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2014年12月 7日 (日)

悪徳不動産屋日記 自分でやって

 電話が鳴った。

 

 発信者は駐車場の地主さん。

 先月、管理駐車場の振込間違いがあって、そのことをブログに書いたが、その地主さんだ。

  この方は、自宅の庭先を月極め駐車場として貸している。

 そんなに大きな敷地ではなくて、4台と契約をしている。

 年金生活だから生活費の足しにはなるのだろうが、居間の掃き出しの窓のすぐそばを他人が通ることになるので、自分のプライバシーを犠牲にしている。

 振込の間違いは地主さんの勘違いだったはずだが、また何かあったのだろうかと思いつつ電話をとった。

 要件は、自宅の一部を塗装工事するので、工事期間の3日間、一人人だけ駐車場所の移動を連絡してくれとのことだった。

 地主さんは仕事もしておらず、家にいることが多いので、駐車場の借り主とはしょっちゅう顔を合わせている。

 工事をすることは一応口頭で本人に伝えてはいたが、このたび日程が確定したので私から連絡をしてくれとの依頼だった。

 車の移動の場所のことを電話で説明してくるのだが、電話だから今いちよくわからない。

 それより、なにより、毎日のように顔を合わせているのだから直接言えばいいことだろう。

 相手にちょっと迷惑をかけるので、自分で言うのが気が引けて私に言わせようということだろう。

 それが大きな間違い。

 自分で言った方がトラブルにはならない。

 地主が言えば、相手も嫌だとは言いにくいものだ。

 不動産屋から伝えると文句の一つも言いたくなるというものだ。

 それで、「毎日顔を合わせているのでしょうから、直接話をすればいいですよ」と答えた。

 すると、朝早く出かけて、帰りは不定期だから連絡がつかないといけないので、私から連絡してくれないかというのだ。

 自宅の庭先を行き来する人なのだから、私が連絡するのは家主より手間がかかる。

 私が依頼を受けて、行き違い無く連絡をとるならば、車に連絡の手紙をはさむことにするだろう。

 それで、「ご心配なら、車に連絡の手紙でもはさんでおくといいですよ」とご助言申し上げた。

 「え えー ー。私から言っていいだろうか?」と言いつつ、不承不承納得された。

 簡単なことだから受けてあげればいいことのようだけど、すぐに確実に責任のある連絡をすることは簡単ではない。

 それに私は悪徳不動産屋。

 私の職務外のことで家主さんが自分でやれることは、自分でやっていただこう。

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