人のいい人ばかりで、断る方はいなかった。

 しかし、私の知り合いの会社なのだろうと思って、私の顔を立ててくれているように感じられることはある。

 私からの頼みではないのだが、地主さんには、「すいませんね」とか「申し訳ないです」という言葉を添えての依頼になる。

 道路工事といえば、公共工事。民間の工事に比べてそれなりの予算をもらっているはずだ。

 それなのに、工事が終わっても、手土産どころかお礼の挨拶をもらったことは一度もない。

 悪徳不動産屋と言われながら、タダで使い走りをしてきていた。

 数年前にそれに気づき、「どうせ使っていないんだから、ただで貸してくれても当然」というようなヤツには貸さないことに決めている。

 ちなみに、店舗の駐車場を使わせてくれと電話をかけてきた〇〇建設工業の○○さんに、「借り賃はいくらくらいで考えているんですか」と聞いたが、「え!空いている駐車場を使うだけで、お金を払うつもりはない」とのこと。

 ちょっと前までの私なら、「それなら貸しません」と言っていたのだが、狭い町のことなので、○○建設工業さんとどこかで縁ができるかもしれない。

 それで、「その店舗の入居はたのまれていますけど、家主さんの了解をもらわないと許可はだせません」と説明した。

 しごく当然のことを言っているのだが、いつものことではあるが、すんなり納得する人はいない。

 「今日一日だけですよ?」と言う。

 私は、「そんなら、お前が、お前の家の駐車場をお前が勤務中なら空いているから、ただで使わせてくれと頼まれたら、気持ちよく了解するか!」と厭味の一言をぶつけてやりたかった。

 それを、ぐっとこらえて、「私はわかるんですけどね、もし黙って車を置いているのを家主さんが見たら、私に苦情がきますからね」と説明すると、しぶしぶ納得という感じだった。

 そして次に出た言葉は、「じゃあ、家主さんに聞いてください」

 それが人にものを頼む言い方か!と怒りがこみあげそうになるが、これが悪徳不動産屋が相手する善良なる市民の方々の考え方なのだ。

 怒りをぐっとこらえて、「一応家主に聞いてみますね」と答え、家主に電話する。

 家主は、自分では判断できないようで(こんな簡単なことだが自分で断るのも気が引けるのだろう」、「どうしたらいい?」と聞いてくる。

家主も善良なる市民。自分が断って、悪者にはなりたくない。

ここは悪徳不動産屋に指導されたことにして断りたいのだろう。

 私が、「断っておきましょうか」となげかけると、即座に「そうして」と言われた。

 家主の断りの返事をもらった私は、○○工業の××さんに断りの電話を入れた。

 案の定、「なんの迷惑もかけないんですけどねー」と不満そうである。

 私は、「俺に余計な手間をかけて、迷惑をかけているじゃないか!」と怒鳴りつけたい気持ちを抑えて電話を切った。

 いつものことながら、善良な消費者相手に翻弄される情けない悪徳不動産屋なのである。

 

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